浄光明寺(真言宗)
鎌倉市扇ガ谷2-12-1 標高 14.8m~40.3m
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 階段手前右は虚空蔵菩薩。
 境内を奥に進むと、石段の上に頼朝の建てた永福寺(ようふくじ)から移されたと言い伝えられる本堂があります。中には、阿弥陀(あみだ)・釈迦(しゃか).弥勒(みろく)の過去・現在・未来を表す三世仏が安置されています。本堂の横にある収蔵庫には、本尊の阿弥陀三尊像(あみださんそんぞう)(国重文)と地蔵菩薩像(じぞうぼさつぞう)が安置されています。阿弥陀如来像は、鎌倉時代末期の宋(現在の中国)の影響を受けた彫刻で、像の高さが141cmもあり大きく立派なことと、粘土を貼り付けた土絞(どもん)という模様(もよう)が






 本堂

 この本堂はかつてあった永福寺(別名二階堂、頼朝の建立)の古材をもちいて建てたものだという
 仏殿内の三世仏。
 阿弥陀如来像(撮影禁止)が収納されています。「中品上生」の手のポーズが珍しい。
 本尊の若々しい表情、両脇侍の小首をかしげたポーズ、ひきつけられる。
あることでで知られています。
 地蔵菩薩は矢拾(やひろ)い地蔵ともいわれ、足利尊氏の弟直義(ただよし)の守り本尊であったと伝えられています。ある戦いのとき直義が矢がなくなって困っていたところ、1人の子どもの僧が走ってきて矢を拾い集め、直義に差し出しました。
館(やかた)に帰って日ごろ信仰している地蔵を見ると矢を1本錫杖(しゃくじょう)(杖)とともに持っていたので、直義はあの子どもの僧は日ごろ信仰している地蔵とわかったそうです。地蔵の右手に持つ錫杖の柄は、矢の形に作られています。


 鎌倉市教育委員会発行「かまくら子ども風土記(13版)」より




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