失敗体験をたくさんするとガムシャラに!

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 ガムシャラに物事に取り組んでいると、余計な思い込みもなく、いま現在の状況から得られる情報(どちらかといえば感覚的な情報)をもとに、どのように対処するか、だけを考えています。これも、ある意味「無心」ということでしょう。これが、成功しようと、失敗しようと、自分の財産になって行くのでしょう!

理論優先、競争原理の導入の弊害!

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 「勝ち負け」をベースにして「逃げてはいけない」という思いに縛られていると、事故や災害といった突発的な出来事に見舞われたとき、「危険を避ける」という行動ができなくなっていきます。危険な状況に瀕したたときに、本能は、それを察知して逃げるようにと警報を鳴らします。ところが一方では「逃げてはいけない」という指令を発して、その警報にブレーキをかけます。あなたは相反する情報に立ち往生し、身に迫る危険に対しても、自分を守ることができなくなっていくのです。避難を現場で支援する立場の人は、ものすごく大変です。

自信がない!

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 「自信」とは、本来は何なんだろう。むかし、狩の場面を想像してみると、その場面、場面で、「あれは獲物だ」、「捕ることができるか」など、事前に考えると言うより、「その瞬間で判断する」ということだったのでしょう。それが、より成功の確率を上げるために、現実の場面に出会う前に、いろいろと予測し、考えるようになり、「自信がある」とか「自信がない」とか、考えるようになったのでしょう。自信のある人は、何も考えないで現実の場面に挑むのでしょう。出来そうになければ、逃げれば良いのですから!(逃げる自信が必要ですが!)

ヨーロッパでは瞑想と思考に時間を割く!

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 座禅などで瞑想することに慣れていない人は、あまり人がいない海辺で、波の音を聞きながら、のんびりとするのが良いですね。穏やかな波のところが良いのですが、大きな波の所では、少し高いところの方が良いのでしょう。潮風に当たっていると、無心になれますね。春に、瀬戸内の島に渡り、海岸から、のんびりと景色を眺めているのが最高ですね!

自分だけの片寄った考え!

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 今迄の教育で大事にされてきたことは「知識」ですね。知識を習得していく場合、同じ系統の知識を習得したほうが効率が良く、専門性を認められるので、その方向を目指しがちです。すると、自分の中に「思い込み」が出来上がり、定着していきます。そして、どんな現象や事実があろうと、自分の思い込みがベストと思い、判断するようになりがちですね!

トコトン追求すると失敗する!

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 子供時代、自然の中で育つと、危険対処のためか余力を残しておくことが、無意識に身につきます。すべてを出し切ることの危険性を、肌で感じるためでしょうか。今は都会育ちが多く、指導者も全力を出し切ることを要求する。そのためか危機に陥ったとき、周囲の情報を、五感で感じとる力をも、失ってしまう人が増えているようです!

成功した人は期待以上の奉仕をする!

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 「奉仕(私心をすてて社会や他人のために働くこと)」が、風土として残っている地域があります。四国八十八箇所巡りのお遍路での「お接待」も奉仕でしょう。このお接待の見返りは、仏様から与えられる「何か=幸運」がある、ということでしょう。「奉仕」といったものが、風土として定着しているところでは、ボランティアを「何らかの名誉といったものを得るために、やっているのでは?」といった雰囲気もあります!

誰でもがみな、ある意味出来損い!

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 「自分は出来損ない」と思うことを大事にすることが日本の文化。いくら自分がトップだと思っても、「やっと三本の指に入ったかな」と表現する文化です。職人の心構えでも、尾道にある御袖天満宮の石段は、5mの1本ものが54段あるが、上から二段目だけを2本つなぎに造っています。わざと「まだ完全な腕ではない」と、職人自身が腕を磨くために、あえて不完全にしています!

ほんの少しの「見栄え」アップ!

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 たいして重要ではないと思ってしまいがちなことを、「大事なこと」と思うことができるかどうかが大切です。しかし、なぜ「たいしたことではない」と思ってしまうのでしょか? その対象物が「自分はたいしたものではないよ」とは言ってはいません。わたしたちが、勝手に「たいしたものではない」と、思っているだけです!

どうしたら自信を持てるの?

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 いろいろなことをやって一度成功すると、その後、失敗したとき、その過程を考えるようになると、どんどん成功体験が増えていきます。成功か、失敗か、にこだわるより、その過程(五感で得た感覚)に目を向け、それを是正することで、成功できるのです。現在は、五感から得られる情報より、言葉をもとにした情報で、是正しようとする訓練を積み重ねているので、本来の成功体験は少なくなってきているのでしょう!

自分だけしか通用しないモノサシ!

