錦屏山 瑞泉寺(臨済宗)
鎌倉市二階堂710 標高 53.7m
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 本堂(大雄宝殿)。 
 本堂には本尊の「釈迦牟尼仏」、左は徳川光圀が寄進したという「木造千手観音菩薩坐像」、右は開山の「夢窓国師像」。
 「どこも苦地蔵(くじぞう)」をまつる地蔵堂があります。「どこも苦地蔵」というのは、昔扇ガ谷(おおぎがやつ)にあり、この地蔵をお守りしていた堂守(どうもり)が貧乏して、よそに移って生活しようとしたところ、地蔵が「どこも(苦)、どこも(苦)」と言ったので、どこへ行っても苦しいことは同じだと知って、よそへ行かなかったという伝説からです。
 仏殿の裏に、夢窓国師の指図(さしず)のもとにつくられた庭園(国名勝)が発掘復元されています。
 後ろの山から泉水(せんすい)を引いて岩盤を
 地蔵堂。
 
 堂の前には大黒天と布袋尊。
 木造地蔵菩薩立像

 「どこも苦地蔵」地蔵堂の堂主が貧しさのあまり逃げだそうとすると、夢枕に地蔵が現れて、「どこも、どこも」 と告げたという。
うがった池(貯清池(ちょせいち))に水をたたえたこの庭園は、南北朝期の禅の庭として貴重なものです。

 鎌倉市教育委員会発行「かまくら子ども風土記(13版)」より






 夢想疎石によって造営されたという庭園。
 1970年から1971年の発掘調査によって復元された。
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