鎌倉 関東大震災の津波がここまで来た「延命寺」

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 下馬一交差点の近くにある浄土宗寺院。山号は帰命山。もと安養院末。開山は専蓮社昌誉能公。寺史は不明。北条時頼室の念持仏と伝える身代地蔵(裸地蔵)が有名で、江戸へ出開帳したこともある。なお、赤穂浪士の岡島八十右衛門の三男が住持したと伝え、義士の画像もあつたというが、いまはない。
 運慶作と伝えられる「木造地蔵菩薩立像」は、夫人の身代わりとなったことで夫人の守護仏とされている。裸形彫刻で普段は袈裟を纏っている。
 1923年の関東大震災では、滑川を遡上した津波がこの辺りまで来たという。


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