親の言うこと、先生の言うこと、上司の言うこと、などを聞く(従う)ように育ってくると、現在の新型コロナウイルス対策においても、政府の言うこと、知事の言うことなどに従おうとして、ハッキリした指示がでないと不満を漏らします。テレビに出てくる評論家達の多くも、「国からハッキリした指示が出ない」とこぼしています。世の中には「指示待ち人間」が明らかに多くなってきているようです。高度な教育を受けるほど、他人(指導者・専門家)の知識で判断・行動するようになるのでしょうか? ハッキリしたことが分からないときには、自分の「体験や経験」で推測し、判断するしかないのですが、指示待ちになる人が多いようです!
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子どもにペットを!
一人っ子や兄弟・姉妹の一番下の子供は、ペットがいると「面倒を見る」という体験ができます。この体験があると、イジメなどせず、面倒見の良い子供に育っていく可能性が広がります。家庭菜園などで、植物を育てる体験も良いものですが、ペットですと、あたかも子育てをしているような感覚も体験できるのでしょう。なんであれ、生き物を育てか経験は、無駄になることはないのでしょう!
仲のよい夫婦のもとで育つと!
子供は小学校くらいまでは、大人をよく観察しています。一番大きく影響するのが、両親の関係なのですね。それから精神的自立のためか、反抗期に入ります。それまでは、両親や近親者が中心でしたが、だんだん周辺に目が行き出します。このとき、住んでいる町の風土の影響が大きくなってきます。まわりの人たちとのつながりを避ける町、物々交換が盛んな町、近所の人達が気遣ってくれる町など、25歳位まで精神的な成長が続いていくのでしょう!
「存在感」は赤ちゃん時代の母親とのスキンシップ!
人の性格は、幼少期の母親との関係や、育った地域の風土が大きく影響するようです。育った地域の近所の大人達が、両親や子供達にどのように接する風土かで、それを見て育っていく子供達は、社会との関係の作り方を学んでいきます。その体験が生きてくるのは、知的に大人になる25歳くらいからでしょうか。青年期には、一度はそれまでの体験に反抗する時期もあるのでしょうが、ほんとうの大人になっていくようになると、その性格は、母親(両親)や地域風土の影響がでるようになると思われます!
「ひとり遊び」のバランス!
むかしは「ひとり遊び」は、多くの子供達が経験していたことと思います。特に狭い坂道が多い地域では、幼稚園や保育所までの送り迎えは無理なところが多くありました。それに、電化製品も少なく、主婦は忙しかったので、時間に余裕もありませんでした。「ひとり遊び」の経験が多い子は、逆に友達作りもうまく、また、イジメに遭っても一人で過ごすことも身につけていたようです。そのためか、イジメが今のように問題になることも少なかったようです!
男の子のポカポカケンカはいつの間にか解消する!
男の子のケンカ防止のため、イジメにシフトしてしまったのでしょうか?
その延長で、マナーを守らないイヤなメール発信につながっているのでしょうか?
その結果、男の子のケンカのやり方の、しつけ(指導)の方法が忘れられてしまったようです。むかし母から指導されたことは、「首から上を殴ってはいけない」、「飛び道具(弓矢、ぱちんこ(ゴム銃・スリングショット)、人に石を投げる、など)は禁止」、「チャンバラは新聞紙を丸めたものでやれ」とかと、しつけられました。特に、”間違っても目にケガをさせてはならない”という原則がありました!
子どもは成長すると自己主張をするように!
反抗期は、人間の種の保存のための機能だそうです。親とは異質の免疫力を持つ異性を見つけるため、親に反発するようになるそうです。特に、女性の”におい”の感覚は、異質な免疫力を持つ男性を見つけるためだそうです。昔話の「桃太郎」で桃から生まれた桃太郎の話しは、「桃」は女性の象徴で、上流=他国からきた女性を妻にすると、生まれた子どもは優秀だ、ということなのでしょう!
豊かに考えられる子!
「考える」は、「過去」、「現在」、「未来」について、それぞれ考えることができます。その中で「過去」と「未来」は言葉で考えています。しかし「現在」は、言葉だけではなく、五感からの情報を組み合わせて考えることができます。この多彩な情報を組み合わせることで、感情というものの基礎ができるのでしょう。9才までは、やはり自然の中で五感を育てることが大事なのでしょう!
幼い子どもは家族の助け合いを見ている!
子どもは、一緒に生活している人達を見て、小集団の中での対応の仕方を学んでいます。「家族(家属)」という言葉は、同じ建物で生活している人のこと。昔は、一緒に生活する人が多く、小さなときから集団の中での生活の仕方を学んでいました。それが核家族になり、子供達が学ぶ機会を失ってしまいました。閉じこもりの人が増えてきたのは、このためなのでしょう。せめて正月などには実家に帰り、多くの人達と接しましょう!
よく遊んだおもちゃベスト10!
