日本に稲作が伝来する以前はサトイモ重要な食料!

 日本では、稲作が始まる前まではクリ、クルミ、サトイモなどがデンプン源でした。米に比べれば、保存期間や収穫量にかなり差があります。
 そのためか、食べられるうちに、分け与える習慣が出来たのでしょうか?
 米や麦のように、収穫量が多く、長く貯えることができるようになると、人々は争うようになり、それも集団で争うようになったのですね。
 食べ物を分け与える習慣があると、少しは争いか少なくなるのでしょうね!

リタイア後の田舎生活のメリット!

 物価が高騰してきています。食費も高騰してきています。生活維持の対策として、家庭菜園にも目を向けたいものです。でも、食費をある程度カバーしようとすると、未経験では大変です。しかし、新しいことにチャレンジすることは、たとえ失敗しても、その経験は役に立つものです。いや、役に立つものにしていきたいものです!

その土地の風土を反映した食べ物!

 SDGsが叫ばれる時代、やはり、産業革命以降の時代は、人類にとって厄介なものだったという反省のようです。
 快適さを求め、便利さを求め、そして、うまいものを求め、ついには燃料を地下にまで求めるようになりました。そして、モノが地球上のあちこちに運ばれるようになりました。
 自然の神を大切にしてきた日本でも同様です。一度手に入れた快適さは、手放すことは難しいですね。せめて「地産地消」は心がけたいですね。健康にもいいようですから!

江戸の身近な菓子は饅頭だった!江戸の身近な菓子は饅頭だった!

 饅頭には面白い話しがあるのです。諸葛孔明が、荒れ狂う川を鎮めるため、人の生け贄がいるとの話を聞き、人の代わりに、大きな人の頭に似た饅頭をつくり、川の神にささげたという話など。
 いまでは温泉饅頭のように、おみやげの饅頭が多いのですが、食べ物にお話がプラスされると食べる楽しみが増えますね。
 「きびだんご」にプラスされた「桃太郎の伝説」のようになると、長い間、商品としても価値を保つことができます。
 もっともっと増えていくといいですね!

穀物を主食にしたのが1万年くらい前!

 糖質制限など、健康志向で食べ物に気を使うことも多くなってきています。健康食品も増えており、「からだにいいですよ」というものが目につきます。
 しかし、気になることもあります。「健康に良い食べ物」、「快適な環境」など、ヒトが快適に暮らすことが、生物としてのヒトの進化に貢献するのかどうか、言われることはないですね。
 地球環境の悪化、新たに生まれるウイルスなどへの、ヒトの対応力は、ヒトの生物としての対応力を変化させなくても、乗り切れるものなのでしょうか。細胞の対応力より、きっと意識の変化で乗り切れる、と信じましょう!

サプリメントも薬と同じようなもの!

 人類の歴史から考えると、やはり自然食品が良いのでしょう。人工的に作られてサプリメントは、現在の知識、現在の測定技術で照明できる範囲での効果です。まだ、測定技術が未開発のものは反映できません。まだ、理論が確定していないものは反映できません。
 ただ、多少曖昧なものでも人類は食べてきました。そして、適応してきました。その歴史の中で、当然、犠牲は出ていたのでしょう。そう考えれば、サプリメントも許されるのでしょう。
 でも、やはり自然食品の地産地消が良いのでしょうね。炭酸ガスの発生も少なくて済みますしね!

旬のモノを意識的に食べる!

 「旬(味のよい食べ頃の時期)」を大切にしたいものです。1950年代の後半に三種の神器といわれた家電の中に冷蔵庫がありました。この冷蔵庫が普及する前までは、旬のものを大切にしてきました。ということは、日本人のからだは、この旬のものを食べてきた結果でつくられたものでしょう。
 旬のものと地産地消が、日本人のからだづくりの原点にあるのでしょう。
 新コロナが世界中に蔓延し、物流が滞って、改めて「地産地消」の大切さに気がつきました。「旬のもの」の大切さにも、改めて気づく必要があるのでしょう!

卵がコレステロール値を上げるは間違い!

