成功した人は期待以上の奉仕をする! 「奉仕(私心をすてて社会や他人のために働くこと)」が、風土として残っている地域があります。四国八十八箇所巡りのお遍路での「お接待」も奉仕でしょう。このお接待の見返りは、仏様から与えられる「何か=幸運」がある、ということでしょう。「奉仕」といったものが、風土として定着しているところでは、ボランティアを「何らかの名誉といったものを得るために、やっているのでは?」といった雰囲気もあります!
誰でもがみな、ある意味出来損い! 「自分は出来損ない」と思うことを大事にすることが日本の文化。いくら自分がトップだと思っても、「やっと三本の指に入ったかな」と表現する文化です。職人の心構えでも、尾道にある御袖天満宮の石段は、5mの1本ものが54段あるが、上から二段目だけを2本つなぎに造っています。わざと「まだ完全な腕ではない」と、職人自身が腕を磨くために、あえて不完全にしています!
ほんの少しの「見栄え」アップ! たいして重要ではないと思ってしまいがちなことを、「大事なこと」と思うことができるかどうかが大切です。しかし、なぜ「たいしたことではない」と思ってしまうのでしょか? その対象物が「自分はたいしたものではないよ」とは言ってはいません。わたしたちが、勝手に「たいしたものではない」と、思っているだけです!
どうしたら自信を持てるの? いろいろなことをやって一度成功すると、その後、失敗したとき、その過程を考えるようになると、どんどん成功体験が増えていきます。成功か、失敗か、にこだわるより、その過程(五感で得た感覚)に目を向け、それを是正することで、成功できるのです。現在は、五感から得られる情報より、言葉をもとにした情報で、是正しようとする訓練を積み重ねているので、本来の成功体験は少なくなってきているのでしょう!
自分だけしか通用しないモノサシ! 現在は、五感からの情報を大切にしなくなっています。子ども時代から、言葉(教科書などで)で情報を得て、判断する方法を学んでいます。たとえば、「新鮮な魚の見分け方」だと、「目が光っている」、「お腹がピンと張って弾力がある」、「魚の色があざやか」などと。しかし、もっと新鮮な魚が手に入る地域では、「指で触って魚が動くかどうか」、「タコやイカは、吸盤に指を当てると吸い付くかどうか」で判断します(うまいかどうかの判断とは多少違うのですが)。まず、五感で判断し、それから知識と組み合わせるほうが、正確な判断が出来るのです!
妬み深い性格の人! 「過去に執着する」という意識は、なぜ発生するのでしょうか? 「いま」が精一杯であれば、過去など振り返る余裕はありません。戦後の貧しかった時代(生きることが精一杯な時代)は、いま置かれている状況を、五感を駆使し情報収集し、よりベターな状況にするために、智慧を絞って生きていかなければなりません。豊かな時代になると、”いま”に、それほどこだわらなくてよくなるのですが、反面、過去にこだわり、こころが貧しくなる人の確率が上がるのでしょうか!
心の重荷は書き出すこと! 「こころの重荷」というものは、過去、または、未来を考えたとき、マイナス思考が作用すると、「こころの重荷」が発生するのでしょう。動物のように「いま現在」だけに生きることができれば、こころの重荷は発生しないのでしょうか。ということは、「言葉」がなければ、過去や未来について考えることもなくなり、「こころの重荷」はなくなるのでしょうか?
感動・感謝・褒めることは、免疫力アップ! 「感動・感謝・ほめる」などは、自分の免疫力アップという大きなメリットがあると、実験で証明されているとのこと。ことわざ「情けは人の為ならず」、他人に親切にし、相手から感謝を貰うと、「自分の免疫力アップ」という恩恵があるのですね。ボランティアなども、自分の名誉のためでなく、ただゝゝ親切にし、相手が感動する姿を見ることが、大事なのですね。「助けっぱなし!」、「助けられっぱなし!」でいいのですね!
松下幸之助は「百見は一験にしかず」と! 「現状把握」は百回聞いてもよく分からないもの、ということ。これは言葉の限界を現しています。しかし、いまのネット社会では、言葉に加え画像も増えてきました。しかし、百回見ても「一験(一度の体験)」には到底およばないですね。何かを「やる」ことは、いま現在に集中でき、いままで見えてこなかったことに、気がつくようになります。言葉社会になればなるほど、体験が重要なのですね!
