相手や状況に合わせてコントロールする能力!

 牛丼チェーンの吉野家の常務が、大学の社会人向け講座で「生娘シャブ漬けの戦略」の話をし、「人権・ジェンダー問題の観点から到底許容することのできない職務上著しく不適任な言動があったため」との理由で解任されました。
 相談gotoの場面を除くと、あまり相手のことを考えて、発言していないことがありますね。自分が言いたいことを、ただ言って終わり、ということが多いですね。無意識に、国会での野党の質問をまねしているのでしょうか?
 まず、きちんと聞く、という習慣ができている人は、話すときも、ワンテンポ置き、相手のことを気にかけながら話しているのでしょうね!

人間は手を使ったから進化した!

 現在「知識」というもののほとんどが、経験を伴っていないものになってしまいました。いろいろな知識を、発達した頭脳で処理し、解ったつもりで生活するようになりました。
 そのためか、感覚が鈍くなっているようです。食べ物でも、ニオイで食べることが出来るのか、出来ないのかは、ある程度は判断できました。また、腐っているかも?、と思うと、口に少しだけ入れ、おかしいと感じると吐き出ていました。
 これが出来なくなってきているのは、ヒトの生物としての劣化なのでしょうね!

穀物を主食にしたのが1万年くらい前!

 糖質制限など、健康志向で食べ物に気を使うことも多くなってきています。健康食品も増えており、「からだにいいですよ」というものが目につきます。
 しかし、気になることもあります。「健康に良い食べ物」、「快適な環境」など、ヒトが快適に暮らすことが、生物としてのヒトの進化に貢献するのかどうか、言われることはないですね。
 地球環境の悪化、新たに生まれるウイルスなどへの、ヒトの対応力は、ヒトの生物としての対応力を変化させなくても、乗り切れるものなのでしょうか。細胞の対応力より、きっと意識の変化で乗り切れる、と信じましょう!

歴史の陰には謎の死が後を絶ちません!

 歴史の景には、謎の死を遂げた例がたくさんあるそうです。また、古代中国では、自ら不老不死の薬として水銀を含む薬を飲んでおり、秦の始皇帝や漢の武帝が丹薬の副作用で死んでおり、唐の時代には皇帝21人の内6人は水銀中毒だったそうです。
 「この薬はは効果がありますよ」と言って、毒薬を進める医者(専門家)がいると、やはり、それを飲んでしまいますね。
 「これはパーキンソン業に良く聞きますよ」と、だれか?に勧める人が出てくるかも知れませんね!

いざこざは、相手のせいだ、と!

 いざこざが起きると、「相手が悪い」と考えるのが普通です。なかなか「自分が悪かった」と思えないものです。これは、現在起きているロシアのウクライナ侵略戦争においても同様ですね。ロシアは「相手が悪い」と言い続けています。
 どうしたら、「自分が悪い」と思うようになるのでしょうか? 難しい問題です。
 自分の思い込みのからつくり上げた正義、これは、論理的な思考をする人には、改めることが難しいのでしょう。もっと「いい加減」・「曖昧」を許容し、穏やかな社会であってほしいですね!

固定観念から解放されよう!

 「本は害になる」と言う人もおられます。これは、ある一面を表現しているのでしょう。
 その理由は、自分で本を選ぶ場合、やはり自分が興味がある本を選んでしまいます。これが永年続くと、固定観念が出来上がってしまい、その枠から抜け出すことができなくなる人が出てきます。
 そうなってしまうと、「本は害になる」と言われても仕方ないですね!

自分の成功体験が忘れられない、と!

 成功体験は、世の中が安定しているときは役立ちます。しかし、世の中が変貌しているときは、かえって邪魔になることがあります。また、成功の体験は、視野を狭くしてしまうこともあり、異分野では役に立たないこともあります。
 だからといって、役に立たないことはありません。成功するために、あれこれ考え、夢中で取り組んでいたという工程(経験)は、きっと役に立つことでしょう!

「細胞」はあらゆる器官になるための情報を持つ!

