鎌倉 関東での念仏道場の中心だった「光明寺」

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 この寺は、第五代執権の北条時頼をはじめ歴代執権の帰依が篤く、七堂伽藍の寺観を誇り、関東における念仏道場の中心となりました。後土御門天皇(在位1464~1500)より「関東総本山」の称号を受け、国と民の平安を祈る勅願所となりました。
 江戸時代には、徳川家康は光明寺を関東十八壇林の高位に置き、信仰と研鐙の根本道場となりました。十八壇林とは江戸初期に徳川幕府が定めた浄土宗の学問所です。
 また光明寺は浄土宗の「お十夜」で知られる寺で、十夜法要は第九世観誉祐崇のとき1495年(明応四年)にはじまりました。現在も古式に則って毎年十月十二日より十五日までの四日間に、盛大に法要が営まれています。