荻野神社のイチョウ(市指定天然記念物)
荻野神社の社殿の西側約5mのところにあり、樹齢約600年推定され、高さ約30mもある大木です。古くから御神木として扱われ、多くの天災に遭遇しながらも生き続けています。
イチョウを中心として、杉・欅其の他負けず劣らず大古木で一大高森を構成している。御神木の大公孫樹は、周囲二丈もある大木で、根本より十何本の小幹を並立させて、此の森の中央に突立って居るが、中間は十間位の所で折れて中は大なる空洞で、蛇や梟(ふくろう)の唯ーの陰れ家となっています。
4月 2022のアーカイブ
日本の大学の多くはムラ社会!
鎌倉 鎌倉にある唯一の尼寺「英勝寺」
いかなる心境で選ぶか!
尾道 お茶子娘供養のかんざし燈籠「八阪神社」
「かんざし灯籠」の伝説
……ある日、だんなが息子を呼んで言うた。
「おまえ、お茶子ふぜいと付き合うとるそうじゃが、立場を考えにゃいけん。うちは浜問屋じゃけえのう」
「浜問屋とお茶子がどうして結婚してはいけんの」そんな親と子のやりとりが何日も続いた。……息子がつれてきた娘を父親はじろじろと見まわした。
べっぴんさんじゃし、言葉づかいもていねいじゃし、気立てもよさそうじゃ。……「あんたべっぴんさんじゃし、言うことはないけどのう、今時の娘がかんざし一つ差しとらん。かんざし一つ差しとらんような者を、うちの嫁にするわけにはいかんのじゃ。すまんがうちの息子との結婚はあきらめてくれ」……そう言われて娘は悲しかった。
この日のために親が無理して買うてくれた着物と履物。じゃが、かんざしまでは手が届かんかった。娘は親の気持ちを考えると、ただただ、せつなかった。 両親の顔が浮かんでは消える。
気持ちのやさしい娘は心の中で両親にわびながら、その夜、明神さんの近くの井戸に身を投げて死んだんじゃ。
それから間もなく、雨の日に女の幽霊が出るという噂がたつようになった。