境内を奥に進むと、石段の上に頼朝の建てた永福寺(ようふくじ)から移されたと言い伝えられる本堂があります。中には、阿弥陀(あみだ)・釈迦(しゃか).弥勒(みろく)の過去・現在・未来を表す三世仏が安置されています。本堂の横にある収蔵庫には、本尊の阿弥陀三尊像(あみださんそんぞう)(国重文)と地蔵菩薩像(じぞうぼさつぞう)が安置されています。阿弥陀如来像は、鎌倉時代末期の宋(現在の中国)の影響を受けた彫刻で、像の高さが141cmもあり大きく立派なことと、粘土を貼り付けた土絞(どもん)という模様(もよう)があることでで知られています。
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尾道 2020年3月に閉館された「文学記念室 」
福山 鞆 十六羅漢像が安置されている「正法寺」
創建から400年が経った現在においては、枯山水の中に数々のお地蔵様が佇み、境内のお堂には鞆町の多くの信者から寄進いただいた十六羅漢像、そして堂内鬼門には毘沙門天を安置し、鞆の町において心の癒やし場として親しまれております。
釈迦からこの世にとどまり仏法を護るように命じられた十六羅漢
1.賓度羅跋羅堕闇尊者(びんどらばらだじゃそんじゃ)
2.迦諾迦伐蹉尊者(かなかばっさそんじゃ)
3.迦諾迦跋産堕閣尊者(かなかばりだじゃそんじゃ)
4.蘇頻陀尊者(そひんだそんじゃ)
5.諾矩羅尊者(なくらそんじゃ)
6.跋陀羅尊者(ばだらそんじゃ)
7.迦哩迦尊者(かりかそんじゃ)
8.伐闍羅弗多羅尊者(ばしゃらほったらそんじゃ)
9.戎博迦尊者(じゅはくかそんじゃ)
10.半諾迦尊者(はんたかそんじゃ)
11.羅怡羅尊者(らごらそんじゃ)
12.那伽犀那尊者(なかさいなそんじゃ)
13.因掲陀尊者(いんかだそんじゃ)
14.伐那婆斯尊者(ばなばしそんじゃ)
15.阿氏多尊者(あしたそんじゃ)
16.注荼半託迦尊者(ちゅうだはんたかそんじゃ)
羅漢とは、悟りを開いた修行者という意味です。