 健康志向が高くなってきているため、どんどん健康食品が増えてきています。どうするか、どれを選ぶか迷いますね。
 病気の治療方法はどんどん進歩したほうが良いのですが、アレルギーの増加を見ていると、日常はむかしながらの食生活のほうが良いような気もします。
 いまテレワークが増えているので、運動不足解消のため「家庭菜園」で野菜を栽培したらどうでしょう。
 そこで、からだに良い肥料を使い、無農薬野菜をつくり、収穫した野菜を水で洗い、料理する、といった食生活はどうでしょうか。
 地中細菌はある程度残っているかも知れませんが、ヒトの体はそのような環境の中で進化したのでしょうから、大丈夫でしょう!

無菌に近いものを口にする機会が多い!

 人類の歴史において、米とか麦を食べ始めたのは最近のわずか1%の期間です。それまでは、動物の肉、果実、根菜などを食べていたのでしょう。
 農耕が始まる前の99%の期間でヒトの体の基本ができてきました。それまでは、多くの人が一箇所に定住することはなく、食料や水がなくなれば、分散して移動して食料や水を入手していたのでしょう。
 しかし、人が定住するようになり、農耕が始まり、多くの人が一箇所で暮らすようになり、病気も増えてきました。
 それが150年ほど前に産業革命がはじまり、厖大な人達が狭い地域に暮らすようになり、その結果、病気の種類も増え、危険度もより高まってきています。薬があるものは乗り越えられるようになっていますが、薬がなければ危険度は高まっているのでしょう!

冷え性の人血流が悪い!

 寒い季節です。新コロナ対策のため換気を十分にしなければなりません。暖房で部屋が暖まるのですが、温暖化を考えるとそんなに温度を上げるわけにはいきません。やはり着るもので寒さ対策をすることがベターなのでしょうね。
 また、からだが暖まる食品を食べたほうがいいですね。からだを冷やす食べ物だけは避けましょう。年中手に入る食品が多くなっているので、注意が必要ですね!

ジャガイモと大航海時代!

 大航海時代は、南米で「じゃがいも」を見つけることができたので、壊血病にならず、健康で航海ができるようになったのですね。
 ヒトの繁栄の原点に「料理」があります。いろいろな食材を加工し、ヒトの口や消化器官に、適応させる料理ができるようになり、ヒトが生きていくことが出来るエリアが圧倒的に広がりました。そしていつの間にか「うまい」とか「まずい」とかしか考えなくなりました。
 しかし、半世紀で地球人口が二倍になり、温暖化がはじまり、食糧問題が浮き上がってきています。大昔、ヒト族が亡びるかどうかに直面していますが、また、真剣に対応しなければならない状態に、近づいてきているようですね!

栄養過多が感染症を誘発するのでは!

 病気のとき食欲がなくなるのは、病原菌に栄養を与えないという面もあるのですね。また、食べ過ぎや食べ慣れない物を食べると、からだに不調がおき、病気にかかりやすくなるという面もあるのですね。ある孤島では、日ごろほとんど芋しか食べないとことでは、その環境に応じた腸内細菌が構成され、からだに必要な栄養を腸内細菌がつくっているとか。
 はなしは変わりますが、新コロナウイルスは油膜で覆われているそうです。石鹸で洗えば、ウイルスの油膜が壊され、死んでしまうそうです。水洗いより、石鹸洗いを丁寧にやるとよいようです!

玄米は子どもの胃腸にかなりの負担!

 玄米食はからだに良いそうです。でも、玄米食が食べられるようになったのは、比較的最近のようです。その理由は、燃料代がかかるのが一番の理由だそうです。江戸時代に1人が1年間に使う燃料は、20年育った木を10~20本使っていたようです。
 多くの料理は火を使います。そして料理は、ヒトの口や消化器官に適合するように加工し、食べるものの種類を増やしてきました。その結果、動物の頂点に立っています。他の生物にとっては、やはり迷惑なことなのでしょうね!

肌の若さを保つユズ!

 健康の維持は、できるだけ天然の食べ物で保ちたいですね。実生の柚子(接ぎ木ではない実生の柚子)は、東北以南で広く栽培され、花言葉は「健康美」。ほとんど消毒の必要がなく、無農薬栽培が比較的簡単にできることが特徴です。柚子は果皮に栄養素が多く含まれているので、無農薬の柚子は「健康美」につながるのですね。
 輸入品の果物は日本では栽培できないものが多く、発芽しても収穫までは到底不可能で、種子が発芽しても、その種子はその果物や野菜の性質をそのまま受け継いではいません(味がイマイチとか、実が大きくならないとか、病気に弱いとか)。そのため食べても美味しく無いのでしょう。また、からだに良いとは思えないですね。やはり、地産地消なのでしょうか!

