人生道草主義がいい!

 男性の脳の機能は、過去をあまり覚えないという。ということは、何か失敗をしたときは、すばやくその原因をつかまないと忘れてしまい、また、同じような失敗をするのでしょうか。
 「失敗は成功のもと」にするには、素早い対応を意識することが大事なのでしょうね!

失敗したときに、まず「よかった」と!

 ことわざに「失敗は成功の母」というものがあります。失敗を成功の母にするためには、失敗した現状を洩れなく把握したうえで、原因を追求する姿勢が欠かせません。
 現状が中途半端な把握になってしまうと、対策も中途半端なものになりがちです。
 うまくいかなかったときの姿勢が、人生を決めるものなのでしょうね!

夢にはちゃんと「しめ切り」を設ける!

 生きていくために、夢を持つことは大事という。人の夢の最終には、お金や名誉が待っていると漠然と考えているのでは、と思う。
 中には、お金持ちになることだけが夢の人もいる。
 人生の終末まで考えると、どんな夢を持つことがベターなのでしょうか。それとも、その時その時を一生懸命に取り組み、過ごすことが大切なのでしょうか、難しいですね!

理屈はいつも死んでいる!

 社会が変化しているときは、今までの社会から出来上がった理屈は、かなり危ういものになりがちです。知識優先の人は、現状をもれなく把握することに、時間を割くことが難しいようです。
 人間の頭は、現状をキチンと把握するより、自分の記憶した知識を利用して判断した方が楽なようです。 社会の変化があまりない時代は、自分の知識を利用して判断した方が、効率的なのでしょう。
 しかし、変化の時代は、知識や経験も「いいかげんなもの」になってしまいます。がんばって、現状把握に時間を使いましょう。
 理屈が優先してしまう人は、「曖昧」や「いいかげん」を許すことが出来ないようですが、「理屈も死んでいる」と考えれば、理屈も「いいかげんなもの」になってしまいます。どうせいいかげんな知識なら、いろいろな人たちと協力し、「いいかげんな意見」にも目を向け、現状把握に時間を使いましょう。
 石油ショックの時代は、それでなんとか乗り切りました!

自分の過去の失敗を笑い飛ばす!

 「失敗は成功の母」、「失敗の原因は我にあり」と受け止めると、失敗の原因をなくすため一所懸命に努力します。そして時間がたつと笑い話にすることもできます。
 肝心なのは失敗の生かし方です。
 「この失敗は自分のやり方が間違っていたからだ」と考えれば、いろいろな反省ができます。すると同じ失敗を繰り返さなくなります。
 気をつけなければいけないことは、私たちの頭脳は、一つのことを続けていると慣れてきます。考え方や行動がワンパターン化する傾向が強くなります。
 すると、現状をきちんと観察しないで、ワンパターン化した発想で解決しようとします。社会が変化しているときは、失敗することが増えてきます!

好きなことをやっている人!

 好きなことをやる。その際は、上とか下という順位の評価をしないこと。ただ、ただ、「これはこうなのか」と、それだけで良いようです。
 料理でも、「うまい」「まずい」ではなく、「これはこうゆう味なのか」でよい。
 商売(ビジネス)では、うまい=多くの人が好みだ、という評価は重要ですが、個人の好き嫌いのレベルでは、事実を事実として受け入れる方が、長続きするようです!

頭を使う仕事は朝にまとめて行う!

 ホモサピエンスの脳は、生物としての必要な機能を越えた大きさになっています。そして、脳はエネルギーを多く消費してしまいます。
 SDGzの視点から考えると、ホモサピエンス以外の生物から見ると、最もSDGzに反する生き物です。そうであるならば、全ての生物に住みやすい環境づくりに貢献する必要があるのでしょう!

ひどい体験をすると心に傷を残す!

 「失敗は成功のもと」(失敗すれば,方法の誤りなど失敗の原因もわかるので成功へ一歩近づくことになる)なのですが、一番の問題は、やってみないこと。
 そして、考えもしないうちに、やってしまうこと。
 「失敗は成功のもと」にするには、行動を起こす前に考えること。それが出来ていれば、失敗の原因を追求でき、成功のもとになるのですが、これはなかなか出来ていないものです。
 でも、失敗後の状況はつかめるもの。すくなくとも、失敗後の状況はしっかりつかんでいきましょう!

