妙法山持宝院 星谷寺(真言宗大覚寺派)
座間市入谷三丁目  標高:52.2m
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 よくお寺の門前に六地蔵が祀られています。これは、仏の世界に行くには六つの苦の世界、つまり、罪が罪を生む苦の世界の地獄、飢え、欲ばりの世界の餓鬼、動物的無道徳の世界の畜生、争い続けて平和のない世界の修羅、生老病死、天災に苦しむ世界の人間、快楽に溺れ、死の苦しみのある世界の天界の六道の辻を通り抜けなければならないのですが、その六道それぞれでお地蔵さまが衆生を救ってくれるからです。
 悟りを得られなかった人間が地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天の六道のなかを輪廻することから救うため、「六地蔵」が生まれた。
 本尊は聖観音菩薩で、坂東八番の札所として著名な真言宗大覚寺派の寺院です。寺の縁起によれば奈良時代・聖武天皇の御代(724~748年)に高僧行基により営まれた堂宇が寺の起こりとされます。嘉禄三年紀梵鐘(国重要文化財)、宝篋印塔や文書類(座間市重要文化財)など、多くの寺宝を伝えます。
 星谷寺は観音霊場として知られる古刹で、座間や相模原市域に幾つかの星谷道と呼ばれる古道がある。市域を通るものは、木曽方面から境川橋を渡って、台地を横断し、相武台から谷戸山公園を通って星谷寺に至る道で、相州道、府中道などとも呼ばれるが、市域南部に相模台団地、相武台団地、小田急線などによって道筋が変じられたり途絶えたりしている。
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