西台山英月院 光照寺(時宗)
鎌倉市山ノ内827番地 標高 23.5m
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 本堂は、山門奥正面に見え、本尊の阿弥陀如来(あみだにょらい)像や両脇に観音(かんのん)と勢至(せいし)の菩薩像(ぼさつぞう)を安置してあります。阿弥陀如来の中に、「正長二年」(1429年)と修理した年号が書かれているので、それ以前に造られたものと思われます。観音と勢至の像も貴重な室町時代の彫刻です。脇に東渓院から移された「天文二十五年」(1556年)の年号がある釈迦(しゃか)如来像があります。そのほかに、台座は室町時代の作で、江戸時代に作られたとみられる日限(ひぎり)地蔵と呼ばれる像や薬師如来(やくしにょらい)像、
一向上人(いっこうしょうにん)像などもあります。
 本堂に向かって右側に並んで庫裏が建っています。玄関の前には鎌倉時代の「正中二年」(1325年)の年号がある70cmほどの安山岩製の板碑(いたひ)があります。上のほうには、阿弥陀三尊のしるしである梵字(ぼんじ)が彫ってあります。
子が親の供養をするめたに作られ、室町時代の墓所と考えられる裏の竹やぶのところに移されました。安山岩で作られたこのような古い板碑で年号がわかるものは珍しく、貴重な資料です。
(鎌倉市教育委員会発行「かまくら子ども風土記(13版)」より)




 本堂横を行くと。





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