人間の脳は、一度の体験から多くのことを学ぶ!
 紫式部が書いた「源氏物語」は、400字詰めの原稿用紙で2300枚という。パソコンもなく、筆記用具も筆しかない時代に、大変な作業だったと思います。

 しかも、多くを体験し、そのときをよく観察し、自分流に物語をつくり出すという感覚を磨き上げていたのでしょう。それは、子供時代から育てた好奇心を、磨き上げてきたことで出来たのでしょう。

 現代は、実体験ではなく、教科書や書物、写真や動画、アニメそしてAIによる創作などによる情報に頼るようになっています。

 五感を磨き上げ、第六感までにたどり着き、しかも、毎日その感覚を研ぎ澄ましていく、という時代はどこかにいってしまいました。

 昔の子供達は、危険な遊び場が多かったので、ガキ大将が子供の年齢に応じた安全対策を考え、どのように遊ぶかを考え遊んでいました。

 そのガキ大将の配慮を、下の子供達は体験を通じて学んでいました。そして、自分で考える能力を身につけていました。

 この体験がなくなったことが、自分でナマの情報をもとに考える、という能力が低下し、変な犯罪が増える原因になっているのでしょうか?
発 行 所
初版発行日
書 籍 C D
参考
備考
題名
副題
解説
著者
訳者
PHP文庫
2006/09/19
に12-46
世の中の「常識」ウソ・ホント
「寝る子は育つ」は本当に育つ?!
 「北枕は縁起が悪い」「ビールを飲むと太る」。それってホント?
 世の中には人から人に語られるうちに「常識」になってしまった事柄が少なくない。北枕は釈迦入滅のとき、頭を北にしていたことに由来するらしいが実は科学的には別の見解もある。「ビールは太る」というのも、ビール以外に原因があるらしい。そんな「常識」を検:証したのが本書。あなたの常識度(迷信度?)がわかる1冊。文庫書き下ろし。
日本博学倶楽部
発行所
初版発行日
書籍CD
参考
備考
題名
副題
解説
著者
訳者
PHP文庫
2009/04/17
も22-01
感動する脳
 かつて人間にとって脳は、記憶をしたり思考をしたりする、コンピュータのような働きをするものと思われていました。しかし最近の研究では、喜び、悲しみなどの感情も、じつは脳が深く関わっているというのが脳科学の主流の考え方になっています。本書では、「感情と脳との関係」「感動で脳は進化するのか」など、いま最も注目されている脳科学者がわかりやすく脳と感情の関係を解説した本です。
茂木健一郎
発行所
初版発行日
書籍CD
参考
備考
題名
副題
解説
著者
訳者
PHP文庫
2006/05/22
た67-01
賢い人ほど失敗する
要領が悪い人でも成功するヒント
 頭のいい人が成功するとは限らない。凡人でも努力次第で報われるのだ---。本書は、生理用品と紙オムツの分野でトップ・シェアを誇るユニ・チャームの創業者が語った、人生成功の「勘・コツ・急所」。「他人との比較で勝ち負けを決めるな」「仕事と遊びを対立関係でとらえるのはやめよう」など、いわゆる"要領が悪い人"でも成功を収めるヒントが詰まっている。次代を担う若いビジネスマン必読の書。
高原慶一朗