一度悪い先入観をもつと!

 一度先入観を持つと、すべてその先入観を前提にものを考えてしまう。現代のように、色々な地域の人達や、多彩な情報が溢れる世の中、思い込みは弊害を生みやすい。
 やはり、現状を洩れなく把握し、事実だけに基づいて、考える方法を身につける必要がある時代になっているのでしょう。
 記憶に頼ることは、思い込みに頼ることにもなってしまいます。いつもピュアな心で、物事に接するように努力しないといけないのでしょう。難しいことですが!

仕事の受けとめ方は千差万別!

 楽観的に考えることができるか、悲観的に考えてしまうか、その考え方で、その時の人生を決めてしまうのでしょう。
 楽観的に考えることができれば、いろいろと前向きに考え、努力することができます。たとえ失敗しても、なにかしらの財産になります。
 悲観的に考えてしまうと、心の重荷が増えていき、なかなかその重荷を下ろすことができなくなり、ときにはカウンセラーの力を借りて、重荷を下ろすことになってしまいます。
 その時の状況を、冷静に・ありのままに、「そうなのか」と、状況把握をするところで済ませ、良否は判断しないこと。悲観的にならずに、何かしらの対策案を考えることにつながるのでしょう!

心は庭と同じ、雑草がはびこらないように!

 自由を求め、社会のいろいろな規制から解放されることを望むのですが、規制がなくなると、自己管理がされているかどうか、周囲から評価されるようになります。
 地域風土によって異なるのですが、かなり厳しいテストを無意識にしている地域もあります。
 むかしから港町のように、多くの人々が出入りしていた地域はそれほど厳しくないようですが、閉鎖的な農村地帯では、厳しい所もあるようです。
 自由とは、その引換えに、社会からテストを受けることになることを、肝に銘じておくことも大事ですね!

人生とは、止(とど)まることのない変化である!

 青春時代の頃から、誰かをマネし、成長していく時代に入ります。その時代、周りにどのような人と出会えるか、そして、どの程度マネできるか、人生を大きく左右していくようです。もちろん、独特の創造性を持った人もおられるでしょうが、そう多くはないのでしょうが。
 ただ、どこかで単なるマネから脱して、自分流を持つことができる時代がやってくると理想なのですが、なかなか厄介ですね。
 というのは、独自性より、自分の都合の良い情報のみ収集しはじめ、どんどん「思い込み」を溜め込み、それを自分の個性だと思ってしまうことがあるからです!

自分の成功体験が忘れられない、と!

 成功体験は、世の中が安定しているときは役立ちます。しかし、世の中が変貌しているときは、かえって邪魔になることがあります。また、成功の体験は、視野を狭くしてしまうこともあり、異分野では役に立たないこともあります。
 だからといって、役に立たないことはありません。成功するために、あれこれ考え、夢中で取り組んでいたという工程(経験)は、きっと役に立つことでしょう!

千個の理屈より、一回の実行のほうが尊い!

 行動することが大事。現在は教育が充実し、知識が先行しているため、アタマでの考えだけで、慎重になる場合が多いようです。現場・現状をつかみながら、その状況に応じて行動する経験が、少なくなっていますね。
 ネットで調べれば、AIが選び出した多くの情報があり、自分で動いて調べることが少なくなっているようです。
 ヒトの進化の原点は、状況に適応するために、遺伝子をその環境に適応できるように変化させてきました。遺伝子の進化が進んでいるのがアフリカ人のようです。認知症には、アフリカ人が一番なりにくいような体質だそうです。技術の進歩で対応してきた日本人は、体質的には古いヒトのようです。
 楽に生きていると、ヒトとしての進化は、滞ってしまうのでしょうか?

成功するには、まず構想を楽観的に描く!

