竜王山 石仏群
尾道市日比崎町  標高:144.5m
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 蔵王権現は修験道の本尊で、役小角(えんのおづぬ)が奈良・吉野の金峯山(きんぷせん)で行っていた一千日修行で衆生を救う仏の出現を祈ったときに、感得したと伝えられています。一説には、はじめ釈迦如来が現れましたが、乱れた世には優しすぎると訴えたところ、次に千手観音、そして弥勒菩薩が出現。それでも納得しないでいると、最後に念怒相の蔵王権現が登場したそうです。外見は明王と類似しており、一面三眼(二眼もある)二臂の念怒形で青黒い身体です。
 修験道、滝修行、お遍路参りなどの伝統は、いずれも自然と一体になって精神世界への扉を開き、気づきや悟りを促すもので、これは、アメリカ・インディアンのビジョン・クエストとも通じるものです。
 現実の日常生活からいったん自分を切り離してみると、見えてくるものがあるということなのでしょう。
右手と右足を上げているのが特徴で、金剛杵を持つ場合もあります。左手は刀印または剣印を結び、腰に当てています。

    弘法大師像
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