鎌倉 吾妻鏡にも載っている「岩窟不動尊(窟不動)」

200323a_iwayahudou.jpg


 不動明王像は、仏像の中にはたいへん恐ろしい顔をしています。右手に剣を持ち、左手に羂索(けんさく)(縄)を持っています。その剣で煩悩(ぼんのう)を断ち切り、羂索で煩悩を縛り、人々を救う、ということです。
 不動明王は19の特徴を備えているとされていますが、その顔は他の仏像の顔と違って、左右が対称なっていません。右目は全開しているのに、左目は細く閉じています(ただし両眼を全開したものもあります)、右目では天を見、左目では地を見ているとされています。

鎌倉 鎌倉時代に広る熊野信仰「熊野神社」

200313a_kumano.jpg


 創建年代は不詳ですが、応永年間(1395~1427年)及び永正年間(1504~1520)に社殿を再建したと伝えられ、隣接する浄妙寺が1188年密教寺院として創建していることから、1188年頃には創建されたものと推定できる。
 祭神は天宇頭女神(あめのうづめのかみ)、伊弉諾命(いざなぎのみこと)、伊弉冊命(いざなみのみこと)です。