Topへ
PHP文庫
1990/09/17
ア01-04
会田雄次
よみがえれバサラの精神
今、何が、日本人に必要なのか?
 (バサラの意味する)「思いのままに行動する」というのは、まさにその言葉通りに、「まま(侭)」なのであり、人事を尽くす、ということにほかならない。中途半端に放縦放蕩をやるのは単なるふしだらであって、バサラとは程遠い、途方もなく生きる、それはすでにして生きることそれ自体への執着をなにほどか超越しているのである。おのれの生=死を一個の冗談に、ただし死活の覚悟に発する冗談にまで昇華させてしまうのがバサラだといえよう。
 古典的名画の落札、外国企業の相次ぐ買収など、「世界一の金持ち国家・日本」を象徴する事例には事欠かない。しかし、それは本当の“豊かさ”なのか?
 現代日本の社会・文化の諸相に光を当てると、そこには“たかり・狭量・矮小”ともいえる退嬰的精神が見え隠れする。
 本書は、21世紀の日本がさらに発展し、真の豊かさを築くためには、常軌を逸した一層の進取の気概と器量、すなわち、バサラの精神こそが必要と説く、本格的評論集である。
発行所
書籍CD
初版発行日
著者
題名
副題
解説
紹介
参考
備考
Blog
掲載日
標               題
22/10/22 先が見えてると大きな夢が見られない!
20/05/05 日本は一億総利己主義を確立?
19/09/16 積極的に、チョロチョロしましょう!
17/04/11 すべて先入観で物事を見てしまう!
17/03/10 東京文化の限界が見え始めています!
16/11/14 名所建築物、当時の人は「よくもこんなものを」と!
16/05/11 多様な世界の最適な組み合わせを!
16/05/03 古くて新しいものは滅びず!
15/01/23 自尊心を守るため、“個性、個性”と大合唱!
13/08/15 日本は「第二の敗戦」に至ったのだろうか!
13/04/23 社会のことを思い考えてはじめて知性になる!
13/02/02 片隅の幸福、小さな平和を求める!
11/10/01 自分が落ちぶれた時にだけは平等を望む!
11/09/09 人のために生きていくこと!
11/06/27 足元にある幸福や満足を体感! 
11/06/18 “ムダを無くそう”と叫んでいるうちは、文化は生まれない!
11/06/09 途方もないムダが名所建築物を生む!
11/04/21 金儲けした人たちは、進んで不況に対決している!
11/04/03 一流のアイデアマンは、変なプライドがない!
10/05/04 人間の魅力の要素!
09/12/12 効率、スピードを求め、効果的にやろうとすることは間違いの始まり!
09/08/11 日本の生き残り策は、日本人がつねに最高の技術を使かうこと!
09/07/29  いまは行き場を見失ったかのように停滞!