最後までやり切るという精神で!

 「一度始めたことは最後までやる」、また、「君子は豹変す」(過ちに気づけば即座にそれを改める)もことわざにあります。そのときの社会情勢によって、どちらがよいのか、また、自分が置かれている環境(状況)により、どちらがよいのかは変わってくるのでしょう。自分の基本的な考え方も大切ですが、頑固になりすぎても、まわりの人が困ります。やはり、先入観無しで、今置かれている状況を、できるだけ客観的に、事実を幅広く集め、決めていくしかないのでしょう。アメリカの大統領選挙を見ていると、単なる言葉だけで、固定観念をあおっており、事実は、どこかにいってしまっている印象を受けてしまします!

成功するアイデアを出しやすい人!

 変化の少ない安定した時代では、知識をベースにして、机の上で考え、アイデアを思いつけばなんとかなるのですが、世の中が変化しているときは、なかなかそうはいきません。現在のような社会が変化しているときは、多彩な検討が必要です。その原点は子供時代に自然の中で遊んだ時間の量のようです。自然は多彩で、しかも時期によって、環境によって、地域によって変化します。そして、自分の思い通りにはなりません。その環境に自分を合わせて行くしかないのです。そのような変化を数多く体験していることが、変化の時代には強みになるのでしょう!

「礼」を尽くすことによって互いが協調!

 自分が不満を持っている場合、世の中とどのようにつきあうか? 他人に、自分が不満を持っていることを見透かされるようでは、自分にとってはマイナスばかり、なかなか生きにくい。その対策として、「礼」というものが考え出されたのでしょうか? しかし、「礼」というものは、ある程度、社会に定着していないと、その効果を発揮できない。孔子の思想が立派であっても、社会が受け入れる準備ができていないと、その効果を発揮できないのでしょう!

なにごとも腹八分が一番!

 気持ちも「腹八分」が大事。新コロナで混乱するときも、気持ちが腹八分なら、少しは楽になります。学生時代、100点ばかり目指していると、気持ちに余裕がなくなります。実社会では、100点は存在しないと思ったほうが良いようです。その代わり、多くの種類の80点があります。ときには、105点ということもあります。昔は、先生の中には103点や105点(教科書で教えたこと以上のことを調べていたときなど)をつける先生もいたのですが、現在はコンピュータ管理のため、禁止されているようです!

不安を取り除くことができるのであろうか!

 社会の変化が激しくなっていくと、どうしても不安が広がって行きます。おそらく、先々のことを真剣に考える人ほど、不安が大きくなっていくのでしょう。こんなときは、現状の変化を実直に把握し、対応するしかないのでしょう。現状把握が得意になるには、自然の中で遊び回った経験が必要なのでしょう。自然は、多彩で危険なことも潜んでいます。その状況を判断し、「この程度なら大丈夫」という判断を、繰り返し行う必要があります。危険かどうかの判断に、感情を持ち込むことはまずありません。冷静な判断力が身につきます!

整理は「今、使っているかどうか?」です!

 「整理」は捨てること、「整頓」はすぐ取り出せること、仕事場ではできたのですが、自宅ではできません。実家ではできるのですが、自宅ではできません。なぜなのでしょうか? 自分がお金を払って手に入れたものは、なかなか捨てられません。やっかいなものですね!

安心感は滅亡の最大原因!

 ダイナマイトを発明したノーベルは、戦争をなくすることを目的としてダイナマイトを発明しました。しかし、結果は、戦争がもっと悲惨になりました。そのことを反省し、ノーベル賞をつくりました。無差別爆撃を賞賛する映画をつくったディズニー、あるいは、原子爆弾を開発した科学者は、自分達を正当化する方法を探し回っていたのでしょう。後世に平和がやってくるような「しくみ」づくりには、取り組むことができなかったようです。大国になるには、やはり非常さが必須なのですね。中国もそうですが!

人よりも先々のことを考え、準備が大切!

 「先々ことを考える」ということは、一つの答えではなく、「想定されるさまざまなことに、どのような対応ができるか」を考えること。テストの答えは一つしかないので、これに慣れすぎると、先々のことを考えることができなくなってしまいます。そのためか「なんとかなる」という答えを導き出してしまいます。学校での知識教育には限界があるようですね。やはり、多彩な自然の中での体験を、数多く積むことが大切なようです!

知性とユーモア!

 ユーモアがある人は、危機に対しても冷静に対処できる、とのこと。確かに、ユーモアを考えるには、まず、周囲の状況や人々を冷静に観察する必要があります。その素質が危機状況のときに役立つのでしょう。現在の新コロナウィルス危機においても、この素質がある人は、きっと乗り越えるのでしょう。ユーモアを言える人になりたいですね!

もっと違う生き方ができるはず!

 ふと、いま現在に??を持つことにもあるでしょう。「このままでは、生きがいを見つけられない」と。でも、それは頭の中だけの考え事ではないでしょうか。体験からそのような疑問が出ているのなら、「あの練習(勉強)をすれば、できるようになるかもしれない」など、何かしらの方法を見つけようとしているはずです。情報や知識だけから「ああなりたい」と考えていると、具体的な行動に移ることができないまま、頭の中に??を残したまま、過ごしてしまうことになるのでしょうか?

具体的な指示をしてあげるまでは動かない!

 変化の時代に突入した今、指示待ちでは、変化について行くのは大変です。そんなときは、変化に対応できるリーダーに、ついて行くしかないのでしょう。それも懸命な一つの選択なのでしょう。子ども時代に、自由に過ごせた人は、現状の変化をよく観察し、何かしらのきざしを見つけていくことも一つの選択なのでしょう!

