卵がコレステロール値を上げるは間違い!

 健康志向が高くなってきているため、どんどん健康食品が増えてきています。どうするか、どれを選ぶか迷いますね。
 病気の治療方法はどんどん進歩したほうが良いのですが、アレルギーの増加を見ていると、日常はむかしながらの食生活のほうが良いような気もします。
 いまテレワークが増えているので、運動不足解消のため「家庭菜園」で野菜を栽培したらどうでしょう。
 そこで、からだに良い肥料を使い、無農薬野菜をつくり、収穫した野菜を水で洗い、料理する、といった食生活はどうでしょうか。
 地中細菌はある程度残っているかも知れませんが、ヒトの体はそのような環境の中で進化したのでしょうから、大丈夫でしょう!

無菌に近いものを口にする機会が多い!

 人類の歴史において、米とか麦を食べ始めたのは最近のわずか1%の期間です。それまでは、動物の肉、果実、根菜などを食べていたのでしょう。
 農耕が始まる前の99%の期間でヒトの体の基本ができてきました。それまでは、多くの人が一箇所に定住することはなく、食料や水がなくなれば、分散して移動して食料や水を入手していたのでしょう。
 しかし、人が定住するようになり、農耕が始まり、多くの人が一箇所で暮らすようになり、病気も増えてきました。
 それが150年ほど前に産業革命がはじまり、厖大な人達が狭い地域に暮らすようになり、その結果、病気の種類も増え、危険度もより高まってきています。薬があるものは乗り越えられるようになっていますが、薬がなければ危険度は高まっているのでしょう!

冷え性の人血流が悪い!

 寒い季節です。新コロナ対策のため換気を十分にしなければなりません。暖房で部屋が暖まるのですが、温暖化を考えるとそんなに温度を上げるわけにはいきません。やはり着るもので寒さ対策をすることがベターなのでしょうね。
 また、からだが暖まる食品を食べたほうがいいですね。からだを冷やす食べ物だけは避けましょう。年中手に入る食品が多くなっているので、注意が必要ですね!

ジャガイモと大航海時代!

 大航海時代は、南米で「じゃがいも」を見つけることができたので、壊血病にならず、健康で航海ができるようになったのですね。
 ヒトの繁栄の原点に「料理」があります。いろいろな食材を加工し、ヒトの口や消化器官に、適応させる料理ができるようになり、ヒトが生きていくことが出来るエリアが圧倒的に広がりました。そしていつの間にか「うまい」とか「まずい」とかしか考えなくなりました。
 しかし、半世紀で地球人口が二倍になり、温暖化がはじまり、食糧問題が浮き上がってきています。大昔、ヒト族が亡びるかどうかに直面していますが、また、真剣に対応しなければならない状態に、近づいてきているようですね!

栄養過多が感染症を誘発するのでは!

 病気のとき食欲がなくなるのは、病原菌に栄養を与えないという面もあるのですね。また、食べ過ぎや食べ慣れない物を食べると、からだに不調がおき、病気にかかりやすくなるという面もあるのですね。ある孤島では、日ごろほとんど芋しか食べないとことでは、その環境に応じた腸内細菌が構成され、からだに必要な栄養を腸内細菌がつくっているとか。
 はなしは変わりますが、新コロナウイルスは油膜で覆われているそうです。石鹸で洗えば、ウイルスの油膜が壊され、死んでしまうそうです。水洗いより、石鹸洗いを丁寧にやるとよいようです!

玄米は子どもの胃腸にかなりの負担!

 玄米食はからだに良いそうです。でも、玄米食が食べられるようになったのは、比較的最近のようです。その理由は、燃料代がかかるのが一番の理由だそうです。江戸時代に1人が1年間に使う燃料は、20年育った木を10~20本使っていたようです。
 多くの料理は火を使います。そして料理は、ヒトの口や消化器官に適合するように加工し、食べるものの種類を増やしてきました。その結果、動物の頂点に立っています。他の生物にとっては、やはり迷惑なことなのでしょうね!

肌の若さを保つユズ!

 健康の維持は、できるだけ天然の食べ物で保ちたいですね。実生の柚子(接ぎ木ではない実生の柚子)は、東北以南で広く栽培され、花言葉は「健康美」。ほとんど消毒の必要がなく、無農薬栽培が比較的簡単にできることが特徴です。柚子は果皮に栄養素が多く含まれているので、無農薬の柚子は「健康美」につながるのですね。
 輸入品の果物は日本では栽培できないものが多く、発芽しても収穫までは到底不可能で、種子が発芽しても、その種子はその果物や野菜の性質をそのまま受け継いではいません(味がイマイチとか、実が大きくならないとか、病気に弱いとか)。そのため食べても美味しく無いのでしょう。また、からだに良いとは思えないですね。やはり、地産地消なのでしょうか!

