上手くいかない原因を自分の中に!

 小心者(気の小さい、臆病な人)と言われる人がいます。この小心者の中に、うだつの上がらない人と、そうでない人がおられます。優秀な小心者は、臆病であるが故に、過剰な防衛に走りやすいのでしょう。そのためか独裁者の多くは、小心者のようです。ソ連にしろ中国にしろ、自己防衛のための過剰な防衛が目につきますね。それが独裁につながっていくのでしょう。しかし、多くの独裁者は、悲惨な最期になっているようです。優秀な小心者は、注意を!

「正しさ」とは「自分の都合」にすぎない!

 自分が正しいと子供のときから主張しながら育ちます。しかし、なかなかそれが「自分の都合からくる主張」だとは気がつきません。なぜなのでしょうか?
 これは大人になっても変わりません。ただ、主張の頑固さの程度は風土によって違っているようです。
 日本は自分の主張にそれほど強くこだわっていないようです。それは、災害の多い自然環境から学んで来たのでしょうか。
 台風、地震、津波、火山噴火、干ばつなど、予測がつかない自然災害が多く、なかなか論理的には対応できなかった環境の中で、なんとか対応していかなければいけなかった。その結果、自己主張より、今置かれている環境の中で、何をしなければならないか、という命題の中で生き続けてきた結果なのでしょう。
 ただ、日本でも都会暮らしの人達は、どちらかというと自己主張が強いようです。これも自然環境の違いなのでしょうね!

落ちぶれた時にだけは平等を望む!

 「ゆるやか」な政治ができる国には、穏やかな風土が出来るのでしょうね。
 日本は、鎌倉時代から武家社会が始まり、それぞれのリーダーによって、きびしい地域、ゆるやかな地域があったのでしょう。小田原では現在も「北条五代祭り」が今も行われていることは、北条家はゆるやかな風土をつくることに成功していたのでしょう。
 現在、ゆるやかな風土を持つ国家はそれほどはありません。「ゆるやか≒曖昧」と考えれば、日本は「ゆるやかな風土」と考えてよいのでしょうね!

人は誰でもが出来損いである!

 中国の主君に対する格言で、一番良い主君は、人民から見て「主君が、いるのか、いないのか、分からない社会が一番良い」とされています。庶民が自由に生活しながら秩序が保たれ、安定した社会が理想の社会ということです。その風土か現在でも何とか残っているのは、日本だけになっているのでしょうか。今でもたくさんの神々がおり、仏教があり、いろいろな宗教もそれほで否定しない風土があるのも珍しい国です。ただ、外国の情報が大量に流れ込み、英語教育も強化される社会、強いリーダーが良いとする社会に移っていくのでしょうか? 生物としての人間は「子孫に繁栄を引き継いでいくこと」が大切とされています。織田信長も豊臣秀吉も、子孫に繁栄を残していません。しかし、現代では、すごい英雄と考えられていますね!

政治は盲目の現実主義!

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 民主主義の政治は、「目先の問題だけがテーマ」になることは、防げないしくみなのでしょうか? そのためか「行き当たりばったり」になります。10年以上先に予測される問題は、政治家まかせでは対応できないようです。“別のしくみ”が必要なようです。100年ほど前までは、ビジネスに成功した人たちが、社会のための公共投資を担い、それが出来る人だけが、社会的に認められるしくみがあった町があったのですが!

“イギリスの飼い犬”のように動いたのが龍馬!

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 武器商人は、権力者同士を争わせることがビジネスの基本です。表だっては権力者に忠誠をよそいながら、自分の意志が通じる同胞を、敵対関係の権力者に取り入らせ、双方に武器を買わせ、戦わせ、武器を消耗させ、武器の販売高を上げていくことが基本です。その過程で、どちらが勝つかを早く見通し、最終場面で強力な武器を売りつけ、そのおかげで勝利できたと、勝利者に思わせることが、その後の商売につながっていきます!

「鎖国」という用語が教科書から消えた!

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 明治維新の原因は何だったのでしょうか? 西国の外様大名の多くは、密貿易で多くの利益を得、藩の財政を支えていたのでしょう。それが、開国によりその利益の多くを「徳川家にもっていかれるのではないか」と不安になった、それを阻止するため、朝廷という権威を使って明治維新を行ったのでしょうか? 規模の大きな戦いはどんなものでも、その原因はお金とつながっている事実をわきまえた上で、権力争いを見る必要があるのでしょう!

早くから天皇は国の祭祀をつかさどる存在!

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 日本の政治は、古くから名誉と権力を分離していました。江戸時代には、それに加え財力を分離し、名誉・権力・財力を分離する体制になりました。名誉は天皇や貴族、従五位上か正五位などの武士達の官位。権力は老中達に、この老中になれるのは、二万石とか三万石の直参の小さな大名。財力は数十万石の外様大名。この体制が日本の体制を安定的なものにしたのでしょう。日産のゴーン氏のように、一極集中は非常に危険な体制のため、長期政権は難しいことになりますね!

大統領の演説!

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 アメリカに今までにない大統領が誕生していますが、風土が変わってきたのですね。日本も都市の風土は、大きく変わっています。これらの変化を熟成させていくのか、破綻させていくのか、時の流れのみが知っているのでしょう!

米国が広めた非戦闘員を殺す作戦!

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 科学者は開発中は、善悪の判断はそっちのけのなのでしょう。なにかしらの”新しいもの”を、追い求めるものなのでしょう。おそらくAIも、同じ論理傾向を示すようになるのでしょう。気がついたときには、原爆と同様な結果にならないと良いのですが!



いい仕事をしている人の“美学”!

 現在の国会を見ていると、野党議員の質問にがっかりする。議員1人当たりの国費は年1億円程度。そのお金が「文書改変の追求」や「忖度の有無の追求」に使われるのはもったいない。その役目をする組織を作れば、たとえ一人に一千万円かかったとしても、大幅に経費節減になる。参議院を廃止し、官庁の監査機関を改変強化したほうが、はるかに少ない費用で成果が期待できる、と主張する人たちがいても、少しも疑問はない!