五所神社板碑
材木座五所神社境内、本殿向って左側の覆屋の中にある。粘板岩製。下総系板碑で碑面上部に蓮華形天蓋を描き瓔珞を下げ、その下に倶利伽羅竜の如く、剣に巻きついた不動明王の種子(カーン)を刻す。弘長二年(1262)十一月二十日の銘がある。重要美術品。光明寺墓地にある板碑と対碑といわれている。
鎌倉 趣味の史跡めぐり
(長峰 五幸 編集)
材木座海岸の豆腐川の河口にあったという石が祀られています。
舟や海水浴客、漁師に悪さをしたり、いたずらをしたため、陸に引き上げられた。
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神輿庫の右手の小さな建物には「弘長二年」(1262年)の年号が刻まれた板碑が完全な姿で残され、鎌倉時代の貴重なものです。この板碑は、実相寺(じっそうじ)の南に建っていて廃寺(はいじ)になった観応寺(かんのうじ)にあったものだといわれます。
鎌倉市教育委員会発行「かまくら子ども風土記(13版)」より