尾道 職人の精神が石段に「御袖天満宮」

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 5mもの1本石が54段(ただし、現在は一番上の段が割れてしまいました。)。
 花崗岩には割れやすい「(割れ)目」があり、石工は、その石の目を見分け、その目に沿って数カ所少し掘り、小さなくさびをそこに入れ、順番に金槌(玄能)で叩いていき、石を割ります。
 上から二段目だけ、二本継ぎが1段あります。「完璧は災いの元」という職人の哲学でしょうか。それとも、「完璧なものは神様しか造れない」ということでしょうか。
 日光東照宮や姫路城にもこのような職人気質が残っています。

 大林宣彦監督の映画「転校生」の撮影場所(男の子と女の子が入れ替わる場面)