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 現在は、五感からの情報を大切にしなくなっています。子ども時代から、言葉(教科書などで)で情報を得て、判断する方法を学んでいます。たとえば、「新鮮な魚の見分け方」だと、「目が光っている」、「お腹がピンと張って弾力がある」、「魚の色があざやか」などと。しかし、もっと新鮮な魚が手に入る地域では、「指で触って魚が動くかどうか」、「タコやイカは、吸盤に指を当てると吸い付くかどうか」で判断します(うまいかどうかの判断とは多少違うのですが)。まず、五感で判断し、それから知識と組み合わせるほうが、正確な判断が出来るのです!

妬み深い性格の人!

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 「過去に執着する」という意識は、なぜ発生するのでしょうか? 「いま」が精一杯であれば、過去など振り返る余裕はありません。戦後の貧しかった時代(生きることが精一杯な時代)は、いま置かれている状況を、五感を駆使し情報収集し、よりベターな状況にするために、智慧を絞って生きていかなければなりません。豊かな時代になると、”いま”に、それほどこだわらなくてよくなるのですが、反面、過去にこだわり、こころが貧しくなる人の確率が上がるのでしょうか!

心の重荷は書き出すこと!

 「こころの重荷」というものは、過去、または、未来を考えたとき、マイナス思考が作用すると、「こころの重荷」が発生するのでしょう。動物のように「いま現在」だけに生きることができれば、こころの重荷は発生しないのでしょうか。ということは、「言葉」がなければ、過去や未来について考えることもなくなり、「こころの重荷」はなくなるのでしょうか?

感動・感謝・褒めることは、免疫力アップ!

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 「感動・感謝・ほめる」などは、自分の免疫力アップという大きなメリットがあると、実験で証明されているとのこと。ことわざ「情けは人の為ならず」、他人に親切にし、相手から感謝を貰うと、「自分の免疫力アップ」という恩恵があるのですね。ボランティアなども、自分の名誉のためでなく、ただゝゝ親切にし、相手が感動する姿を見ることが、大事なのですね。「助けっぱなし!」、「助けられっぱなし!」でいいのですね!

松下幸之助は「百見は一験にしかず」と!

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 「現状把握」は百回聞いてもよく分からないもの、ということ。これは言葉の限界を現しています。しかし、いまのネット社会では、言葉に加え画像も増えてきました。しかし、百回見ても「一験(一度の体験)」には到底およばないですね。何かを「やる」ことは、いま現在に集中でき、いままで見えてこなかったことに、気がつくようになります。言葉社会になればなるほど、体験が重要なのですね!


人生の達人になるには、コツコツだ!

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 近頃、週に1日だけ開店する古本屋など、フルに開店しないお店を見かけます。自分の興味があることを、たとえわずかな時間でも開業するスタイルが、可能な時代に入りつつあるようです。むかし瀬戸内海の島々の人たちは「半農半漁」といったスタイルで働いていました。生業と共に、コツコツと副業をやっていれば、歳を取っても安心できるのでしょう!

孤高の天才タイプが何より辛いのは!

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 天才は自分の才能だけに頼る。老人は、自分の経験だけに頼る。自分だけの才能、自分だけの経験、これには限界がある。そのためか、人類の進化の過程では社会性を大切にしてきた。核家族化、都市の孤立しがちな暮らし方、これが、自分の能力だけを頼り生きることになる。まだ一部ではあるが、人類史上初めての実験が始まっている。どのような結果になるのでしょうか?


物事を理解する最初の一歩「直感」!

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 AIが進歩していくなかで、「直感」というものが、どのように位置づけられるのでしょうか? 直感は、体験を基礎とした経験がベースになっているのでしょう。この体験というものを、AIではどのように扱うのでしょうか? いろいろな測定器により、数値化したデータを基礎とするのでしょうが、私たち自身が、直感が生まれてくる過程がよくわかっていませんね!


失敗した時に笑える人間こそ!

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 笑いは、臨機応変に対応できる源でもあるのですね。それに、免疫力を高めるという効果もあるといいます。対外的にも、対内的にも、笑いは多くの効果を生み出しているようです。しかめっ面で、全力を出し切り、もう動けません、といったものは、間違いという時代になったのですね!

「不思議?」を追いかける!

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 まず「不思議?」と思う姿勢を、どのようにして保持するか。まず、知識を母体とする「思い込み」が強いと、不思議が浮かんできません。知識というものは、まず、体験があり、その後に知識を得た場合は、なにか疑問を感じたとき、その知識を疑うことが出来ます。しかし、知識だけの場合は、それが思い込みになり、その知識以外の情報は、見えなくなってきます。知的生活が狭いものになっていきます!