言い訳は疫病神なのです!

 「現状をキチンと、モレなく把握する」ための能力は、どのようにして身につけるのでしょうか。子ども時代は、自然の中で遊び回って、観察し、発見し、また、この程度を越えるとケガをするとか、などの体験を重ねることなのでしょうね。これは、テストで良い点を取っていても身につきません。大人になってからは、現場改善などでトヨタがやっていた活動のやり方も一つの方法なのでしょう。「現状把握」といって、徹底的に現状の情報を、これでもか、これでもか、というほど集めることに9割以上の時間を使えば、結論は、残りの数パーデントの時間で出てしまう、という、徹底的に現状を把握する方法です。言い訳や悩んでいる時間があれば、徹底的に現状を把握することが良い方法なのでしょう。社会の混乱期には、現状把握は重要で、知識は最後の最後に参考にすればよいのでしょう。そうすれば「言い訳」はいらなくなります!

意識の変革ができなかった人は絶滅する?

 「行動」が、動物の生存の原点にあるのでしょう。言葉がない動物たち、そして、人類がまだ言葉を使っていない時代でも、「行動=体験」したもののうち、生き残りに優位な情報を、子供達に伝えていかなければならない。そのしくみが遺伝子スイッチのOn/Offなのでしょう。このスイッチのOn/Offは動物の歴史から考えると、言葉ではなく、広い意味での行動なのでしょう。言葉を使い出したのは、人類の歴史から考えるとつい最近です。歴史的な体験が浅いため、言葉では遺伝子スイッチのOn/Offが出来ないので、文字にして伝える方法を見つけたのでしょうか? そして最近ではインターネット情報で、言葉に振り回されることになるのでしょうか?

行動することによって変わることができる!

 むかしは、「宗教人の言葉」で行動していました。現代は「専門家の言葉」によって行動しています。もっとも、それらの言葉を、信じて行動する人と、否定して行動する人がいますが。しかし、その人達の言葉に縁がない人達は、自然を観察し、その中から正解を見つけ出していました。その行動が、科学を生み出したのです。そして、その情報が比較的手軽に入手できるようになると、観察より、情報入手が優先するようになってきたようです。でも、現在のように変化せざるを得ない状況では、やはり、観察主体の行動が大事なのでしょう!

「いま」をいちばん大切に!

 疫病は怖いですね。どうも世の中のしくみが変わるような事態になりそうです。「いま」をしっかり見ていきましょう。14世紀にヨーロッパで人口の22%が命を落としたといわれるペスト(黒死病)。イングランドやイタリアでは人口の8割が死亡したとも。全滅した街や村もあったとか。そのペストがアメリカ大陸に持ち込まれ、南米のほとんどの国がヨーロッパに征服された歴史があります。それでも、その現状を冷静に見、対応した人々がそれ以降の歴史をつくってきました。大混乱の時期には、どんどん変化していく「いま」を、冷静に(いろいろな情報に惑わされないで)現状を見ることで、なにかしらの対応策が生まれてくるのでしょう!

言っていいことのけじめ!

 世間が今のように戸惑っているときは、できるだけ明るくはしたいものです。しかし、単なる強がりだけでは、見抜かれてバカにされます。何かしらの“体験から得た強さ”の裏付けのある明るさがあると、多くの人達の心を落ち着かせることが出来ます。スポーツ選手や有名人のはげましの言葉は、そんな力を持っているのでしょう!

退屈な時間の中で想像力を働かせよう!

 小さいとき、自由にいろいろなことをやっていると、暇な時間が出来たときに、何かやることが見つかるものです。子どもの時、特定の習い事やクラブ活動などをやり、大人になると専門的な分野に取り組んでいると、暇になったとき、やることが見つからなくなります。今回の疫病対策としてテレワークが始まり、通勤時間の一部が暇な時間になっ人もいます。こんなとき、この時間を使って、何かやることを見つけ、定年後の将来に備えてみるのも、一つの方法ですかね!

一歩後退して二歩前進!

 大災害や疫病の蔓延のとき、一歩後退する勇気が大事なようです。新コロナウイルスの拡大を防ぐには、一步も二歩も後退する覚悟も必要なようです。テレビの専門家といわれる人達の情報(二転三転するマスクの有効性など)だけでなく、自分の五感から得られる情報も大事にし、自分で「他人に迷惑をかけない」ことを優先し、判断したいものです!

旅行プランは全部全部立てる!

200124a_tabiplan_jibunnde.JPG

 旅行、というより旅(たび)の計画を自分で立てたいものですね。街道が整備される前の昔の旅人は、情報がほとんどない状態で、旅の計画を立て、道を間違えないように尾根道を歩き、祠や岩陰に泊まり、「明日はどうしようか」など、自分がいる状況を観察し、計画を立てていたのでしょう。また、未整備の道を歩くため、危険もあり、足の裏からも多量の情報が、からだのあちこちに伝わり、「頭の中はいつもフル回転」だったのでしょう!

いつもペンと手帳を持ち歩くと!

191231a_tetyo_motiaruku.JPG

 最近は音声でメモを取る方法もありますが、「書く」という動作が「脳への刺激」と、「考える」ということに、何かしら影響を与えているのでしょう。メモを書くという行為の積み重ねが、何かしらの成功に貢献することでしょう。来年から手帳にメモをしましょう!