六道に迷って苦しむ衆生を救うと説いています。
日本では、真言宗が六観音として聖観音(地獄道)・十一面観音(修羅道)・千手観音(餓鬼道)・馬頭観音(畜生道)・如意輪観音(人道)・准胝観音(天道)を定め、天台宗は准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音としていました。
袴腰鐘楼
観音菩薩は聖観音が基本の姿であるが、6世紀頃の中国で密教の教義により様々な変化観音が生まれた。法華経の中の「観世音菩薩普門品第二十五(観音経)では、聖観音を含めた六観音が六道輪廻(世の中のあらゆる生命は六種類の世界に生まれ変わりを繰り返すという教え) の思想に基づいて
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観音・虚空蔵・文殊・普賢・勢至などの菩薩、大日如来、不動明王、阿弥陀如来。
菩薩様が眠たげな眼をしているのは、常に内側に目を向けるためといわれています。目を見開いて、見えているものばかりに目を向けていては真実を見失う。
そういう「半眼」の心はとても重要です。
また、利他の心で、人様に思いやりをかけると菩薩にもなれる、逆に、煩悩のまま自由に行動すると悪魔にもなる、と。