最近は、季節の移り変わりに鈍感!

 野菜が温室で育てられるようになり、季節感が薄れてきました。地球の温暖化が叫ばれていますが、温室栽培はそのまま継続のようです。
 物価が上昇している今、人間に寄り添うより、植物が本来持っている性質を生かしながら、人間が料理方法を工夫して、野菜を供給することは難しいのでしょうね!

尾道 江戸時代、伝書鳩と米相場 「浄土寺」

伝書鳩と米相場 広島県尾道市 浄土寺

 江戸時代のことです。お米の商いをしている商人が浄土寺におまいりに行きました。
 お和尚さんに奉納のお金を渡すとき「大阪の米相場が安いんで、これだけしか奉納ができないんです、申し訳ございません」と言って渡しました。
 和尚さんは「どうもありがとう、でも大変ですね。ところで大阪の米相場って、そんなに上がり下がりするんですか?」と言いました。
 すると「米相場はそうなんですよ、米の相場が分かれば、もっと安心して商いができるのですがね」と言いました。
 すると、和尚さんは「このお寺の言い伝えに、源氏が伝書鳩を使って連絡をしていたっていう話が伝わっています。どうですか、伝書鳩を使ってみたらどうですか」といました。
 すると、大阪の商人は「伝書鳩は江戸幕府が禁止してるんだよ、残念だなぁ」と言いました。
 詳しく聞きますと、「大阪で伝書鳩を使った商人が捕らえられて、大きな処罰をされたそうです。そのため今は一切そんなことはしてない、無理だ!」と言いました。
 すると、大阪の商人は「伝書鳩は江戸幕府が禁止してるんだよ、残念だなぁ」と言いました。………

わかっていないのに、わかったふりをする!

 町歩きの時、通りがかりに合った人と、なねげない話しができると、その土地に関する思いがけない情報を手に入れることが出来ます。
 このとき、聞くことに重きを置き、聞き出している雰囲気を感じさせず、なにげない話しをしているような雰囲気が作れるといいですね。
 「わかったふり」これは最悪ですね。
 話力は、話すことではなく、聞くことなのでしょうね!

尾道 村上水軍、その後の回漕問屋としても信仰「光明寺」

 834~847年、円仁和尚の草創といわれています。元々は天台宗のお寺でしたが、鎌倉時代の末期の建武3年(1336年)2月、足利尊氏の従軍僧だった道宗雙救上人が今川貞世と共に、光明寺に足を止めたとき智海和尚を助け、自らが大願主となり光明寺を再興し、浄土宗へと改宗しました。
室町時代には村上水軍の信仰を集、1588年、豊臣秀吉の「海上鎮圧令」により武士を捨て回漕問屋へと生業を変えた後も檀家として寺を支えました。
 海上鎮圧令(海賊取締令・海賊停止令)とは、1588年(天正16年)に豊臣秀吉が倭寇に対し
 ①豊臣氏に従い、大名となる
 ②豊臣政権の大名の家臣となる
 ③武装を放棄し、百姓になる
この3つを迫った政策です。

その場対応のウソはつかない方が賢明!

 なぜウソをつくのでしょうか?
 最近の技術の進化で。だれもがスマホやドライブレコーダーで簡単に記録を残しています。
 そのデータをネットに上げることも出来ます。また、報道機関に提供も出来ます。
 むかしに比べ、ウソがばれる環境が整っています。それにもかかわらず、「自分のウソは、バレない」という感覚は、むかしのままのようです。
 環境の変化にともなった感覚を、身につけるのは、なかなか難しいことのようですね!

相模原 西南 江戸時代には寺子屋が「常福寺」

 1300年頃、鎌倉時代末期に建立。 開山は鎌倉建長寺の35代管長、本覚了堂禅師、開基は菅原長員。
 1316正和5年、文章博士などを務めた菅原長員が、その祖父菅原長貞の供養のため、鎌倉建長寺より本覚了堂禅師を招き開山した。
 その後、一時衰微したものを信濃の国出身の玉叟珍(1563年没)が中興したと伝えられている。 開山以来代々知識人として知られた菅原氏と縁が深く、1584年の北条氏直の版物状や、鎌倉仏師として知られる後藤四郎兵衛藤原義貴の作による地蔵菩薩立像などが残されている。

外面がよく見えてても中身ブスなら!

 地位が上がれば、収入・名誉も上昇、尊敬されるという世の中。この方式を打ち破っていたのが徳川家康。
 収入の多い10万石以上は外様大名、幕府の重要な地位には就くことが出来なかった。老中になれる大名は、数万石の譜代大名。
 また、名誉は「武士は食わねど高楊枝」という言葉があるように、江戸時代の武士は、下の者でも名誉をめちゃくちゃ大事に考えており、その反対に恥をひどく嫌いました。
 上位のものに、権力・財力・名誉が集中することの危うさを、完全に避けるシステムを作り上げることで、安定して時代を造り上げたのでしょう。
 独裁国家を否定することで、平和な社会をつくりあげることに成功したのでしょうね!

鎌倉 龍口寺輪番八ヶ寺の一つ「東漸寺」

 東漸寺(とうぜんじ)は、神奈川県鎌倉市腰越にある日蓮宗の寺院。旧本山は大本山法華経寺。小西法縁。龍口寺輪番八ヶ寺の一つ。
 1325年(正中2年)、後に龍口寺となる地の護持のため法華経寺から派遣された日東を開山に建立された。その後44世住職日英が、本堂、庫裡を再建復興し、現在の伽藍が整備された。

夢がいいのは実現を先送りできること!

 「夢を保つことはいいこと」なのですが、年齢に応じた夢の持ち方もあるようです。
 また、地位・財力・名誉だけの夢は、周囲に大きな危険も起こしてしまうこともあります(ロシアのプーチンさんがその典型なのでしょうね)。
 小さな夢を積み重ねている内に、いつのまにか大きな結果を残すこともあるのでしょう。その本人は、大きな夢を実現したとは思ってないかも知れないですね!

尾道 よく「見よう・言おう・聞こう」三猿の教え「大山寺」

 「見ざる、言わざる、聞かざる」の真逆、「見てご猿、言うてご猿、聞いてご猿」で、世の中の正しいことを「よく見よう」「よく言おう」「よく聞こう」という願い。

 江戸時代から尾道は、実質的には豪商が町を治めていた。この風土がこの猿達を生んだのでしょうか。

クヨクヨしそうになったらさっさと寝る!

 なかなか決められないとき、まず。寝てしまいましょう。寝てる間に、頭の中で情報を整理しているようで、朝アイデアが浮かんでいることがあります。
 寝ている間に考えるクセがつくと、気持ちがずいぶん楽になります。そのためには、昼間にその問題に関係しそうな状況の把握を、できるだか洩れなく把握していると、朝にアイデアが浮かんできているようです。
 考え込んだら、まず寝てしまいましょう!