PHP文庫
2015/03/17
さ61-02
佐伯啓思
20世紀とは何だったのか
西洋の没落とグローバリズム
西洋近代主義が「ニヒリズム」へと行き着き、それが今や世界を覆いつつある……本書は京都大学における「現代文明総論」講義をまとめたもの。現代の先進国に生きるわれわれは、かつてなく自由に、豊かになり、便利で快適な生活環境を実現してきた。しかし、本当に、われわれは「善き社会」を実現できているのか……。文庫化にあたって最終講義「『近代の超克』という試み」を収録。解説・松原隆一郎。
第1章 近代から現代へ …… 第一次大戦の衝撃と西欧の悲劇
第2章 価値転換を迫られるヨーロッパ …… ニーチェの真意
第3章 ニヒリズムと「存在の不安」 …… ハイデガーの試み
第4章 なぜファシズムが生まれたのか …… 根無し草の帰る場所
第5章 「大衆社会」とは何か …… 近代主義の負の遺産
第6章 経済を変えた大衆社会 …… 貨幣の新しい意味
第7章 アメリカ文明の終着点 …… 技術主義とニヒリズム
附 論 「近代の超克」という試み …… 京都大学最終講義
目次より
発行所
書籍CD
初版発行日
著者
題名
副題
解説
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参考
備考