済法寺の裏山斜面の自然岩に多くの磨崖の羅漢像が刻まれています。 済法寺の裏山の一面に広がる巨岩に、釈迦如来座像を頂点として、4段ぐらいの岩群に、光背状に彫りくぼめて半肉彫りする十六羅漢磨崖仏があり、江戸時代の尾道石工の技術の切れをノミ跡に見ることができます。
ただし注意が必要です。見学用の道がないので山で遊んだ経験のある人はともかく、山遊びの経験がない人は、双眼鏡など準備して下から見てください。特に枯れ葉が落ちているシーズンは、滑りやすいので注意してください。
十六羅漢
お釈迦様の弟子で特に優れた代表的な16人の弟子を十六羅漢といいます。仏教を護持しようと誓ったとされる弟子達です。羅漢は阿羅漢の略で,供養に値する人という意味です。
羅漢は阿羅漢あらはんの略で、サンスクリット語の「arhat(アルハット)」が語源。 直訳すると「・・・するに値する人」「受ける資格のある人」という意味です。
これから発展して「修行を完成して尊敬するに値する人」「悟りを得た人」「悟りをひらいた高僧」を指します。
昔からたくさんある羅漢さまを一体一体ゆっくりと眺めてゆくと、必ず自分の親や知っている人によく似たものが見つかると言われます。 羅漢さまとはどんな人なのでしょうか?
頂上の釈迦如来坐像
釈迦は本名をゴータマ・シッダールタといい、ネパールにあるルンビニー園で王子として誕生しました。摩耶夫人の右脇から生まれた直後に七歩歩いて天を指し、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と宣言したそうです。
存在感がある釈迦如来座像
仏像のはじまりは、仏教の開祖である釈迦を具現化した釈迦如来です。当初は釈迦のみでしたが、大乗仏教でさまざまな如来が考え出されました。
羅怙羅は釈迦とその妃との間に生まれた実子。釈迦の成道(じょうどう)後に出家しました。厳しく戒律を守ったそうで
お釈迦様の弟子で特に優れた代表的な16人の弟子を十六羅漢といいます。
十六羅漢 羅怙羅(らごら、ラーフラ Rāhula)
釈尊の実子