 生物の細胞は、あらゆる器官になれるDNAを持っているとのこと。動物の細胞は、どのような役割をさせるか、個別に指示されているようです。
 運動選手が、毎日トレーニングをしているのは、それぞれの筋肉や関節の細胞に、どのような役割をさせるかを、訓練しているのでしょうか。
 とすれば、快適で楽な環境で暮らしていると、各細胞も、なんら努力することもなく、楽をしているのでしょうね。
 子ども時代から快適な環境で育っていると、環境変化への適応力が弱くなっていくばかりなのでしょう。そして、それが次の世代に引き継がれていき、ますます環境の変化に、ついて行けなくなるのでしょうね。
 実際に魚介類に起こっています。ここ2,3年で取れなくなった貝や魚がいます。魚介類は、安定した水温の中で生活しているため、より環境変化に弱いようです。
 人間の快適な環境での生活は、その生活環境を維持できなくなったとき、魚介類と似た運命をたどるのでしょうか?

植物の構造はブロックを積み上げるような構造!

 生物は、「生活する環境(育つ環境)に、いかに適応するか」で、進化してきています。
 ということは、現在の先進国のように、冷暖房完備で、過ごしやすい環境、安全とされる食品を食べて育ってしまうと、環境適応の進化は止まってしまうのでしょうか?。
 そう考えると、SDGsが叫ばれている現在、一番適応できる進化を遂げている人類は、アフリカ人の中におられるのでしょうか?
 もしかすると、文明の発達は、生物としてのヒトの進化を、妨げてきたのでしょうか?

日本には「完璧は災いの元」という文化も!

 「無心に何かに取り組む」ということは、思い込みがなく、その状況をありのままに見る事ができる方法です。これはトヨタの改善手法と同じで、現状を残り洩らさず把握することを最優先し、それから対応方法を2つか3つに絞り、比較検討しながら改善していくという方法。
 無心であることが、現状把握において、一番有効な方法です。現状を洩れなく把握した上で、改善に取り組んで行く、それが一番成果につながっていくことになるのでしょう。
 しかし、世間では「朝令暮改」より、「いったん決めたことは、最後までやり抜け」ということが、大事だとされる場合が多いようですね!

人間が二人集まれば支配が始まる!

 ロシアのウクライナ侵略の報道を見ていると、民主主義には弱点があることを認識した上で、社会を構成しなければならないことを、改めて感じますね。
 ロシアにしても、中国、北朝鮮も選挙はあります。但し、情報や教育が操作されたり、選挙のときに監視されたりはしているようですが。
 民主主義の弱点をカバーするには、いろいろな考え方を受け入れる社会を保つ必要がありますが、これあは「曖昧な社会」でもあります。日本の歴史でも、多様な考え方を受け入れる曖昧(いいかげん)な時代は、平和な社会だったようですね。
 現在の社会は、100点至上主義、スペシャリスト中心、考え方に多様性が少なくなっていませんか?

DVの加害者には社会に認められている人が多い!

 子どもを虐待する親のタイプの中には、きっちりしたタイプの親もいます。自分に厳しく、そして、自分を制御しているためか、自分の子どもにも、厳しく接してしまうようです。
 このようなタイプの人が、国家のリーダーになると、やはりプーチンさんをイメージしてしまい心配ですね。
 やはり、多様性を受け入れることが必要なのでしょう。
 別の言葉で言うと、「曖昧」、「いい加減」が大事なのでしょう。正解は一つという、100点主義は、社会に不幸をもたらす面もありますね!

千個の理屈より、一回の実行のほうが尊い!

 行動することが大事。現在は教育が充実し、知識が先行しているため、アタマでの考えだけで、慎重になる場合が多いようです。現場・現状をつかみながら、その状況に応じて行動する経験が、少なくなっていますね。
 ネットで調べれば、AIが選び出した多くの情報があり、自分で動いて調べることが少なくなっているようです。
 ヒトの進化の原点は、状況に適応するために、遺伝子をその環境に適応できるように変化させてきました。遺伝子の進化が進んでいるのがアフリカ人のようです。認知症には、アフリカ人が一番なりにくいような体質だそうです。技術の進歩で対応してきた日本人は、体質的には古いヒトのようです。
 楽に生きていると、ヒトとしての進化は、滞ってしまうのでしょうか?

昔からロシア人は辛抱強く気が長い!

 ロシアのウクライナ侵略で、ロシアが勝とうと、負けようと、国民にとっては悲惨な結果しかないことを、どの程度わかっているのでしょうか。
 現在の世の中は、完全を求めすぎ、その姿勢が長くなればなるほど、自分の価値観だけでどんどん深めていってしまい、他の意見・知識を受け入れることができなくなっているようです。
 現代の教育が、一つの答えだけを正しいとする傾向があり、視野を狭めている傾向があるのでしょう。
 まだ電機冷蔵庫がない時代、小学校の教科書で「新鮮な魚の見分け方」で、魚の「目を見る」とか、「エラを見る」とか書かれていました。しかし、私の育った地域では、「魚にさわって動くかどうか」、いか・たこは「吸盤が吸いつくかどうか」で判断していました。
 正しさは、置かれた環境や状況で変わるものもあります。しっかり状況を観察し、人の意見も良く聞き、判断することが常識になると良いのですが!

