Topへ
PHP文庫
ひ08-02
日野原重明
いのちの器
医と老いと死をめぐって
 人間のからだは、病み、老い、やがては土に帰っていく「土の器」。しかしその器に健やかな心を盛ることができるなら、それは朽ちることのない「宝」となる……医師と患者が、共に人間としての誇りをもって心を通わせあう医療を提唱・実践してきた著者。長年にわたる患者との対話、人間の生と死をみつめてきた時間を通しての深い思索を、わかりやすい言葉でやさしく語りかけた珠玉の随想集。
 私たちの子供のころは、ステンレスやプラスチックやディスポーザブルの器はなく、たいていの容れ物は土でできた陶器や磁器の容れ物であった。小さな手に持った大切な器を落として当惑したり、叱られたことを思い出す。
 私たちの今のからだは、ステンレスでもプラスチックでもなく、朽ちる土の器である。その中に何を盛るかが、私たちの一生の課題である。
 若い時から、一生をかけて盛る、土でできたいのちの器を、いのちゆえに器も大切にしたいと思う。

                     本書「エピローグ」より
発行所
書籍CD
初版発行日
著者
題名
副題
解説
紹介
参考
備考
Blog
掲載日
標               題
15/04/23 インド人の生き方!
14/05/22 健康管理に「おおよそ」の思想を!
13/12/31 元旦の朝は家にも「今年も一年よろしくお願いします」!
13/01/16 植物に対しては動物以上に共生関係を壊してきた!
12/12/31 元日と元旦は同じ意味ではない!
12/06/12 教育も投資、利益をあげるべきだ!
12/03/29 みずから防衛するという意識がなかった!
11/11/18 食・睡眠・運動に関する習慣を振り返る!
11/09/15 集団の一員としての生き方を打ち立てる!
10/05/09 「いい気なものだな」と思わせる人が少なくない!
09/10/31 自然も、生態系にも“衰弱のサイクル”がある!
09/10/28 あなたが経てきた歴史は、そのままあなたの物語!