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よ21-01
頼藤和寛
お母さんの目からウロコが落ちる本
親が子どもにできること、できないこと
 「心豊かな子どもに育てよう」「子どもはほめて育てよう」「子育ては三歳までに決まる」……。世の中にあふれかえる育児情報、子育て神話の数々に、お母さん方の悩みは尽きないけれど、豊かで少子化が進んだ平成時代の親の悩みのほとんどは、「悩むほどのことはない」か脳んでもどうしようもない」ことに気づけば子育てはこんなにラクになる! まさにお母さんの目からウロコが落ちる子育て論。
 育児にあたって最初に覚悟しておいてほしいのは、「ほとんどの子どもは、大人の思い通りには育たない」という原則です。これを忘れてはいけません。もちろん一部には、親の思い通りに出来上がる子どももいますが、これはたまたまその子の本質が親の期待と偶然の一致を示したか、あるいは強烈な親からのマインドコントロールによって、主体性を喪失してしまったか、のどちらかなのです。
そうすると、思い通りに育たなかったからといって、嘆くにはおよばないわけです。
                                (本文より)
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標               題
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