尾道 室町時代の様式の特徴をとどめる「西郷寺」

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バス停{坊地口」から図書館の横と通り「西郷寺」に行く途中に

【伝説 水之庵と荒木村重】

 「むかし、薬師如来さまのおかげで、この庵のそばにお湯がわき出たといい伝えられています。また庵の下には、薬師水という霊水のわく井戸があり、その水につかると病気が治ると信じられていました」
 水之庵は文和四年(1355年)に創建され江戸初期に西郷寺の末寺の一つ薬師院水之庵と号しました。
 水之庵には次のようないい伝えがあります。
 戦国時代、武将として数奇な運命をたどった摂津の豪勇荒木村重(1535~1586)は、織田信長に反逆心をいだき、配下をぬけ、居城を捨てて、安芸の毛利氏をたよって備後に下り、尾道に隠れ住んだといわれています。村重は尾道に二、三年隠れていましたが、この水之庵に居住し、清水のわく井戸で茶の湯をたしなんだそうです。
 村重は茶道への志深く、その道の要人とされ、信長没後、豊臣秀吉に茶道で仕えたといわれています。
 水之庵井戸跡は現在図書館になっています。

尾道民話伝説研究会 編「尾道の民話・伝説」 (2002年5月刊)より転載

2026年6月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : risetu