 新しいことをするとき、まずは楽観的に考える。その上で、現状(状況)を漏れなく把握し、緻密に検討する、ということが重要なのでしょう。場合によっては、状況把握に段階で、比較的簡単に取り組めることもあるのでしょう。
 「新しいこと=知らないこと」に取り組む場合、「思い込み」が多くの場合マイナスに作用します。知識や人の意見よりも、現状把握を漏れなくやった上で、新しいことに取り組んだ方が良いようです。こんな場合、自然の中で遊んだ経験や、自然観察の経験はきっと役に立つのでしょう。
 最初から悲観的に考えてしまうと、現状把握のとき、悲観的な情報のみ集めてしまうことにつながり、より困難な取り組みになってしまうことになります!

周りの人から嫌われる傾向の人!

 社会には、一人でする仕事と、複数の人でする仕事があります。画家や作家、伝統工芸の職人など、一人で完結する仕事では、市場を意識した上で、個人の能力発揮だけでも、それほど問題はありません。しかし、そのスタイルで組織の中で仕事をしてしまうと、浮き上がってしまいます。
 スポーツでも、個人競技と団体競技があります。団体競技で能力がある選手は、まわりの選手の個人個人の特性を把握し合い、お互いにそれぞれの選手の能力を生かす方法を選択します。
 強いチームを見ていると、ときどき笑顔を見ることがあります。チーム(グループ)で活動するとき、笑顔がそのチームの能力を引き出す秘訣のようですね!

ちょっとじゃまなことが頭の働きに良い!

 ちょっと手間のかかることが、頭の働きに良い、とのこと。ちょっとした親切心がある人は、周りに気を使っており、何かしらの“お手伝いをが出来ること”に気がつきやすいのでしょう。
 四国遍路で「お接待」というおもてなしがあります。遍路をしている人達に、飲食などの、何かしらの提供を無償で行うものです。通りがかりの巡礼している人達に気を使うことで、頭の働きにきっと貢献しているのでしょう。
 “親切にする”ということは、相手から言われる前に、こちらから気を使って、なにかできることがないか、頭を無意識に使っています。これが頭には良いのでしょう。
 確かに親切な人は、人間的に頭がよい人ですね!

リフレ-ミングで心は変わる!

 行き詰まったとき、どのようにして乗り切るか。
 自分を責めても、困難を乗り切ることには何の効果もありません。
 こんなとき、自然の中で育った人達は、現在の状況を詳しく観察するクセがついています。その状況を見た上で、打つ手があるのか、それとも、諦めるか、決めていきます。
 そのような習慣が身についていると、諦める結果になっても、立ち直ることが出来るようです。
 うまくいかないときは、とにかく洩れなく現状把握を徹底することのようです!

強く穏やかに生きていこう!

 強く穏やかに生きていくことを目指すこと。出来ると良いのですが、これを自分の論理だけで実現することは大変なことです。
 日本の風土は、出来損ないを認め、曖昧に生きることを認める風土があります。この風土を無視し、自分の考え方しか認めない時代は、日本においては戦いに明け暮れた時代ですね。 
 現存する日本最古の国が編集した「日本書紀」ですら、朝廷の成立はAが正統だが、Bもある、Cもある,Dもある,というように、国家が、曖昧さを許容しています。そんな国は世界中どこにもないようです。
 日本書紀より古い聖徳太子の十七条憲法の最後の17条目には「物事は独断で行ってはならない。必ず皆で適切に議論しなくてはならない。とくに重大な案件については判断に過失・誤りが無いか疑い、慎重にならなくてはいけないので、皆で議論する必要があるし、そうしていれば(自ずと)道理に適った結論を得ることができる。」と、もとになった中国のものにつけ加えています。
 自分の論理では補えない世界があることを、大昔から感じていたのですね!

豊かな人生とは物質的豊かさ?

 生活する上で、私たちは「思い込み」に支配されているようです。脳は、やはり新しいことに取り組むことがイヤなのでしょうね。今までの延長で、考えたり、選択したりしてしまいます。これを長年続けていると、認知症になってしまうのでしょうか?
 ジェンダーの問題も社会の「思い込み」ですね。それぞれの人の特質を、ありのままに見極め、判断することも脳は苦手なようですね。社会通念の「思い込み」にしたがって判断したほうが楽ですよね。「思い込み」を壊すには、かなりの努力が必要ですね!