日本の山村には森林が残りました!

 日本の自然条件はきびしく、工夫して生き抜いてきたようです。西日本は台風の来襲があり、東日本は火山の噴火やその堆積物が多く、日本全体では、地震や津波があり、平野は洪水に見舞われることも多く、しかも、山岳地帯で移動がしにくい風土でした。そこで、その土地に合わせて、工夫し、ルールをつくり、みんなで守り合うことで凌いできたのでしょう。そのためか、ルールを守り、協力ができる遺伝子(不安を持ちやすい遺伝子)が多い人が、生き延びることができたのでしょう。
 開拓心が強く、不安感をそれほと持たない人は、北海道の開拓をしたり、大都会で成功を目指したり、そのためか、伝染病には弱いのでしょうかと、ついつい考えてしまいます!

智慧は一人では身につきません!

 ここ数十年においては、本や新聞に始まり、ラジオ・テレビ、そしてネットで、情報量が飛躍的に増えてきました。その反動として、五感からの情報量がどんどん減少しています。人類史上初めてのことです。五感からえた情報で判断していた歴史から、知識・情報をもとにした判断に変わってきています。ということは、言葉で表現できなかったことは、そして、その言葉で正確に伝わらなかったことは、判断に影響を及ぼすことができない、ということです。大手企業でも大事故を起こしています。マニュアルに書いていないこと、書いてあっても充分伝わらないことも、その大事故の一因なっている可能性があります。昔の職人さんは、その技術を「見て盗め」でした!

日本人は混血、雑種!

 日本人は「雑種」というと、ある年齢以上は違和感を持ちます。文化的には「単一民族」といっていいのでしょうが、生物学的には雑種になるのでしょう。その雑種の日本人が、水には恵まれているが、災害や過酷な自然環境の中で適応していくために、DNAのスイッチをOnやOffにして、環境適応し生き残ってきたのでしょう。現在、新コロナウイルスが流行していますが、これもDNAスイッチに関係しているのでしょうか。都会で流行しているようですが、もしかして、都会を目指したがる人達にも、共通のDNAスイッチ状態があるのでしょうか?

心地よくフィットする基準を持つ!

 人生とお金の関係をどのように捉えるか。ほとんど考えなかった問題なのですが、NHKの「ひきこもり人」の特集を見ている内に、その一つの原因に、日本社会が年功序列から、お金中心の能力主義に移行したことが関係しているのではないか、と思うようになりました。飢餓の問題を別にすると、お金による豊かさは、幸福度とはあまり関係がないような気がしています。お金から離れてみると、好奇心さえあれば、それほどのお金を使わずとも、人とのつながりや、充実感を味わえることはたくさんあります。それが見つかれば充実した人生も遅れるようです。もちろん、毎日食事ができるという前提があってのことですが!

子供に無関心な親が、いわゆる"最悪の親"!

 いま「こもり」の原因の一つに、厳しい親が原因では、と言われています。現在の能力主義のもとで、成功している親は、何らかの形でお金につながる組織、権力につながる組織などで、言葉から学んだ「知識」をもとにして成功しているのでしょう。これらの能力以外の能力に、気づくことができないようです。思い込みが激しい親、言葉から得た知識・理論が優先の親、このタイプは五感から入ってくる情報を、いろいろと繋がりをつけ、柔軟の智慧を活用することができなくなっているのでしょう!

能力主義には限界がある!

 いまは能力主義の社会になっています。この能力というのは「お金」に関わる能力のことで、それ以外の能力は、それほど社会では認められません。戦国時代の能力は「いくさに関する能力」が評価されていました。そうした能力主義の時代は、自分が生きている時代中心のことしか考えません。子孫代々の繁栄は二の次です。そのためか、織田信長や豊臣秀吉は、実質一代のみです。そうゆう社会の弱さに気がつき、多方面の能力を社会に生かす時代ができたのが江戸時代です。社会に幸せをもたらすことは、お金による豊かさだけではないのでしょう。もっと多彩な能力が必要なのでしょう!

東洋医学的にいうと、病気は血の汚れが原因!

