虚空蔵堂の内部
海中より引き上げられたと伝わる虚空蔵菩薩像を安置。「空海が、海の彼方の輝く老木を引き上げて等身大の虚空蔵菩薩座像を刻み安置した」、という伝説は他の地にもあります。
薬師如来の真言=「おんころころせんだり まとうぎそわか」
虚空蔵堂の内部
虚空蔵菩薩像の左側の仏像郡。(観音像の後ろになり、全部は見えません。)
4月の終わり頃から5月初旬は、牡丹が咲いています。
牡丹の花は、財運を招くとされています。
「牡丹にシシ」(縁起)
シシの体毛に発生する害虫は増殖すると獣の肉をも食い尽くすが、牡丹の花の夜露にあたると死ぬ。ここから、シシと牡丹とが結び付けられて考えられるようになったという。また、シシは獣の、牡丹は花の王であることから組み合わせられたとも言われる。
シーズンともなれば百株をも越える牡丹が咲いた境内は、その名残りをとどめるが如くバラとダリヤ数本が秋の終りを告げながらひっそりたてる。
(1973/06/30発行「郷土の石ぶみ」より)