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さ06-05
斉藤茂太
立派な親ほど子供をダメにする
 大人には何とも感じられないような小さなことでも、子供の心には深い傷を残すことがあります。子供の「問題行動」というのは、うまく伝えられない心のゆがみを、必死になっておとなにわかってもらおうとしている子供達の「サイン」なのかもしれません。
精神医学の豊富な経験から、成長に応じたかたちで子供を見守り、みちびいていくための、親の心構えを説いた親子関係の処方箋。
 育児の秘訣は? などという質問にぶつかると、私は、「なあに、子供はほっといても育つものですよ」と答える。「ほっぽっておけ」と言ったところで、親というものは完全に子をほうりっ放しにはできないものだ。どうしても関心が子に向くし、干渉しがちになる。頭でっかちの親ほどそうだ。適度ならいいが、これも度を過ごすといけない。だから、私は「ほっぽっておけ」と言うのである。その構えでいけば、親と子の間の距離も、少しは素朴なものになろうと思うのだ。
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書籍CD
初版発行日
著者
題名
副題
解説
紹介
参考
備考
Blog
掲載日
標               題
18/11/11 父親の威厳というもの!
16/03/29 子供が理解できていないことを“しかる”と!
16/02/03 兄弟の比較をすることはマイナスが大きい!
16/01/12 実際の生活は、むしろ不完全な方がよい!
16/01/05 料理の上手は頭がいい!
15/04/28 自尊心を子供の心の中に!
14/03/02 人を苛めて、自分の心の傷を癒す人たちにマスコミは同調する!
13/10/11 しつける側中心の「おしつけ」になっていませんか?
13/04/09 家風という空気のあるところでの子育てが必要!
13/04/07 子どもに「思いやり」の心を育てるには、おおらかな心が必要!
13/04/06 親と子の価値観が対立した場合には!
13/04/05 子育ては、親が教養を身につける、最短コース!
12/10/03 貧富の差が広がると治安が悪くなる!
12/08/30 子供と話題を共にするということも考えたいもの!
12/08/28 10代の子どもは、感情の起伏がとても激しい!
12/06/03 心の中に不満は、感謝することがないということ!
12/04/16 それで子供が幸せかというと……疑問!
11/08/10 お母さんから男らしさを学ぶ?
11/08/07 現在を基礎にして過去を生かす生き方!
11/03/30 よく抱いて育てられている赤ちゃんは夜泣きがない!
11/01/05 子供と話題を共にするということを考えたい!
10/09/02 愛情と責任を持って育てていくしかないのだ!
10/06/18 冷たいドライな親子関係、それが動物としては自然!
09/10/14 リスクと責任をもつから、人間としての力が伸びる!
09/07/20 自分、平々凡々な“俗人”であることを示せばよい!