アメリカは貿易赤字や財政赤字を日本ほど心配する必要がない!

 今回の衆議院選挙では、財政赤字解消についての政策は、語られていない。むしろ財政赤字が増えていく政策ばかりのようだった。
 財政赤字のつけは、若者達への影響が大きいが、投票率は若者の方が低いようです。
 教育の無償化についても、稼げる人達を増やし、納税額を増やし、あるいは、納税企業を増やし、財政赤字の解消の視点で、政策のアピールをしてほしかったのですが、残念。

いま「良心」が最も感じられない人たちは政治家!

 衆議院選挙が済みました。しかし、当選した政治家(与党も、野党も)は、「最も良心が感じられない人達」と、思われていることを忘れないでほしいですね。
 権力や名誉、財力を持つと、良心よりも、権力や名誉などが優先し、良心は忘れられるようですね。
 歴史も権力を手に入れると、自分に都合の悪い情報は、まず、流れないようにし、抹消するか、都合の良いように書き換えるようです。
 歴史的な文献も、残されているものは、どうもそのようです!

世界はいま危機に瀕しています!

 戦争、温暖化による気候変動で、世界は危機に瀕しています。
 人間の英知というもので乗り切れるものなのでしょうか?
 世界の指導者達は、自国のことしか考えない人が多いようです。その人達に「人類の叡智」を求めても致し方ないように思ってしまいます。
 まだ人類は、「適切な指導者を選ぶ方法」を思いついていないようですね!

昔の税金の「庸」は、技術を持って帰ることでもあった!

“ お寺の普請などに対して、税金、いわゆる「租・庸・調」を払います。「米」を納めるか、体で「働いて」納めるか、あるいは、土地の「産物」を納めるかということですね。
 特に寄進された人々は、庸、すなわち労働力として奉仕をしたのですね。
 そういう人たちは、労働力となって法隆寺に奉仕をすると同時に、これを自分たちのために役立てます。この経験を、ある程度持って帰りますよね。そうすると、そこで「技術を持って帰る」ことができるのです。”

宗教というものは、国家主義を定着する道具?

 宗教というものは、国家主義を定着するために使われています。宗教の「教え」を国家主義に有利なように解釈し、教団を使って普及します。
 日本にも、国家的に取り組んだのは、最近では「廃仏稀釈」です。
 金銭のためには最近では「統一教会」ですね。
 地域風土も関係しているのか、比較的「関東(昔の関ヶ原の関所より東側」)では、拡大する傾向があるようです。裏付けはないのですが、石仏の首が折れた地域と、そうでない地域がありますね!

改革は改悪になる危険を常にはらんでいる!

 支配者は、人々を支配するとき、いろいろな宗教や思想や儀礼を利用します。その時代の多くの人々を納得させた人が支配者として認められます。
 個々人は、自分の自由を求めていながら、何故、支配者が利用する思想を、人々が認め、不自由をガマンするのでしょうか?
 貨幣経済では、お金が大きな影響をするようになっています。
 ヨーロッパは、16世紀の大航海時代の貿易で儲け、それを維持継続するため、キリスト教を利用しました。
 中東は、人頭税を廃止するとしたイスラム教で、支配を継続するしくみを創りました。
 ただ、生命を維持することに一番影響を与えるのは「自然」です。地球の温暖化対策は、思想を越えて手が打てる時代が出来上がってほしいものです!

なぜか「公務員の不祥事」処分が大甘!

 公務員の不祥事の中に、政治家の不祥事もあります。政治家の不祥事は、歴史も長く、いろいろな国で発生しているようです。この不祥事を利用し、民主主義で政権を手に入れようとするのは、基本中の基本なのでしょうね。
 ところで、自由民主党の政治資金パーティーが、裏金として問題になっていますが、なぜ株主が手に入れられる情報と同じレベルの情報を、有権者が手に入れることができないのでしょうか? むかしは紙での報告でしたから経費が相当かかりましたが、現在はネットで有権者に公開することは、それほど経費はかかりません。
 批判している野党員はどの程度公開しているのでしょうか? 野党議員全員が早く公開してしまえば、与党議員も公開せざるをえません。公認会計士の費用はかかりますが!

完全な民主主義国家などはない!

