人間の脳は、一度の体験から多くのことを学ぶ!

“ 紫式部が書いた「源氏物語」は、400字詰めの原稿用紙で2300枚という。パソコンもなく、筆記用具も筆しかない時代に、大変な作業だったと思います。
 しかも、多くを体験し、そのときをよく観察し、自分流に物語をつくり出すという感覚を磨き上げていたのでしょう。それは、子供時代から育てた好奇心を、磨き上げてきたことで出来たのでしょう。
 現代は、実体験ではなく、教科書や書物、写真や動画、アニメそしてAIによる創作などによる情報に頼るようになっています。
 五感を磨き上げ、第六感までにたどり着き、しかも、毎日その感覚を研ぎ澄ましていく、という時代はどこかにいってしまいました。
 昔の子供達は、危険な遊び場が多かったので、ガキ大将が子供の年齢に応じた安全対策を考え、どのように遊ぶかを考え遊んでいました。そのガキ大将の配慮を、下の子供達は体験を通じて学んでいました。そして、自分で考える能力を身につけていました。
 この体験がなくなったことが、自分でナマの情報をもとに考える、という能力が低下し、変な犯罪が増える原因になっているのでしょうか?”