大雄山 正法寺 (臨済宗妙心寺派)
福山市鞆町後地  標高:4.5m
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 1598(慶長3)年に創建された臨済宗の「正法寺」。京都の東福寺派・守意を開祖とした400年の長い歴史を持つお寺で、江戸時代には朝鮮通信使の常宿としても利用された名刹です。

 境内のお堂には、鞆町の信者により寄進された十六羅漢像が安置されていますが、実はもうひとつ、隠された十六羅漢があるのです。それが、奥座敷にある十六羅漢の屏風絵です。この水墨画は、鞆の絵師・門田勝人さんの筆によるもの。ふたつの十六羅漢、ぜひ鑑賞したいものです。また、お寺の鬼門の北方には、毘沙門天も安置されています。
 釈迦からこの世にとどまり仏法を護るように命じられた十六羅漢

 1.賓度羅跋羅堕闇尊者(びんどらばらだじゃそんじゃ)
 2.迦諾迦伐蹉尊者(かなかばっさそんじゃ)
 3.迦諾迦跋産堕閣尊者(かなかばりだじゃそんじゃ)
 4.蘇頻陀尊者(そひんだそんじゃ)
 5.諾矩羅尊者(なくらそんじゃ)
 6.跋陀羅尊者(ばだらそんじゃ)
 7.迦哩迦尊者(かりかそんじゃ)
 8.伐闍羅弗多羅尊者(ばしゃらほったらそんじゃ)
 9.戎博迦尊者(じゅはくかそんじゃ)
 10.半諾迦尊者(はんたかそんじゃ)
 11.羅怡羅尊者(らごらそんじゃ)
 12.那伽犀那尊者(なかさいなそんじゃ)
 13.因掲陀尊者(いんかだそんじゃ)
 14.伐那婆斯尊者(ばなばしそんじゃ)
 15.阿氏多尊者(あしたそんじゃ)
 16.注荼半託迦尊者(ちゅうだはんたかそんじゃ)

 羅漢とは、悟りを開いた修行者という意味です。




 正法寺(しょうぼうじ)は広島県福山市鞆の浦にある臨済宗妙心寺派のお寺です。
 当寺は慶長三年(1598年)京都・臨済宗東福寺派の守意を開基とし、元和九年(1623年)深溪和尚(しんけいおしょう)により妙心寺の末寺として再興されました。
 深溪和尚は布教とともに庭造りにも熱心で、奇木や珍石を多く集めて庭に数奇を凝らしたといわれ、江戸時代には朝鮮通信使の常宿としても利用されました。
 創建から400年が経った現在においては、枯山水の中に数々のお地蔵様が佇み、境内のお堂には鞆町の多くの信者から寄進いただいた十六羅漢像、
そして堂内鬼門には毘沙門天を安置し、鞆の町において心の癒やし場として親しまれております。
                            正法寺公式ホームページより




掲示:「生活信条」
 1日一度は静かに坐って身(からだ)と呼吸を整えましょう。人間の尊さにめざめ、自分の生活も他人の生活も大切にしましょう。生かされている自分を感謝し、報恩の行を積みましょう。
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