五十代以上の方は玄米菜食を中心に!

 玄米食は、からだには良いようなのですが、玄米食は近年になってからのようです。その理由は、玄米を炊くには多くの燃料を使用しなければならなかったためだそうです。
 現在は電気・ガスなど、燃料を手に入れることが楽になったので、玄米を炊くようになったのです。ということは、からだには良いのですが、炭酸ガスを多く出しているということ、ちょっと気になりますね。
 江戸時代の1年間に使用する燃料は、20年育った木材を一人あたり10~20本使っていたようです。いまの私たちは、20年ものの木材に換算すると、何本ぐらい使っているのでしょうね!

血糖値が急激に低下するとイライラに!

 健康志向が続いています。そのためか、玄米と採食、そして魚などが健康に良いと言われています。しかし、玄米を食べられるようになったのは最近のようです。その理由は、玄米を炊飯するには燃料と時間がかかりすぎ、難しかったのでした。
 また、白米を庶民が普通に食べられるようになったのは、せいぜい100年程度、動力式の精米機が開発されたのは1954年のこと、それまでは水車で精米していました。100年以前の庶民は、ぬかの残った白米とアワやヒエなどを混ぜた雑穀米だったようです。
 ということは、白米や玄米は、栄養面で良いところもあるが、それに慣れたからだになるには、まだまだ年数がかかるのでしょう?

食べたいと思うものは食べればいいのです!

 「食べたいと思うものを食べる」、物流が発達していなくて、地産地消が確実に行われていた時代には、それぞれの人々の腸内細菌が、その地方で採れる食料に的確に対応していたので良いことなのでしょう。
 しかし、地域によっては、あるいは、家庭によっては、祖母と異なる腸内細菌の人達が増えているようです。まだ食糧の供給事情が変化してから一世代か二世代程度のため、体としては現状に十分対応していない可能性もあります。
 昔からの食べ物を大事にしている地域では、食べたいものを食べることがベターなのでしょうが、都会の場合は注意が必要なのかも知れません。
 悪者扱いされている「脂肪」も、痩せている年配者の方のほうが早く亡くなっていること考えると、本当に正しいのでしょうか。まだ解明されていないことがあるかも知れませんね!

今後、どれだけの人口を養えるのか!

 地球の人口は、1960年は約30億人、2010年には約70億人になっています。50年で2.3倍になっています。この推移は危険だと思いますが、歴史の結果を見ると、今までは戦争か疫病で解決されています。
 現在この解決策として「昆虫食」が提案されています。「料理」というものは、ヒトの口や消化器官を補助する方法として工夫してきています。その結果、米や麦を食べることができることなり、農耕が発達し、ヒトの増加が可能になりました。今度は、昆虫料理に頼ろうとしているようです。
 なんとかいろいろと料理方法を工夫し、昆虫だけでなく、もっと多くのものを食べるしかないのでしょうね!

その土地の旬のものは健康に良い!

 「地産地消」と言われています。正月を除いて「芋」しか食べない島があるそうです。その島の人達の腸内細菌を調べると、芋の成分から、いろいろな腸内細菌が活躍し、体に必要な成分をいろいろとつくり出しているそうです。これが地産地消の原点にあるのでしょう。

 世間では、いろいろな成分を組み込んだ健康食品が売られています。一人一人の調査委細菌との相性はどのようになっているのでしょうか? 専門家の知識は参考にはなるのですが、いつも常に正解だとはいえないのでしょうね。歴史はそのことを証明していますね!

「依存症」におちいっている人たち!

 人の腸内細菌が、その人の食べ物の好みを決めているのではないか、といわれています。当然、腸内細菌はアルコールの代謝にも関わっていますから、甘い飲物や食べ物の依存症に関係しているのでしょう。
 今までは、「好み」というものは脳の働きだけ、と思っていましたが、どうもそれだけではないようです。
 腸内細菌という生物は、自分が生き残るために、その宿主を制御する方法を見つけているのでしょう。細菌は、その宿主より遙かに永い歴史を生き延びてきたのですから、宿主に勝る機能があっても不思議ではないのでしょう!

加熱するほど消化に時間がかかる!

