建長寺 仏殿、法堂、方丈
標高 41.0m
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 方丈内部。
 心字池を中央に配し、周囲は芝地に、低木や名石を配置している。
 方丈に上がり、後ろにまわると、庭園(国名勝)があります。 「心」の字の形に掘った池なので「心字の池」といわれる「蘸碧池(さんぺきち)」を中心とした庭園で、開山の蘭渓道隆が造ったといわれ、わが国の禅寺の方丈庭園の始まりです。
後に何度か改修されたので、当時とはおもむきが違うようですが、きれいな水をたたえ、ツツジやスイレンなどが咲く美しい庭園です。
 この池のそばに大きな松の木があって「霊松(れいしょう)」といって尊ばれていましたが、1946年(昭和21年)ころに枯れてしまいました。
この松には、次のような伝説がありました。
 あるとき、大覚禅師が庭園に出てみると、松の木の上から話しかける者がいたので、
 「あなたは、誰ですか。」
とたずねると、
 「私は、鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐ









う)の神である。」
といって、消えてしまったということです。

 鎌倉市教育委員会発行「かまくら子ども風土記(13版)」より
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