加熱するほど消化に時間がかかる!

 食事について、うまいもの指向が続いたため、肥満問題が起きています。料理が、うまいものに加工する技術として定着した結果なのでしょう。
 しかし、1950年から70年たった今、世界の人口は三倍になり、食糧不足問題が目の前に迫ってきています。「人類が生きていくための料理の技術」も考えなければいけない時代に入ってきたのでしょうね。食糧問題は、戦いにつながる可能性が高いですから!

日本人はインスリン分泌能力が低い民族!

 「脳が甘いと感じる」と、インシュリンが分泌されるとのこと。逆に甘さに慣れすぎて、いくら甘いものを食べても「甘いと感じない」人の場合は、インシュリンの分泌はどのようになるのでしょうか?
 私たちは、事実のほんの一部でも分かると、あたかもすべて分かったような気になるのですね。「分かったつもり」になることで、不安が少なくなることで、ヒト属は、生き残ることに成功してきたのでしょうか!

ジャガイモ(馬鈴薯)の料理はヨーロッパから!

 アイルランドは全人口の3分の1が食料をジャガイモだけに頼っていた。しかし、1845年から4年間にわたってヨーロッパ全域でジャガイモの疫病が大発生した。その時のアイルランド島は、死者が出ているにもかかわらず食料がアイルランドから輸出されるという状態が続いた。政府の救済措置の対象は、土地を持たない者に制限したため、小作農が救済措置を受けるためにわずかな農地と家を二束三文で売り払う結果となり、これが食糧生産基盤に決定的な打撃を与え、飢餓を長引かせることになった。
 この飢饉で、アイルランド人口の少なくとも20%から25%減少し、10%から20%が島外へ移住した。約100万人が餓死および病死し、主にアメリカ合衆国やカナダへの移住を余儀なくされた。
 このとき米国に移住したアイルランド人のなかにいたのが、後の大統領、ジョン・F・ケネディの曾祖父にあたるパトリック・ケネディでした。
 また、あのウォルトディズニー社を創ったウォルト・ディズニーの曽祖父も、1845年に起きたこのジャガイモ飢饉の折に、米国へ移住した一人だったのです。

食糧危機も控えています!

 食糧問題が深刻化すると予想されています。昔の八百屋さんや魚屋さんは、夕方近くになると売れ残り対策のため、お客さんに、その家の家族構成を考慮しながら、料理の仕方を教え、売れ残りそうな食品をなんとか売る店がありました。しかし、現在のスーパーはお客さん任せで、売れ残りそうな食品を使った料理の仕方を教える店などはありません。今の技術では、店の入口のディスプレイを数台置き、売れ残りそうな食材を使ったいろいろな料理を流し、それをお客が選択し、人数と割増率(たくさん食べる家族がいるので1割プラスとか、5%マイナスとか)を入力すると、お店がその量をひとまとめにして準備し、レジで領収書にQRコードを印刷、それをスマホなどで読み取れば、その料理方法の説明した画面にたどり着くようなサービスを、お客に提供するようなお店があるといいのですが。地域によってはもうあるのかな?

人間も自然の一部、一番よいのは「身土不二」!

 以前より「地産地消」が良いと言われています。体に優しいですね。昔のように人の出入りが少なかったときは、地産地消に勝るものはなかったのでしょう。しかし、人の移動が国内だけでなく海外にも広がると、海外から病原菌なども入ってきます。そのような現代、いろいろな食べ物を食べた方が良いのでしょうか? ただし、育成促進剤や除虫剤のような薬品類を使って育った食材は、避けた方が良いのでしょうが!

飢餓の歴史の中で身についた「腹八分目がいい」!

