厚木 鎌倉幕府の御家人安達藤九郎盛長が勧請「八幡神社」

 八幡神社は三田村の鎮守です。「新編相模国風土記稿」によれば、安達藤九郎盛長が勧請したと言い伝えられているとあります。本殿の規模は桁行(問口)6尺、梁行(奥行)5尺を測り、一問社流造としては荻野神社に次ぐ大きさです。
 建築年代ぽ残された棟札(むなふだ)から元禄3年(1690)とみられます。
 朱塗りを基調として、彫刻や組物などは極彩色としています。
 元禄3年(1690)の八幡宮再興棟札には大工として、三増村((愛川町三増)の高木半左衛門、宮本清兵衛の二人の名前が記されています。また「進神ノ大施主 川口長三郎」とあり。これは三田郷の領主です。