鎌倉 山すそに開かれた寺「長谷寺」

 長谷寺は山すそに開かれた寺なので、境内が上と下に分かれています。どっしりとした屋根、瓦の総門の脇から下の境内に入ると、左にハスの花が咲く妙智池(みょうちいけ)が、右にコイなどが泳ぐ放生池(いけ)があります。その二つの池のまわりには梅やボタン、ショウブなどか季節ごとに美しく咲き、1年を通じて花を楽しむことができるので「花の寺」ともいわれます。妙智池のとろには、以則は大黒堂(だいこくどう)がありましたが、現在は上の境内の観音堂の横に移されました。