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PHP文庫
1994/01/19
か05-10
加藤諦三
人生の悲劇は「よい子」に始まる
見せかけの性格が抱える問題
 この本は親子の問題を論じているが、同時に、それを通して自分の潜在的な可能性をどう実現するかを考えたものである。自分が幼い頃に受けた心の傷を無視して生きようとすれば、必ず生きることへの無意味感や、劣等感に悩まされる。心の傷に生涯支配されてしまうのだ。私もその一人であるが、小さい頃「よい子」であることが幸福の条件であると思い込んで、自分の本性を裏切り続けてきた人がいる。そこで、そういう人のために、人間にとって最善の生き方とはどのようなものか考えていきたいと思う。
 家庭内暴力や登校拒否、神経症やうつ病の原因は、実は「よい子」にあった。幼い頃、親から見捨てられる恐怖におびえ、従順なよい子を演じてきた人は、心の病に悩まされることになるという。                                            本書は、著者が自らの体験をもとに、問題ある親のあり方や、生真面目に生きてきた人間のもろさを分析するとともに、自己実現を可能にする生き方を提案する。生きる勇気と自信を与えてくれる一冊。 
発行所
書籍CD
初版発行日
著者
題名
副題
解説
紹介
参考
備考
Blog
掲載日
標               題
22/03/14 無意識に子供にしがみついている場合がある!
16/07/14 自分の感情をそのまま表現すると?
15/09/28 白髪が出るくらい人生を生きてきたんだな、よしよし!
15/04/03 “正しさ”は、その状況の中で正しいのだ!
14/12/19 「家庭」も小さな組織である!
14/03/22 表面的な行動だけではわからない!
14/02/10 「あんたのせいでこうなった」と言い続けられた子供!
13/08/12 人と会うことが苦手な人は!
13/05/08 子供には「そう、そう。すごいね」と!
13/04/22 とても子供を愛しているように見える親が!
12/03/19 「人とうまくいかない」と訴える人の共通の思い込み!
12/01/10 他者否定の人の特徴は、卑怯ということ!
11/09/30 異質の人を敬遠しないで、その出会いを大切にしよう!
11/04/17 お母さんの「好きよ」というひと言は子どもにとっては命!
11/03/21 他人の心をも手荒に乱暴に扱う!
11/03/17 相手に気に入られようと自分を犠牲にする!
11/03/10 相手を信頼できない人は、自分を信頼できない人!
11/02/16 問題を人に解決してもらおうとしている人!
10/11/20 腹が立ったとき、人間は何とかして憂さを晴らそうとする!
10/11/17 自分がないから、怒りや悲しみをしまっておく場所がない!
10/11/02 「自分に甘く、他人にきびしく」!
10/10/28 何かにつけて失敗を叱られていた子供!
10/08/15 よい子を動かしているのは不安! 
10/07/06 親の自立が、子供の自立に!
10/06/27 敵意があるからこそ、堅苦しい礼儀を守る!
10/06/22 社会に対してつけている仮面!
10/05/10 あなたのためにこんなにしてあげてるのに!
10/05/08 人は我がどうしてもとれない!
10/03/04 人の好意を得ることで、自分を守ろうとして生きてきた人!
09/11/01 与えるという行為は、とても易しい行為!