 食事について、うまいもの指向が続いたため、肥満問題が起きています。料理が、うまいものに加工する技術として定着した結果なのでしょう。
 しかし、1950年から70年たった今、世界の人口は三倍になり、食糧不足問題が目の前に迫ってきています。「人類が生きていくための料理の技術」も考えなければいけない時代に入ってきたのでしょうね。食糧問題は、戦いにつながる可能性が高いですから!

日本人はインスリン分泌能力が低い民族!

 「脳が甘いと感じる」と、インシュリンが分泌されるとのこと。逆に甘さに慣れすぎて、いくら甘いものを食べても「甘いと感じない」人の場合は、インシュリンの分泌はどのようになるのでしょうか?
 私たちは、事実のほんの一部でも分かると、あたかもすべて分かったような気になるのですね。「分かったつもり」になることで、不安が少なくなることで、ヒト属は、生き残ることに成功してきたのでしょうか!

ジャガイモ(馬鈴薯)の料理はヨーロッパから!

 アイルランドは全人口の3分の1が食料をジャガイモだけに頼っていた。しかし、1845年から4年間にわたってヨーロッパ全域でジャガイモの疫病が大発生した。その時のアイルランド島は、死者が出ているにもかかわらず食料がアイルランドから輸出されるという状態が続いた。政府の救済措置の対象は、土地を持たない者に制限したため、小作農が救済措置を受けるためにわずかな農地と家を二束三文で売り払う結果となり、これが食糧生産基盤に決定的な打撃を与え、飢餓を長引かせることになった。
 この飢饉で、アイルランド人口の少なくとも20%から25%減少し、10%から20%が島外へ移住した。約100万人が餓死および病死し、主にアメリカ合衆国やカナダへの移住を余儀なくされた。
 このとき米国に移住したアイルランド人のなかにいたのが、後の大統領、ジョン・F・ケネディの曾祖父にあたるパトリック・ケネディでした。
 また、あのウォルトディズニー社を創ったウォルト・ディズニーの曽祖父も、1845年に起きたこのジャガイモ飢饉の折に、米国へ移住した一人だったのです。

食糧危機も控えています!

 食糧問題が深刻化すると予想されています。昔の八百屋さんや魚屋さんは、夕方近くになると売れ残り対策のため、お客さんに、その家の家族構成を考慮しながら、料理の仕方を教え、売れ残りそうな食品をなんとか売る店がありました。しかし、現在のスーパーはお客さん任せで、売れ残りそうな食品を使った料理の仕方を教える店などはありません。今の技術では、店の入口のディスプレイを数台置き、売れ残りそうな食材を使ったいろいろな料理を流し、それをお客が選択し、人数と割増率(たくさん食べる家族がいるので1割プラスとか、5%マイナスとか)を入力すると、お店がその量をひとまとめにして準備し、レジで領収書にQRコードを印刷、それをスマホなどで読み取れば、その料理方法の説明した画面にたどり着くようなサービスを、お客に提供するようなお店があるといいのですが。地域によってはもうあるのかな?

人間も自然の一部、一番よいのは「身土不二」!

 以前より「地産地消」が良いと言われています。体に優しいですね。昔のように人の出入りが少なかったときは、地産地消に勝るものはなかったのでしょう。しかし、人の移動が国内だけでなく海外にも広がると、海外から病原菌なども入ってきます。そのような現代、いろいろな食べ物を食べた方が良いのでしょうか? ただし、育成促進剤や除虫剤のような薬品類を使って育った食材は、避けた方が良いのでしょうが!

飢餓の歴史の中で身についた「腹八分目がいい」!

 平均寿命は、毎年のように上がっています。アメリカの研究では、40歳で比較した場合、富裕層が貧困層よりも、6年長く生きるとされています。しかしその要因は、新しい治療法と疾病予防を受けられること、とされています。予防と治療が同じ場合、「腹八分」が長生きや健康寿命に寄与しているのか、よくわかりません。日本では、富裕層と貧困層の医療格差が比較的少ないので、日本の研究があれば良いのですが、どこかにあるのでしょうか?

アルコール分解酵素は二種類あるが!

 日本人はアルコールに弱い人が多いですね。その原因は、稲作が広がって行った頃、伝染病が稲作地帯で起こりました。その時、アルコールの分解能力が弱い人は、アルコールで作り出される毒素が多く、その病毒素が原菌をやっつけたとか、「毒をもって、毒を制す」です。それで生き残れた人々が、稲作をどんどん広めたそうです。その遺伝子を持った人達が、日本にも数多く移民してきたのです。ほんとうかどうか??