いろいろな考えの人がいるもの!

 「いろいろな考え」に対応するには、厖大な知識が必要です。いまはNETでの検索ができるため、昔に比べれば多少は便利になっています。しかし、NET検索は自分の都合の良い情報を検索してしまい、より“思い込み”、”固定観念”を強くしてしまうところがあります。すると「いろいろな考え」をますます受け入れられなくなってしまいます。やっかいですね!

感謝の心をもって接するように努力!

 感謝の心は、「ありがとう」などの言葉にしないとなかなか伝わりません。関西や西日本では「ありがとう」という言葉をよく聞きます。バスの運転手さんや、役所の窓口などでも聞きます。しかし、関東ではあまり聞きません。「ありがとう」を口にしていると、いつの間にか周りに対して感謝の気持ちが生まれてきます。何気ないことでもいつも「ありがとう」と言いたいものです!

NIMBY(ニンビー)の法則

 自己中心の基礎となっているものは、「思い込み」のようです。データで裏付けがあるようなものでも、その中には、都合の良いデータだけを取り出し、裏付けしたものもあります。森元首相の「会議のメンバーに女性が多いと時間がかかる」という発言は、思い込みなのか、データで裏づけられるのか、分かりませんが、大きな批判を浴びています。マスコミも、批判を流せば視聴率が上がると考え、実際のデータを調べようともしていないようです。正確な現状把握がなければ、的確な改善活動は始まりません。女性の地位の向上は、事実を正確にもれなく把握し、改善していかなければ向上しません。感情論だけでは一時的なもので終わってしまいます!

未来にフタをする言葉!

 相手の価値観を否定するとき、相手の立場になって考えてから、相手を否定することはまずありません。おそらく、自立した人は、どんなときにでも「相手の立場で考える」ことができるのでしょう。能力主義の時代、相手の立場で考えることは、大変難しいことなのでしょう。戦国時代や今の時代は能力主義の時代で、自分のことしか考えない人が、能力を発揮する時代のようです!

テレビドラマの視聴率アップ!

 水戸黄門の印籠の場面は、葵の紋(徳川家)の印籠をかざすと、悪いことをしていた者どもが一斉にひざまづく、という場面です。つまり「権力には逆らいません」ということ。しかし江戸時代の大阪では、役人の言うことを聞いているふりをしながら、自分たちの考えることをやろうとしていました。そのためか「必殺仕置人」のように、「自分で何とかしよう」というほうが好みなのでしょう。新コロナ対策でも、「政府にいろいろと命令を出して欲しい」という地域と、「自分たちでなんとかしなければ」という地域があるようです。東京と隣接の三県は、水戸黄門の印籠を望んでいるのでしょうね!

「毒のある人々」は善人ぶる!

 何の見返りも期待しないでボランティアに参加する人が多いのですが、中には回りの評価を気にしてボランティアに参加する人がいます。育った土地の風土が影響するのか、地域差もあるようです。土地の風土の違いがよく分かることに、「お返し」があります。お土産をもらったり、何かをしてもらったりすると、すぐお返しをする地域と、日常的に、あげたり・貰ったりしている地域は、「お返し」にはこだわりません。地域の風土は、生活スタイルに影響していると共に、性格にも影響を与えているようです!

ヒマな人間も忙しいと思っている!

 「ヒマな人間も忙しいと思っている」と思う人は、おそらく要領(物事をうまく処理する方法・手段)が良い人なのでしょう。要領が良い人は、やはり仕事の量が増えていきます。成果主義の時代には有利です。ただし”人生”において、ほんとうに有利かどうかは、なんともいえないですね。現代の価値観は、自分の時代だけを見て「成功したかどうか」ですから、子供や孫に対して、家庭内で冷遇していないか、という心配もあります!

「人」によく思ってもらいたい!

 世間体ばかりを気にしていると、自分というものの確立が難しくなってきます。「世間に振り回されるか」、「世間を振り回そうとするか」、そのどちらかになってしまうと、取り返しがつきません。世間体の基礎は、子供時代に過ごした土地の風土が大きく関係しているようです。県民性と言われるのは、その土地の風土が影響しているのでしょうね!

“傷つくのを感じない”ようになると!

 いつからでしょうか?「完璧」を求めるようになってきました。テストで100点至上主義のためでしょうか。スペシャリスト指向のためでしょうか。みんな気がついているのでしょうが、テストの100点の回答は、必ずしも自分生きている間において、正解であり続けるとは限りません。スペシャリストもそうです。その仕事を辞めた途端、いかにもの知らずで視野が狭かったと気づきます。もっと、「出来損ない」を大事にしたいですね!

どんなものに対しても「礼を尽くす」こと!

 何に対しても、どんなことに対しても、「礼を尽くす」が社会で生きていく基本なのでしょう。と同時に、日本での「礼を尽くす」というルールは、疫病対策にも有効だと考えた人々が、苦労して定着させてきたのでしょう。このルールを守ることができる人達が、日本では子孫を繁栄させ、より社会に定着してきたのでしょうか? 災害や疫病を数多く体験してきた人達は、生き残りの確率アップのため「礼を尽くす」というしくみを、社会に定着させようとしたのでしょう!

