御霊神社(権五郎神社)
鎌倉市坂ノ下4-9  標高 出発:10.2m
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 福禄寿のある御霊神社では、毎年、九月八日に県指定の無形民俗文化財である面掛行列が行われる。行列の仮面姿は・種類で、福禄寿をはじ的、阿亀(おかめ)、女(とりあげ)、爺(じい)、鬼、異形(いぎょう)、鼻長(はななが)、烏天狗(からすてんぐ)、翁(おきな)、火吹男(ひよつとこ)のほか、猿田彦(てんぐ)が町を練り歩く。
 境内には、樹齢約350年、高さ20mのタブの木が高く枝を繁らせています。その下を進むと正面の石段があり、上がった所が社殿です。屋根には金色の二枚の矢羽根がついています。祭神である鎌倉権五郎景正の紋章が社紋となっていると伝えられています。拝殿の脇に彫刻があり、後ろの本殿にも豊かな彫刻がほどこされていて、立派な造りであることは、後ろに回るとよくわかります。社殿に向かって右側に、「景正の袂石(たもといし)」(約38kg)や「景正の手玉石(てだまいし)」(約68kg)という丸い石があります。また、社殿の前には
「弓立ての松」が置かれています。これは景正が領内をまわるときに弓をたてかけて休んだという松の木の一部だといわれていますが、900年の年月を経て中が腐って穴があいたようになっています。いずれも景正の力が強かったことを伝えるものです。


 鎌倉市教育委員会発行「かまくら子ども風土記(13版)」より









    弓立の松
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