さ06-30
斎藤茂太
老いは楽しい
健康で、明るく、楽しく、品よく生きる。老いてはそういう生き方がいい。本書は、肉体的に衰えを感じ始める世代ならではの、人生の楽しみ方を「心の名医」であるモタさんがやさしくアドバイス。「ささやかな喜びを」大切に。旅は「好奇心」を働かせるチャンス。「思い出を美化する力」は幸せになるための能力---考え方、感じ方をちょっと変えるだけで上機嫌な毎日を過ごせる! 待ってました老後!
年をとると、肉体的に衰えていくのは確かだ。明るく楽しく過ごそうとしても、身体がいうことをきかないということだってある。私も足腰が弱くなって辛い。だから「老い」に拒絶反応が出るのもわかる。それでも、「老い」はまんざら悪いことではないと申し上げよう。
人生の山も谷も越えてきた経験の蓄積が加わると「甘さ」だけでなく、「酸っぱさ」にも「苦さ」にも芳醇な味わいを感じられるようになると思う。「老い」を迎えることで人生の楽しみに広がりが出る、と言い換えてもいい。
本書「まえがき」より抜粋
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