人をイラつかせる人がいる!

 人をイラつかせる人がいます。が、以前は顔が見えていました。しかし、SNSの時代になり、顔も名前も見えなくなりました。その結果、過激な情報発信でありながら、社会からの、発信者に対する避難もできなくなり、情報発信者は自制もなく、社会からの非難も届かず、ますます過激になりました。むかしは、「村八分」という制度があり、「火災」と「葬式」以外のつきあいを断絶していました。そのおかげで災害の多い日本で、集団として生き残ってきたのでしょう。なんらかの新しいしくみが必要なのでしょう!

「田舎で暮らします」は甘いものではない!

 「田舎暮らし」に憧れているが、面倒だとも考えている都会人は多いことと思います。いろいろと知識を学んでしまうと、その知識の枠から抜け出せなくなります。田舎は、知識より体験が優先しています。その体験をもとに、いろいろとルールができあがっているため、体験が乏しい都会人は、田舎に溶け込むことが難しいのでしょう。ただ、戦後もそうでしたが、田舎の人達は社会が混乱しているときでも、普通の生活を送ることができていました!

自分の利益をあげるための処世術!

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 いまの日本は、それほど気を使わなくても良いところに、多くの気づかいをしているようです。これも”いじめ社会”の影響なのでしょうか。そのためか「自分」というものを出すことが出来ず、世間に「よい顔」を見せようと苦労する時代になってしまったのでしょう。人口が都市に集中してしまったことが原因なのでしょうか?

昔は「お裾分け」の習慣があった!

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 「お裾分け」への「おっ返し」は地域によって違いがあるようです。なんでもかんでも「お返しをする」という地域がある一方で、「このくらいならお返しはいいよ」という地域、それぞれの自然環境が影響しているようです。自分たちで自然環境に対応してきた地域は、「この程度でいい」と、強力なリーダーのもとで自然環境に対応した地域は「なんでもお返し」といったような風土があるようです。江戸時代までは、日本の中でもなかなか言葉が通じなかった(文字は通じた)のですから、それぞれの風土が異なっていても当然ですね!

生きているからこそ嫌な人間に会える!

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 「嫌な気分」を解消する方法としてウォーキングがあるようです。二足歩行では、脳はバランスを取ることに一生懸命で、他のことを考えるといったことには、ほとんど使われなくなるようです。悪い道や砂浜、綺麗な歩き方といった、より頭を使う歩き方をすれば、より効果があるのでしょう。それに、まわりの景色、鳥や虫の声、風や花々のにおいなどに心を向ければより効果があるのでしょう!

完壁な人を助ける人はいない!

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 一生懸命やっているが、なかなかうまくいかない人を見ると、何か手伝いたいと思います。人類の歴史の中で、1人、あるいは、数人では、なかなか生き残っていくことが難しかったからでしょう。いま生き残っているホモサピエンスより、脳が発達していた人類も、集団の形成がうまくできなかったため、滅亡にいたっています。自然災害が増えている時代、ホモサピエンスが生き残って行くには、助け合いが必須なのでしょう!

本当に実力がある人!

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 事実を、五感からの情報をありのままに(先入観無しで)認識し、判断する(状況によっては判断しない)ことができると、やっと一人前の入口に立てるのでしょう。しかし、多くの場面で、自分の見たいものしか、情報として認識していないようです。最近、イヤホンの耳につけて歩いている人は、周りの多くの情報を、認知していないのでしょう。ネット社会でも、大量の情報で溢れているのですが、認知力は低下しているのでしょうか!

ニコニコ笑っているけれども「怖いぞ」!

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 普段はやさしい人でも、「すごみ」を感じる人がいます。また、「思い上がり」を感じさせる人(議員さん?)もいます。この二つの印象の違いは、案外判るものですね。「深み」がある人には「すごみ」を感じ、「底の浅い」人には「思い上がり」を感じるのでしょう。これは、知識の差というより、体験(五感+第六感の感覚情報)と知識がうまく結びついている人のなのでしょう!

「がんこ」で「自信過剰」の人とパワハラ!

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 「自信過剰」といわれるが、自信はどのようにして、できてくるのでしょうか。自信のでき方は二つあるように思います。一つは、他人との比較において、できてくるもの。もう一つは、自然の体験の中から、できてくるもの。この二つの自信の違いは、他人との関係での自信は、「過剰」になる危険性があり、自然の体験からできた自信は、謙虚になることだと思います!

しきたりをどんどん破っていく現代の方が!

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 昔から「しきたり」というものがありました。最低のマナーである法律よりも、上位のマナーです。半世紀ほど前までは、「法律=最低のマナー」とされていました。日産のカルロス・ゴーンさんは、最低のマナーレベルを、最低のレベルで守れば良いと考えていたのでしょう。いまの日本は、海外の商人の思考パターンが定着し、法律さえ守れば何をやっても良い、という経営者が多くなってきているようです!