五十代以上の方は玄米菜食を中心に!

 玄米食は、からだには良いようなのですが、玄米食は近年になってからのようです。その理由は、玄米を炊くには多くの燃料を使用しなければならなかったためだそうです。
 現在は電気・ガスなど、燃料を手に入れることが楽になったので、玄米を炊くようになったのです。ということは、からだには良いのですが、炭酸ガスを多く出しているということ、ちょっと気になりますね。
 江戸時代の1年間に使用する燃料は、20年育った木材を一人あたり10~20本使っていたようです。いまの私たちは、20年ものの木材に換算すると、何本ぐらい使っているのでしょうね!

血糖値が急激に低下するとイライラに!

 健康志向が続いています。そのためか、玄米と採食、そして魚などが健康に良いと言われています。しかし、玄米を食べられるようになったのは最近のようです。その理由は、玄米を炊飯するには燃料と時間がかかりすぎ、難しかったのでした。
 また、白米を庶民が普通に食べられるようになったのは、せいぜい100年程度、動力式の精米機が開発されたのは1954年のこと、それまでは水車で精米していました。100年以前の庶民は、ぬかの残った白米とアワやヒエなどを混ぜた雑穀米だったようです。
 ということは、白米や玄米は、栄養面で良いところもあるが、それに慣れたからだになるには、まだまだ年数がかかるのでしょう?

食べたいと思うものは食べればいいのです!

 「食べたいと思うものを食べる」、物流が発達していなくて、地産地消が確実に行われていた時代には、それぞれの人々の腸内細菌が、その地方で採れる食料に的確に対応していたので良いことなのでしょう。
 しかし、地域によっては、あるいは、家庭によっては、祖母と異なる腸内細菌の人達が増えているようです。まだ食糧の供給事情が変化してから一世代か二世代程度のため、体としては現状に十分対応していない可能性もあります。
 昔からの食べ物を大事にしている地域では、食べたいものを食べることがベターなのでしょうが、都会の場合は注意が必要なのかも知れません。
 悪者扱いされている「脂肪」も、痩せている年配者の方のほうが早く亡くなっていること考えると、本当に正しいのでしょうか。まだ解明されていないことがあるかも知れませんね!

今後、どれだけの人口を養えるのか!

 地球の人口は、1960年は約30億人、2010年には約70億人になっています。50年で2.3倍になっています。この推移は危険だと思いますが、歴史の結果を見ると、今までは戦争か疫病で解決されています。
 現在この解決策として「昆虫食」が提案されています。「料理」というものは、ヒトの口や消化器官を補助する方法として工夫してきています。その結果、米や麦を食べることができることなり、農耕が発達し、ヒトの増加が可能になりました。今度は、昆虫料理に頼ろうとしているようです。
 なんとかいろいろと料理方法を工夫し、昆虫だけでなく、もっと多くのものを食べるしかないのでしょうね!

その土地の旬のものは健康に良い!

 「地産地消」と言われています。正月を除いて「芋」しか食べない島があるそうです。その島の人達の腸内細菌を調べると、芋の成分から、いろいろな腸内細菌が活躍し、体に必要な成分をいろいろとつくり出しているそうです。これが地産地消の原点にあるのでしょう。

 世間では、いろいろな成分を組み込んだ健康食品が売られています。一人一人の調査委細菌との相性はどのようになっているのでしょうか? 専門家の知識は参考にはなるのですが、いつも常に正解だとはいえないのでしょうね。歴史はそのことを証明していますね!

「依存症」におちいっている人たち!

 人の腸内細菌が、その人の食べ物の好みを決めているのではないか、といわれています。当然、腸内細菌はアルコールの代謝にも関わっていますから、甘い飲物や食べ物の依存症に関係しているのでしょう。
 今までは、「好み」というものは脳の働きだけ、と思っていましたが、どうもそれだけではないようです。
 腸内細菌という生物は、自分が生き残るために、その宿主を制御する方法を見つけているのでしょう。細菌は、その宿主より遙かに永い歴史を生き延びてきたのですから、宿主に勝る機能があっても不思議ではないのでしょう!