さ25-03

坂崎重盛

「人間関係ぎらい」を楽しむ生き方

　この本は､タイトルのとおり一応、人間関係をテーマにしています。しかし内容は､厳しい競争社会を上手に乗り切る方法を教えようというものではありません。ときに理不尽とも思える攻撃を仕掛けてくる世間と、どう距離を置き､自分流のスタイルで快適に生きていくか。そんな生き方のコツを紹介した本です。「坂崎流の生き方」を参考に、人生を楽しんでみませんか。『やっと気づいた人間関』を改題。

　世間という怪物は、ときに楽しく、やさしい顔を見せますが、ときに、まったく理不尽とも思える攻撃をしかけてくることがあります。それは、世間というものが､種々雑多な人間によって構成されているから、当然と言えば当然のことです。
　ですから、この世間という怪物とつきあうには、ある程度の技術を習得しなければならないようです。世間の暗黙のルールを知り、世間に参加する際のマナーも身につけなければなりません。また、ときに出会わざるを得ない、世間のなかの邪悪なるものから身を守るための自衛の技術も必要となるでしょう。
　本書｢まえがきにかえて｣より

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