妙法山持宝院 星谷寺(真言宗大覚寺派)
座間市入谷三丁目  標高:52.2m
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 空海(弘法大師)の教えの中に、「三密加持(さんみつかじ)」というのがあります。

 三密加持の「三密」とは、“三つの秘密の働き”で、「心密(しんみつ)=心の働き(思い)」、「語密(ごみつ)=言葉の働き(言葉)」、身密(しんみつ)=身体の働き(行動)のことです。
 三密(思い・言葉・行動)の基本は、まず、「思う」ところにあります。ですから、良いことを思って、良い言葉を口にし、良い行動ができる人間であるよう、最初に発生する自分の中の思いをいつも良いものにしていることが大切です。と。
【弘法大師像】
 弘法大師空海は、日本最高の書家の一人としても有名。彼は「その字を書くときは、その気持ちになれ」といっています。岩という字を書くなら、岩をイメージして、自分が岩になった気持ちになれ、というのです。そうしてこそ、最高の字が書けるというのです。
 正しくは星谷寺(しょうこうじ)。一般に星谷寺(ほしのやでら)と呼び慣わされている。観音堂があって古くから星谷観音(坂東八番札所)として知られる。古い寺で、奈良時代に行基が開山したと伝えられる。北方の星谷寺奥の院跡と伝えられる場所が、現在の県立谷戸山公園の中にあって、五基の板碑群と古い墓地が残されている。梵鐘もまた関東では一番古く、嘉禄3年(1227)銘のもの。星谷寺文書も残り、境内には文学碑も多い。






 宝篋印塔は、もともと釈迦の遺骨と仏教の真義を要約した「宝篋印陀羅尼経」を安置する塔としてインドに発生したものを起源としている。日本では、必すしも宝篋印陀羅尼経を納めるものではなくなり、供養塔や墓碑として建立されるようになった。江戸時代中期になると特に大型のものが建立されるようになり、装飾な面も強くなりましたが、下の塔もその一例で当時の特徴をよく備えている。




 手水舎で手とロを水で清めるのは、清流や湧(わ)き水などで心身を清める禊(みそぎ)から来ている。禊に代わるものとして手水が行なわれています。
①まず右手で柄杓を持って水を汲み、左手にかける。
②次に柄杓を左手に持ちかえ、水を汲んで右手にかける。
③再び右手に柄杓を持ちかえ、水を汲み、左手の手のひらにその水を受け、ロをすすぐ。このとき柄杓を直接ロにつけるのは厳禁。
 口をすすいだ水は静かに排水に吐き出す。
④口をすすぎ終えたら、もう一度左手に水をかける。これで手と口、すなわち身が清められる。
⑤最後に、水が残っている柄杓を立て、流れ落ちる水で手に持った柄の部分を洗い清める。そして元の場所に戻す。
    宝篋印塔

 昭和53年指定座間市重要文化財建立年代:宝暦13年( 1763年) /関東大震災で倒壊後復元。
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