山脇神社(祭神は大山津美之神)
尾道市東久保町  標高:30.4m
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 「猿真似」を追求して、何がいけないのでしょう?

 真似て、真似て、真似て……いいところを徹底的に取り入れていくうちに、徐々に「ここはもうちょっとこうしたほうがいいかな?」とか、「ここは少し変えてみよう」など、自分ならではの「オリジナル」が見つかってくるものです。 うまくいっている人や店には、うまくいっているなりの「理由」が必ずあります。「オリジナル」は「猿真似」から進化するものなのです。
 拝殿の裏にある本殿。

 石段の左右に、猿の石像があります。
 境内に狛犬ではなく「猿」が置かれているところです。 猿は、もともと神様と人間のあいだをとりもつ存在として、昔から敬われる存在でした。大山咋神が山の神ということもあり、同じく山の守り神とも呼ばれる猿が使いとして重宝されていたようです。
 祭神が猿を神使いとすることから、狛犬に変えて猿の石像が守護する珍しい狛猿が置かれています。
 「さる」という音から勝る(まさる)」「魔が去る(まがさる)」とも考えられ、勝運の神や魔除けの神として置かれています。音読みの「えん」という音から、猿が「縁(えん)」を運んできてくれると考え、商売繁盛や縁結びの祈願を受けに来る方も多くいます。
松江にある伝説を紹介します。
(尾道と松江の往来は盛んだったのです。)

「猿のしっぽはなぜ短い」

 むかしむかしの大昔、猿のしっぽは33尋(約50~60m)あったそうです。それが熊のために騙されて、あのような短いしっぽになってしまいました。
 あの時、猿は熊の家を訪ねて行って、どうすればたくさんの川の魚を、取ることができるのだろうかと相談しました。そうすると熊が言うには、今晩のような寒い晩に、ん。
切れました。猿の顔の真っ赤なのも、その時のあまりに力を込めて引っ張ったためだと言っている人があります。 
どこか深い淵の岩の上に座って、そのしっぽを水の中につけておいてごらん。きっと色々な雑魚がきてくっついてくるからと教えてくれました。
 猿は大喜びで教えてもらった通りにして待っていますと、夜が更けていくうちに、だんだんとしっぽが重くなりました。
それは氷が張ってきたので下が、お猿は雑魚が来てくっついたのだと思っていました。もうこれぐらい取れたら十分だ。あんまり冷たいから帰りましょうと思って、しっぽを引き上げようとしたけれどもなんとしても抜けません。これは大変だと大騒ぎして、無理に引っ張ったところが、その尻尾が根元からぶっつりと










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