長谷寺は山すそに開かれた寺なので、境内が上と下に分かれています。どっしりとした屋根、瓦の総門の脇から下の境内に入ると、左にハスの花が咲く妙智池(みょうちいけ)が、右にコイなどが泳ぐ放生池(いけ)があります。その二つの池のまわりには梅やボタン、ショウブなどか季節ごとに美しく咲き、1年を
通じて花を楽しむことができるので「花の寺」ともいわれます。妙智池のとろには、以則は大黒堂(だいこくどう)がありましたが、現在は上の境内の観音堂の横に移されました。
卍池。
【卍】
① もとインドでビシュヌ神の胸毛より起こった吉祥のしるし。仏菩薩の胸・手・足などに現われた吉祥・万徳の相を示すもの。
水子地蔵菩薩坐像。
【水子・稚子・若子】
① 生まれてから、日のたっていない子。あかご。
② 胎児。特に、流産したり堕胎した胎児。