 選挙は、適性な人(ある事に適している性質や能力)を選ぶ方法とし、てベストなものと云えないようです。
 これは、選挙をする側の問題なのですが、これだけ情報が十分流れるNET社会になっていながら、議員の人達の中に、法律(最低レベルの社会のマナー)すら守れない人が立候補し、その人が選挙で選ばれています。しかも、大きな権力を握る人もいるようです。
 日本ですらそうなのですから、中国やロシアでは、どうなのでしょうね?

国際関係で大事なのは道徳的な姿勢!

 戦争の原因の多くは、国益と考えられています。しかし、戦争の原因の実情は、トップの「怒り」のようです。
 国益を求める段階では、まだ交渉でなんとかなります。しかし、交渉中やその後に、トップのプライドが傷つけられるような怒りが生じると、独裁国家では戦争が始まるのではないのでしょうか。
 トップにあまりにも権力が集中している場合、トップの怒りを静めるスタッフの機能が働きません。
 武器が高度に強力化した現在、独裁者を生まない人間の知恵を、見つけなければならないですね!

高度成長期は環境や安全よりも……!

 高度成長期の後には、大きな危険がひそんでいます。そのことに気づけなかった日本でした。しかし、日本は歴史に学ぶことができます。いつも何とか学ぼうとします。
 中国は、日本病になると言われています。日本より環境の状況はかなりきびしいようです。
 日本は経済の低成長の時代が長く続きました。しかし、政治は、一時野党に入れ替わったことはありますが、安定していました。
 中国では、「天」は共産党を選び続けるのでしょうか。混乱は少ない方が良いのですが!

これからは「分散力の時代」に!

 商業の国際化拡大の進展で、大きな国、いわゆる帝国というものの必要性が薄れてきました。むしろ、大きな国では、国内中心となり、また、政治中心となるため、経済の浮き沈みが激しくなるようです。
 商売のやりやすい国に商売の基点をもうけ、そこを起点にし、世界に向けて商売をするほうが、発展に大きく貢献する時代になってきたようです。
 帝国主義では、厖大な軍事費が必要になり、その資金を獲得する政治が行われ、また、古くなり不要になって武器を処分するため、どこかの国に戦争や内乱を起こさせ、古い武器を売りさばき、古い武器の処分費を節約するか、あるいは、武器商人に売りさばき、資金を獲得するか、しなくてはいけませんね!

どんな国もみな「国益」を守ろうとするもの!

 「領地(支配している土地)=国家」という考え方自体が、傲慢(思い上がって横柄なこと)を生む。
 その結果、国益を守り、増やそうとする。そして、タイミングを見計らって実行する。そうすると、英雄として、権力・財力・名誉を一手に手に入れる。死んだ後も、名誉は続く。
 地球の生物の歴史では、「弱いものが生き残る」という原則があるが、そんなものはどうでも良いと考えるのでしょう。
 ロシアの弱体化のタイミングを見ながら、資源を狙い、国益を増やそうとする国や地域も、きっと存在するのでしょうね!

傭兵から徴兵制で、国家財政が豊かに!

 徴兵という制度は、戦争にどのような関係があるのでしょうか?
 ナポレオンは、徴兵制を採用し、傭兵より経費を削減し、豊かになった財力を使い、周囲の国々を制圧したとのこと。
 ロシアも傭兵から徴兵に変えているのは、やはり財政的な問題なのでしょうか。
 日本も、かつて徴兵制がありました。健康診断で徴兵の採用ランクを決めていました。その中で、たとえば、身長は当初155cm以上でしたが、兵隊が不足するようになると150cm以上に変えたり、また、年齢の範囲を広げたりしていたようです。
 また、武器については、直接戦争に係わっていない国々は、古くなった武器の処分のため、戦争をしている国に、武器商人を使ったりして、金儲けをしたり、武器の処分費を浮かしたりしているようですね!

最終的に生き残ったのは常に敗者!

 「生き残るのは敗者」と、歴史学者や生物学者が言っておられます。確かに、第二次世界大戦で敗者の国が、経済的な発展を実現しています。
 勝者であるソ連(現ロシア)は、終戦後にポツダム宣言に違反し「強制抑留」で、日本の軍人・軍属や一部の民間人も、ソ連兵からダモイ(帰国)と言われ、移動を命じられたのですが、着いた先は日本ではなく、シベリアを始めとするソ連領内やモンゴル地域などの酷寒の地でした。そこでは、わずかな食糧と不衛生な環境の中、過酷な労働を課せられる抑留生活を強いられました。抑留された約57万5千人のうち、約5万5千人が命を落としました。
 その勝者の現ロシヤは、歴史に学ぶことがなく、また勝者を目指しながら、亡びかねない行為をしています。
 ロシヤは文字の文化が千年程度、歴史に学ぶことがあまりないのでしょうか?

