鎌倉 この世の花ではない紫陽花「明月院」

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 瓶の井戸は明月院の奥にある。開山の密室守厳像を安置する宗猷堂の右側にある井戸がそれ、その井戸に相違ありませぬ。断じて地に埋もれたり、廃物となって醜を天下に晒したりはしていない。
 古い郷土史の文献には、この井戸の名前を釣瓶の井戸(つるべのいど)書き記してあったと記憶する。また甕の井というのも発見した。佐藤善治郎著『かまくら』では「その名の通り水がめのような小さな井戸」と形容されている。