 西洋医学は、測定が可能なデータをもとに、それまでの知見をもとに、病気を判断し対処しています。測定ができない場合は、専門分野を勉強すればするほど「直せない」という判断になるのでしょう。もちろん、専門分野の知識と、経験で感性を磨き、常になにかよい対処法がないかと思いながら、経験を積み、考えに考えてきた医者は、検査データは参考程度に利用し、対処法を見つけ出してしているのでしょう。多くの医者は、検査データだけに頼っているのだろうと感じる理由は、患者が自分の症状を伝えるための「ことば」が、非常に少なく、地方によって独特の言葉ありながら、「症状を表現する言葉」を整理し、表現しやすい言葉を見つけ出すなどの作業を、医学会がやっていないように見えるからです!

「考えること」を教えることはできません!

 向上寺は応年七(1400)年地頭・生口守平公が 瀬戸田潮音山の観音の霊場に一寺を建立し、臨済宗 仏通寺派開山勅特賜仏徳大通禅師愚中周及大和 尚(1323~1409年)を迎えて開きました。 聖観世音菩薩(秘仏)を本尊とし、古来、災害鎮圧と興隆繁栄の祈願寺として 崇敬されました。
 伽藍は明治6年に焼失、本堂は三原近在の寺院解体による古材で 再建しましたが、その後、老朽破損・解体し、現在は仮本堂にて 創建六百周年の復興を目指しています。

「毒のある人々」は善人ぶる!

 何の見返りも期待しないでボランティアに参加する人が多いのですが、中には回りの評価を気にしてボランティアに参加する人がいます。育った土地の風土が影響するのか、地域差もあるようです。土地の風土の違いがよく分かることに、「お返し」があります。お土産をもらったり、何かをしてもらったりすると、すぐお返しをする地域と、日常的に、あげたり・貰ったりしている地域は、「お返し」にはこだわりません。地域の風土は、生活スタイルに影響していると共に、性格にも影響を与えているようです!

M&A(企業の買収)は投資家向け!

 商売を考えるとき、現在は「目先のことがすべて」という時代になっています。経済の専門家集団が導いてきた結果なのでしょう。商売の規模に頓着せず「たとえ細くても、息の長い商売を目指す」というビジネスが、見向きもされなくなってしまいました。むかしは、岡山の土産「きびだんご」のように、桃太郎の昔話と結びつけることで、息の長い商品に仕立て上げました。このように、商品と物語などと結びつけ、息の長い商品にしたり、こだわりが湧く商品で、しかも、いつまでも修理が可能な商品を提供するなどのビジネスが、衰退してしまいました!

ヒトは大人になっても子供の形質を持つ!

 「日本人(アジア人も)は、大人になっても子供の形質をたくさんもっている」とのこと、この形質は、新コロナウイルスの感染にも影響しているのでしょうか。人類が各地域での生き残り対策が、DNAに組み込まれ、その結果が住んでいる地域の環境に適応できた人達が、現在まで生き残ることが出来たのでしょう。だから、現在に生きている我々も、確実な感染対策ができる素質を発揮できる人が、生き残っていくのでしょうか。日本人は、法律で規制しなくても対応できる人が多い、関西や西日本の古くからの商人の町では、半世紀ほど前までは「法律は最低のマナーだ」といわれていました。だから、法律で規制しなくてもルールを守る人が多いのでしょう。これはやはり歴史の産物で、DNAにもある程度組み込まれているのでしょうか!

自分の無力さに気づくと!

 「自分は無力だ」と気づきながらも、社会に対し「少しは貢献できている」と思うことが出来れば、良い人生を送ることが出来るのでしょう。そのように感じている人は、顔つきが穏やかになり、見知らぬ人からも会釈されるようになるようです。不思議ですね!

ヒマな人間も忙しいと思っている!

 「ヒマな人間も忙しいと思っている」と思う人は、おそらく要領(物事をうまく処理する方法・手段)が良い人なのでしょう。要領が良い人は、やはり仕事の量が増えていきます。成果主義の時代には有利です。ただし”人生”において、ほんとうに有利かどうかは、なんともいえないですね。現代の価値観は、自分の時代だけを見て「成功したかどうか」ですから、子供や孫に対して、家庭内で冷遇していないか、という心配もあります!