第二次世界大戦、無差別爆撃が始まった!

 ウォルト・ディズニーは米国の将軍に心酔。国民や政府に空軍力の重要性を訴えようと、自ら無差別爆撃を想起させる(「飛行機の広大な飛行範囲と破壊力は、地球上全てを戦場に変える。兵士と一般市民を隔てるものはなくなる」)アニメ映画を制作し、せっせと航空軍の宣伝をしていた。
 そして、兵隊同士が戦うという戦争の原則を崩していった。しかし、戦勝国は罪を問われることはなかった。
 ヒトは、いつまで経っても「戦争に勝てば、罪を問われることはない」という観念はから、抜け出すことは出来ないのでしょうね。
 ロシアも勝つまでは、戦争を続けたいのでしょうね!

共産主義は原始社会から見いだされたもの!

 マルクスは、原始時代の「みんなで分け合う社会」を夢見て、共産主義を考えたのでした。しかし、権力・名誉・財力が少数の者に集中する社会のしくみを作ってしまいました。
 ノーベルも、「一瞬で人々を殺すことができれば、戦争をしなくなる」と考え、ダイナマイトを発明したのですが、ますます戦争が悲惨なものになりました。
 人間というものは、権力を持つと、自分のことしか考えない、なかなかヤッカイなものですね!

アメリカ本土攻撃をするための気球爆弾!

 中国が上げた情報収集用の気球を、米国が打ち落としたニュースがあり、改めて太平洋戦争の時、日本が上げた「気球爆弾」があったことを思い出しました。
 今回の中国共産党の言い訳は、なにか情けなく聞こえました。この言い訳を聞いたとき、中国という国ではなく、「中国共産党」が言い訳していると考えなくてはいけないのでしょうね。同じように、ロシアについても、ロシアという国でとらえるのではなく、「プーチンとその支持者」だけ、と考えなくてはならないのでしょうね!

全員一致は本来はあり得ないこと!

 日本は「根回し」文化の国です。根回しには談合もあります。『日本書紀』の時代から談合の国です。 A建設、B建設、C建設などさまざまな企業が談合で出てきます。
 そういった取捨選択、あるいは格付において絶妙に配慮が行き届いて、忖度しているといった具合です。
 だから、『日本書紀』は日本の忖度文化の原型ではないかと思います。いわゆる独裁的な王権があったのではなく、連合王権のような国として成立してきました。
 「根回し」には悪い面もありましが、良い面もあります。それは独裁者が出てこないことです。日本の独裁者と言える人物は織田信長ぐらいでしょう。
 根回しの段階で、部下の意見を取り込むことができます。また、部下を上司の意見に近づけることも出来ます。
 独裁国家にならないためには、効率に問題はあるのでしょうが、「根回し文化」もあって良いのでは、と思いますが!

頭のよさだけを目標にすると!

 高校までに法律を学ぶ機会は多くありません。憲法は若干学ぶのですが、商業高校以外では、民法や商法を学ぶ機会はほとんどありません。
 私は商業高校だったので、民法と商法の学課がありました。両方とも同じ先生だったのですが、最初の学習の場面で、「法律は最低のマナーだから………」で始まりました。この意味は、最低のマナーを守ればよいではなく、もっと上のマナーを目指せ、という意味で理解しました。古くからの商人の町でしたから、長く商売を続けて行くには、法律を守るだけではやっていけない、という意味も含んでいたのでしょう。
 立法を行う国会議員すら、最低のマナーである法律を守れない人もいます。国会での質問以外では、名誉毀損になりそうな質問をしている議員もいます。これらを見習ってしまうと、見習った人の人生は、終わってしまいかねないですね!

なにかにこだわっていたらうまくいかない!

 戦の最終目的は{お金」、それは日本では「領地=お米」です。建て前は色々と工夫して戦力を集めますが、最終的には「お米=お金」です。
 特に関ヶ原より東の武将にその傾向が見られます。西日本は、地中海の約20倍も栄養豊富な瀬戸内海があり、外国との貿易もあり、稲作にそれほどのこだわりがないためか、全国制覇は狙わない武将が多かったのでしょう。
 お金に関して、多彩な収入源があるほうが、比較的平和な社会をつくることができるのでしょう!