質問するときの心構え!

 質問するときの心構えとして、まず「先入観を持たない」で、聞く、見る、聞く、ということでしょうか。
 現在は、学校教育の延長で、「こうあるべきだ(100点主義)」になっている傾向があるので、まずは素直になることが大事なのでしょうね。
 そして、「そうですよね」のように、相手を肯定する(否定しない)ことが大事なのでしょう!
 自己主張をすることは、それが完璧(厳格)であればあるほど、不幸な結果になることが多いようです。
 これは、子育てでも、政治でも、同じようですね!

年齢とともに自分の美学をもつべきだ!

 老年期になったとき、このときほど視野を広げたいもの。仕事を離れたのですから、新しいもの、違った見方が出来る自由を手に入れたのですから。
 自分が習得してきた知識に執着していると、新しい分野の情報が入らなくなります。いわゆる「頑固(他人の意見を聞こうとせず,かたくなに自分の考えや態度などを守ること)」になります。しかも、忘れることが多くなってくると、より視野が狭くなります。
 自分が手に入れた経験や知識を、いろぴろな人々に提供し、その過程で接する人々から、新しい情報を手に入れることが出来れば、異なった視点が生まれてくるのですが!

自分を自慢気に語る人はまだまだ未熟!

 日本では「本当の美しさは、不完全を心の中で完成した人だけが、見いだすことが出来る」という未完の美学があります。
 自らの内的世界に耳を澄ませることができれば、人の意見を素直に聞くことが出来、「完全」ということの危うさに気がつくことが出来ます。
 聖徳太子の「十七条憲法」の最後に、「物事は独断で行ってはならない。必ず皆で適切に議論しなくてはならない。(とはいえ)些細な案件に関しては必ずしも皆で議論する必要は無いが、重大な案件については判断に過失・誤りが無いか疑い、慎重にならなくてはいけないので、皆で議論する必要があるし、そうしていれば(自ずと)道理に適った結論を得ることができる。」と、付け加えています。
 このとき、既に完成の美学に疑問を抱いていたのですね。テレビに出てくる専門家の意見は意見として、三猿の「見ざる、言わざる、聞かざる」の真逆の、「見てご猿、言うてご猿、聞いてご猿」で、世の中の正しいことを「よく見よう」「よく言おう」「よく聞こう」と、常に自分の未熟さを意識していたいものです!!

電気代はこまめな節約が大差を生む!

 ロシアのウクライナ攻撃にのため、電気代にも影響が出ています。現在は外国との取り引きが一般化しているので、致し方ないですね。この際、思い切ってもっと節電に取り組んでみませんか。
 戦争があってもなくれも、地球の温暖化への対応が求められています。電気の節約はどうしても取り組まなければなりません。世の中の変化を冷静に受け止め、工夫していくしかないのでしょう!

無意識に子供にしがみついている場合がある!

 子どもに対する家庭内暴力のニュースが頻繁に放送されるようになりました。親の子育ての歴史はそれほど長くないのかも知れません。
 というのは、核家族で生活する人が多くなったのは比較的最近のことです。また、地域の繋がりがあまり見られなくなったのも、それほど昔ではありません。
 むかしは、祖母祖父や地域が子育てに多く関わっていました。両親だけで子育てをする場面は、それほどありませんでした。
 子どもにとっては、出来るだけ多くの大人達と関わりながら、大きくなっていく経験が、大きな財産になり、自分の子育ても、条件さえ整えば、同じような環境で子育てをするようになるのでしょう!

社会主義は、希望から、現実になったが!

 社会主義の理想は、やはり理想だったのですね。やはり「完璧は災いの元」なのですね。完璧を目指すと。思考の幅が狭くなり、他の考え方を排除してしまいます。結果的に多様性を失い、人々は「見ざる、言わざる、聞かざる」になり、自ら思考することを忘れ、言いなりの社会になってしまいます。
 「見ざる、言わざる、聞かざる」の真逆、「見てご猿、言うてご猿、聞いてご猿」で、世の中の正しいことを「よく見よう」「よく言おう」「よく聞こう」という姿勢で、社会の変化をよく見極めて、変化に対応したいものですね!