人は誰でもが出来損いである!

 中国の主君に対する格言で、一番良い主君は、人民から見て「主君が、いるのか、いないのか、分からない社会が一番良い」とされています。庶民が自由に生活しながら秩序が保たれ、安定した社会が理想の社会ということです。その風土か現在でも何とか残っているのは、日本だけになっているのでしょうか。今でもたくさんの神々がおり、仏教があり、いろいろな宗教もそれほで否定しない風土があるのも珍しい国です。ただ、外国の情報が大量に流れ込み、英語教育も強化される社会、強いリーダーが良いとする社会に移っていくのでしょうか? 生物としての人間は「子孫に繁栄を引き継いでいくこと」が大切とされています。織田信長も豊臣秀吉も、子孫に繁栄を残していません。しかし、現代では、すごい英雄と考えられていますね!

ミスを報告してくれたことを評価する!

 いまはミスに厳しい社会になっていますね。その基本にあるのは、損害賠償の判決で、賠償金が入るようになったからなのでしょうか? クレーマー社会のためなのでしょうか? ミスに厳しい社会のため、専門家を目指す人が増えいるようです。専門家は自分の分野だけやっているので、ミスが少なくてすみます。しかしミスをした場合は、ミスに対して厳しいですね。しかし視野が狭いため、専門領域以外は口を出さないですね。もっとミスに対して、優しい社会になって欲しいですね!

自分での価値は手に入れた過程で決まる!

 「断捨離」という片付けの技術が、もてはやされる時代になっています。豊かな時代の証なのでしょうか。すぐに捨てられる背景に、設計者が専門家し過ぎて、修理可能な製品設計の技術が失われたことも一因なのでしょう。修理が出来る設計をするには、幅広い知識が必要です。現在の専門家は、知識の範囲が狭く、ついついその知識の範囲で設計してしまいます。また、製品を買う側にも、スペシャルな製品を買う傾向があります。修理せず、多くのモノが捨てられることは、温暖化の原因にもなるのでしょう!

自分でつくった固定観念から解放されたら!

 事実は神であると言われています。事実の前には、どんな不遜な人でも頭を垂れるほかないからでしょう。しかし、何が事実かについては、解釈と事実が混同され易いのです。事実には目印がついていません。隠れている事実に光を当てるには、それなりの知恵が必要です。大切な事実ほど、偏見、固定観念の陰に隠れます。アイデアを多く出すには、固定観念を捨てて柔軟な頭を保つ必要があります。着想の斬新性は、固定観念のしがらみから、どれだけ自分を離脱させうるか…にかかっています!

「知識の組合せ遊び」で柔軟な思考へ!https://risetu.net/01tisiki_asobiba/PP_tisiki/tisiki_powerpoint01.html

人間も自然の一部、一番よいのは「身土不二」!

 以前より「地産地消」が良いと言われています。体に優しいですね。昔のように人の出入りが少なかったときは、地産地消に勝るものはなかったのでしょう。しかし、人の移動が国内だけでなく海外にも広がると、海外から病原菌なども入ってきます。そのような現代、いろいろな食べ物を食べた方が良いのでしょうか? ただし、育成促進剤や除虫剤のような薬品類を使って育った食材は、避けた方が良いのでしょうが!

薬草は文字のない大昔から利用!

 薬草は太古の時代から使われていました。漢方の医学は紀元前に成立しています。中国の漢の時代、征服した人達を、50年あるいは100年もかけて、人体実験とも言える方法を利用し、漢方の医学が成立したようです。人類も自然から成立したもの、自然のものを利用した方が、長く煩っている病には、からだに良いのでしょう。近頃は、西洋医学と漢方の併用が試されています。新コロナウイルスでも、人種による違いが感じられます。食べ物と免疫の種類も関係しているのでしょうか!

習慣的な質問を変えることは!

 「習慣」というと、行動を指すことが多いですね。しかし、「考え方」にも習慣があるのですね。育った家庭、育った場所の風土、受けた教育などから、いつの間にか考え方にも習慣が出来てしまっているのですね。習慣的な考え方を変えていくには、異なった風土で生活したり、自分にとって雑多な知識と思うものに、触れていくしかないのでしょうね!