 平均寿命は、毎年のように上がっています。アメリカの研究では、40歳で比較した場合、富裕層が貧困層よりも、6年長く生きるとされています。しかしその要因は、新しい治療法と疾病予防を受けられること、とされています。予防と治療が同じ場合、「腹八分」が長生きや健康寿命に寄与しているのか、よくわかりません。日本では、富裕層と貧困層の医療格差が比較的少ないので、日本の研究があれば良いのですが、どこかにあるのでしょうか?

アルコール分解酵素は二種類あるが!

 日本人はアルコールに弱い人が多いですね。その原因は、稲作が広がって行った頃、伝染病が稲作地帯で起こりました。その時、アルコールの分解能力が弱い人は、アルコールで作り出される毒素が多く、その病毒素が原菌をやっつけたとか、「毒をもって、毒を制す」です。それで生き残れた人々が、稲作をどんどん広めたそうです。その遺伝子を持った人達が、日本にも数多く移民してきたのです。ほんとうかどうか??

マグロは水銀濃度が高い!

 今では水銀は毒物として認識されていますが、50~60年前までは、皮膚・キズの殺菌・消毒に用いられていました(通称:赤チン)。もっと昔は、中国で不老不死の薬として皇帝も利用していました。また、奈良の大仏のように金メッキをするときに大量に使用され、お寺などの朱塗りにも使われていました。日本では水銀は、古くから戦国時代の頃まで重要な輸出物質だったようです。奈良から長岡京へ遷都したのも、水銀や銅の精錬時の毒物の原因の一つだったのでしょう!

農薬を使いすぎはヘタで見分ける!

 日本で化学肥料や農薬が使われ出したのは100年ほど前。もちろん天然材の害虫駆除は大昔からわずかながら使われていました。多くの害虫駆除は人力で対応していました。農薬は、科学的には安全だとされていますが、どうなのでしょうか? 科学とはそんなに信頼できるものなのでしょうか。少し違う例ですが、中国で発達した「漢方」は、征服した人達を人体実験に使い、それも50年とか100年も実験し、効能を見つけられたものです。いまの科学は、特定の環境下での実験で、測定(データ化)できたものだけが正しいとされています。データにできなかったものはすべて否定されます。それが科学で、それを伝えるのが専門家ですね?

化学肥料の成分は体に入ってしまう!

200225a__hiryo.JPG


 現在の医療は、いろいろな検査機器のデータにより診察します。人それぞれの特性は後回しのようです。本来は、人それぞれの特性を把握した上で、検査機のデータを読み解くことが基本だと思うのですが。人それぞれの特性を把握するには、「病状を伝える言葉」が少なすぎることが原因なのでしょうか。例えば、皮膚の「いたい」といっても、蚊、蜂、ムカデ、犬、刃物、擦り傷など、痛さの感覚は異なっています。それぞれを表現する言葉はほとんどないですね!(方言では少しはありますが)

「食物繊維を多くとりましょう」どうして!

200205a_shokumotu_seni.JPG


 最近、腸内の細菌が話題に上るようになりました。からだの健康に関しては、脳よりも腸のほうが重要な役割を果たしているようです。虫も食べない、地産外の野菜を食べるしかない時代、腸は大変な苦労をしているのでしょうか。都会から脱出し、家庭菜園でとれたものを、子供達に食べさせることが正解なのでしょうね!

ビタミンAは細胞性免疫を強化する!

200203a_bitaminA.JPG


 新型の肺炎が世界中に広がろうとしています。人類の歴史では、地球の総人口が1万人とか1万5千人とか、という時期もあったようです。食べ物の影響などから、その場面に適した免疫力を得られた人達が生き残れたのでしょうか。お酒で顔が赤くなる人は、アルコールが作り出す悪玉が、いのちに影響する悪玉を退治することで生き残ったとか。「毒を以て毒を制す」ですね!

人が初めて貯蔵したものは食料!