人生の達人になるには、コツコツだ! 近頃、週に1日だけ開店する古本屋など、フルに開店しないお店を見かけます。自分の興味があることを、たとえわずかな時間でも開業するスタイルが、可能な時代に入りつつあるようです。むかし瀬戸内海の島々の人たちは「半農半漁」といったスタイルで働いていました。生業と共に、コツコツと副業をやっていれば、歳を取っても安心できるのでしょう!
孤高の天才タイプが何より辛いのは! 天才は自分の才能だけに頼る。老人は、自分の経験だけに頼る。自分だけの才能、自分だけの経験、これには限界がある。そのためか、人類の進化の過程では社会性を大切にしてきた。核家族化、都市の孤立しがちな暮らし方、これが、自分の能力だけを頼り生きることになる。まだ一部ではあるが、人類史上初めての実験が始まっている。どのような結果になるのでしょうか?
物事を理解する最初の一歩「直感」! AIが進歩していくなかで、「直感」というものが、どのように位置づけられるのでしょうか? 直感は、体験を基礎とした経験がベースになっているのでしょう。この体験というものを、AIではどのように扱うのでしょうか? いろいろな測定器により、数値化したデータを基礎とするのでしょうが、私たち自身が、直感が生まれてくる過程がよくわかっていませんね!
失敗した時に笑える人間こそ! 笑いは、臨機応変に対応できる源でもあるのですね。それに、免疫力を高めるという効果もあるといいます。対外的にも、対内的にも、笑いは多くの効果を生み出しているようです。しかめっ面で、全力を出し切り、もう動けません、といったものは、間違いという時代になったのですね!
「不思議?」を追いかける! まず「不思議?」と思う姿勢を、どのようにして保持するか。まず、知識を母体とする「思い込み」が強いと、不思議が浮かんできません。知識というものは、まず、体験があり、その後に知識を得た場合は、なにか疑問を感じたとき、その知識を疑うことが出来ます。しかし、知識だけの場合は、それが思い込みになり、その知識以外の情報は、見えなくなってきます。知的生活が狭いものになっていきます!
先入観にとらえられてしまうと! 学校で使う教科書は体系的に出来ています。ということは、はみ出した考え方の学習はできません。思考をパターン化するために学校に行くのです。一方、データベースを利用した検索は、単語で検索するため、予想外(体系的な思考から考えると)な情報に出会います。ネット検索でも同じような環境なのですが、ある意図を持った検索エンジンが使われているため、予想された情報が上位にきます。思考の多様化には物足りなくなります!
案ずるより産むが易し! 「とりあえずやってみる」、知識を得る前に、経験すること、これがあれば、知識が智慧につながっていきます。その際、失敗であれ、成功であれ、まわりの人は、何にかしらプラスに結びつく反応をすること。特に子供時代は、まわりの人のプラスの反応が大事です。そのような経験が、失敗を、成功への単なる過程と、考えられるようになります!
脳の働きを変えるには感動すること! 思い込みが強いと、なかなか「感動」が出来ません。大人がなかなか感動できないのは、固定観念が出来てしまったからです。固定観念を見直し出来なくなると、頭が老化してきたのです。新しい知識・体験・人々に接していないからでしょう。その結果、感動がなくなってきているのです!
自分が蓄積した結果が「チャンス」! いま、「現在を考えているか」、「過去を考えているが」、それとも「未来を考えているか」で、チャンスを生かすことができるかどうかに、違いがでます。今現在を、観察し、考えていれば、チャンスに巡り会うことも多いのでしょう。過去も未来も、今考えてもどうにもできません。未来のことでも、今現在に何が出来るか、という視点で、現在を考える必要があります!
失敗から学ばないから苦しむ! 失敗であれ、成功であれ、とにかく経験を豊富にすることが大事。仕事であれ、趣味であれ、多くのことをやる。仕事や趣味を、過激にヤルことが、人生を豊かにするためには必要なこと。しかし、働き方を見直している現在、時代には合わないですね。極端な言い方をすると、人生を豊かにする必要が無い時代になったのでしょうか?
脳が緊張すると笑うことができません! 日本人は、微妙な表情を読み取ることが出来ます。これは、顔を合わせるからです。顔を合わせると、微妙な表情をつくる訓練が出来ます。SNSでは表情は必要ありません。写真を添付する必要があるのなら、つくった表情で良い。動きのある微妙は表情は、顔を合わせるからつくり出す必要が出てくるのです。若者は、様々な人と顔を合わせる必要が少ない。そのためか、若者の表情は誰でも同じ。そのためか、スマホの写真ソフトで、表情を自動加工した写真が出来るようになるのでしょうか!