承久年間、沼隈郡山田村に建立された小坊が元とされています。当初は天台宗を奉じていましたが、1238(歴仁元)年、山南村光照寺の明光上人の導きで真宗に改宗しました。
ここは室町末期の石山合戦(1570~1580年)で、住職が毛利軍と共に織田信長と戦ったといわれるお寺。福山藩との結びつきも強く、下部が袴(はかま)型の正式な鐘楼には藩から寄進された梵鐘も残っている。
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福山 鞆 福山藩との結びつきが強かった「明圓寺」
承久年間、沼隈郡山田村に建立された小坊が元とされています。当初は天台宗を奉じていましたが、1238(歴仁元)年、山南村光照寺の明光上人の導きで真宗に改宗しました。
浄土真宗の開祖、親鸞の人間洞察は、「どんな人聞にも、どこかに人殺しの血が流れている」というもの。
人を殺すことはいけないと戒めていても、何かの契機で人殺しに走ることもあると、人間の奥深くにある「悪」を洞察しています。そして、そのような悪人が阿弥陀さんのおかげで救われるのだから、これはたいへんありがたい、と。