191223a_hito_tyozou.JPG

 食べるものを減らしてのダイエットは、やはり間違っているのですね。もちろん食べ過ぎは良くないのでしょうが、少ししか食べないのも良くないのですね。普通に食べて、からだを動かすことが大事なのですね。当然のことですが、これが難しい。便利になりすぎたのですね。移動が楽になり、ネットの発展で、人に会わなくても用事が済み、買い物の自宅まで配達してくれる世の中、そのツケは我々のからだに表れてきますね!

ポリフェノールの含有量はザクロ!

191129a_porifenorl.JPG

 ポリフェノールは、活性酸素を除去し、血行をよくして血圧を下げ、心筋梗塞を防ぐという。他にもいろいろと効果があるのでしょう。でも、現在は、情報がころころと変更されるので、漢方のように50年とか100年とかの、人体実験で確かめていく必要があるのでしょう。ただ、個々の人体は、進化の過程で育った環境に順応しているため、人によって、その効果は違ってくるのでしょう!

食べ物を選ぶには、旬の形のあるものを!

190920a_shun_katati.JPG

 健康に良いのは、無農薬や低農薬で「地産地消」のものと言われています。しかし、物流が発達した結果、日本の各地から、そして、海外から食べ物が運ばれるようになっています。これにも良いところがあります。現在のような天候異変の時期、災害で作物が大被害を受けたとき、物流が未発達だと、食べ物の奪い合いで「いくさ」になっていました。日本では約400年ごとに天候異変があり、400年前の戦国時代、800年前の平安時代から鎌倉時代、1200年前の奈良時代から平安時代、社会が混乱していますね!

記憶力向上は朝食をしっかり食べる!

190611a_tyoshoku.JPG

 最近、脳の活性化のため「朝食が大事」と言われています。しかし、肉食動物のライオンやチーターは、一週間に1回程度度の食事、草食動物の牛などは、反芻するので、ほぼ一日中食べているともいえます。人間の脳活性化の「朝食効果の理論」は、人間以外の動物には当てはまらないようですね。それとも、正しくないのでしょうか??

辛味もいろいろ!

190609a_karami.JPG

 お寺に「葷酒山門に入るを許さず」とあります。くさいにおいのする野菜と、酒を指しているのですが、辛味は許可されているのでしょうか? ただし、山椒、生姜、パクチー(コリアンダー)を含むこともあるとのこと。唐辛子を使った「きんぴら」は精進料理にあるようです。宗派により違いがあるので、はっきりしないのですが!

血液中の栄養素が過剰になると!

190510a_eiyo_kajo.JPG

 栄養素に関する情報はいろいろと出てきます。しかし、特定の条件で、初めて成立するものなのでしょう。極寒の地域、あるいは、灼熱の地域など、人々はいろいろな地域に住んでいます。当然、食べるものも違っています。その結果DNAもその環境に合ったものに変化しているのでしょう。自分に合った食べ物あは、やはり育った環境で決まると考えた方がよいのでしょう!

食事の欧米化が大腸がんの増加に!

190315a_shokuji_oubeika.JPG

 食事は「地産地消」、日本人は縄文人と弥生人の遺伝子を持っているとのこと(人それぞれに比率に違いはありますが)。縄文人は、4万年前から2万年前の間に、大陸から日本に渡った人々で、それからずっと、日本で採れる食物に適合するように、体質を造り上げてきました。しかし、ここ半世紀の間に、食事の内容が変わってきました。欧米の食事が入り込み、しかも、農薬が使用され、小さな虫すら食べない野菜などを、食べるようになりました。医療の技術の進歩で、長生きをするようになってはいますが、和食は大事にしたいですね!

ビニールハウスで作られたいちご!

190207a_itigo.JPG

 かなり以前から、食べ物が「見た目」中心になっています。言い方を変えれば、「小さな虫ですら食べない」ものに、なってしまいしました。多くの日本人は、生物としての基本原理すら忘れたしまったのでしょうか。生産者は、農薬を使わない野菜を食べ、商品として出荷する野菜は、農薬を使う、といったことが、普通になっているのでしょう!