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PHP文庫
1988/04/15
モ01-05
守屋 洋
新釈 菜根譚
 混迷の時代の今、われわれに切実に求められているのは、人生観の見直しであり、発想の転換であろう。
 この『菜根譚』という本は、その点で示唆するところが大きい。自分の生き方を考え、自分の人生を見なおすうえで、このうえない助言と励ましを得るにちがいない。さらに、むかしから、すぐれた「人生の書」として、多くの実業人や政治家に愛読されてきた。たとえば、「事業の鬼」といわれた五島慶太は、みずから愛読するだけではもの足りず、『ポケット菜根譚』なる本まで書きあらわしている。「人生の書」として、また「心の糧」として『再婚譚』を愛読し、そこに心の充足を見出してきた人々は、きわめて多い。
 『菜根譚』は、江戸時代、日本に紹介されて以来、実践的な人生の書として、幅広い階層の人々に読みつがれてきた中国古典である。
 合わせて360の章句は、儒教・仏教・道教の教えを融合しつつ、主として社会生活上の心得を説く前集と、風月を友とする楽しみを述べる後集とからなっている。
 本書は、この奥深い人間学をわかりやすく解読し、明日を生きる知恵と勇気を与えてくれる好著である。
発行所
書籍CD
初版発行日
著者
題名
副題
解説
紹介
参考
備考
Blog
掲載日
標               題
22/09/08 自説にこだわるあまり孤立!
21/08/18 大阪人は決してケチではありません!
19/10/06 ゆったりとした時間を過ごす!
19/07/19 無理をすることなく「ありのまま」に!
19/06/03 トコトン追求すると失敗する!
16/03/02 器の大きな人はミスも計算している!
16/01/09 立場によってできないことは何だろうか?
15/09/30 どんな幸せも不幸のタネになる!
15/08/27 「相手に迷惑をかけない」を教えるのが“しつけ”!
15/02/21 世間に対して不作法は許されない、と!
15/02/08 あるがのままの自分で!
15/01/26 恩も仇も水に流してもらうのがいちばん!
14/09/27 構えのない人、自由な人間の条件!
14/08/03 ケガレは、いじけた心や負の心にも取り憑く!
14/04/27 「生意気な人」と「頼りがいのある人」は紙一重!
13/01/07 相手に対する批判と判断を捨てたときから!
12/12/18 落ちぶれて 袖に涙のかかる時 人の心の奥ぞ知らるる!
12/01/24 人類は自分たちに役立つことばかりを求めてきた!
12/01/18 自分のある人は、怒りや悲しみをしまっておける場所がある!
11/09/19 幼児にかぎって「してもらうことが当たり前」!
11/07/20 利益欲は必ずしも有害ではない!
11/02/24 本心を見抜く方法!
11/02/23 欲望の「もっと」を減らせば!
11/01/22 本当の自分を隠そうとした結果が自意識過剰!
11/01/06 ほんのささいなことを一つずつ納得のいくように!
10/12/24 その人間がその気になりさえすれば!
10/07/14 民主主義的は最悪と最善の決定を避ける!
10/02/16 人が成長して社会生活をするとき、日々これ戦い!
10/02/03 “人生は広い”という幅のある発想!
09/11/07 「運がわるい」とはマイナス思考が原因!
09/09/12 人生においては、ムリに功名を求める必要はない!