おもちゃは大事にして遊んでほしいのですが、子どもの好奇心の伸ばすには、子どもが壊していることを、放っておくのも大事ですね。「壊して、そして、直す、しかし、直せない」、それが大事ですね。ただし、現在は昔と違って木製のおもちゃはほとんどありません。電子部品でできているものが多く、壊しながら学ぶ、ということがやりにくくなりましたね!
育児はこころで生きる人間を育てること!
いまは、「言葉だけで生きてる」といった印象を受けます。しかし、「こころ」は「感覚」が育ててくれるようです。人間以外の動物は、言葉では生活していません(合図程度のものはありますが)。言葉は、過去や将来についても考えることができます。その反面、言葉は、”いま現在”を感覚から得る力が弱ってしまいます。「手加減」という言葉があります。手加減することは、言葉からは学べません。感覚の情報があるから「加減」ということがわかるのです。こころは感覚の情報を得られないと、育つことはできないのでしょう!
今日は息子さんはお休みですか?
子どものときに、「手加減」という感覚を身につけてほしいものです。現代は、安全志向ばかりのため、悪いことをやるときには、「このへんで止めておこう」という、手加減するという感覚がわかっていないようです。そのためか、過激な犯罪が発生しています。「ここまで止めておこう」という感覚を、身につける機会を失っているようです!
お手伝いをしたら、見返りがあるよ!
「お手伝い」は、何らかの見返りを期待されるので、見返りのない手伝いのことを、別の言葉で表現し、言葉を使い分けている地域もあります。見返りはともかく、子供時代にいろいろな体験は必要です。たとえ、災害であっても。災害は、いくら知識として教わっても、似たような体験がないと、その知識は役に立たないものです。子供時代、少し過酷であっても多くの体験をしておきたいものです!
五感が発達していない人が増えている?
ある言葉を聞いたとき、何を思い浮かべ、どんな雰囲気を思い浮かべるか。それが、教科書に載っている写真や絵では、なんだか寂しい。肌で感じた風、それに香りや手で触った感触、そんなものがイメージとともに思い出せると、それだけで心が安らぎますね。このやすらぎが、心の健康に大いに役立っているのでしょう。いろいろと多彩な体験を増やしたいものですね!
言葉に五感を植えつけないと!
子供時代に、五感を通して言葉を学ぶ、という経験が少なくなっています。核家族もその一因、両親は子育てで、言葉で「言うことを聞かせる」ことが中心になってしまいます。しかし、祖母や祖父は孫達に、その場に応じた(五感に応じた)声かけを行います。この経験があると、ある単語を聞いたとき、その場面を五感を伴って思い浮かべることができます。また、スポーツでも、子供時代からクラブに入り、大人から言葉を中心とした指導を受けるようになっています。草野球といった年齢の違う子供達が、自分のできることを見つけながら遊ぶ、といった環境もなくなってきています。五感を伴うことが少ない言葉の世界は、言葉による理論が先行し、辛くなることも多いのでしょう!
外国にも「お盆」に似た文化がある!
今の子供の多くは、人類の歴史上、外で遊ぶことが最も少なくなっているようです。これは、「人類が生き残ってきたノウハウはもういらない」という判断を、行った上で選択した結果なのでしょうか? 子供時代に、五感を通じた情報処理の基礎を訓練し、右脳と左脳のバランスをうまく調整し、環境に適応できたから、数十万年の歴史をつくってこられたのでしょう。恐竜の歴史には及ばないのですが!
赤ちゃんはこの世に生まれて不安!
核家族が主流になったためか、赤ちゃんのときに触れることができる人達が、からり少なくなってきています。また、都会暮らしの人が多くなり、赤ちゃん時代に自然にふれる機会も少なくなりました。人類の歴史で、こんなことは初めての経験です。それも、ここ50年ほど前からです。子育てにおいて、「何が正解か?」まだ経験不足ですね!
「授かりもの」という言葉!
「かぐや姫」では、竹取りのお爺さんが山で竹をとっていると、一本の竹が金色に光っているのを見かけた。その竹を切ってみると中に小さな女の子が座っていた。おじいさんはこれは神様からの授かりものに違いないと言って、家に連れて帰り、かぐや姫と名付けて育てることにした。となっています。子どもを「神様からの授かったもの」という考え方が、人類の生き残りに大きな影響を与えていたのでしょう。神様からの授かり物でないAIロボット時代が、間近に控えている今、どうなるのでしょうか?
誰かがわかってくれたら!
子どものいじめ問題を、今の大人は解決できるのでしょうか? 児童相談所や警察を、子どもは頼りにしてくれるのでしょうか? 親は、そのような機関を、子どもに対し「こわいところ」と教えると、子どもはどうしたらよいのでしょうか。子ども達が、多くの大人と接触できない核家族社会は、子ども達には、危険な社会なのでしょう(大人には都合がよいのでしょうが)。
すり傷、切り傷には消毒薬?
子供時代は、山でよく遊んでいたので、少しのケガはヨモギで治療していました。いまは、ケガをさせない環境が行き過ぎているので、子供が自分で治療する場面は、ほとんでないのでしょう。ただ心配なのは、”ケガの痛み”を体験しないと、他人の痛みを考えることが、できないことになるのでしょう!